生後3ヵ月:動きと感覚の発達

生後3ヵ月:動きと感覚の発達

最後の更新: 12 6月, 2018

生後3ヵ月では、赤ちゃんの視覚、聴覚がより発達し、まだうまく動かせないとはいえ、動きがより意思のあるものになってきます。

見た目としては、手足のしわや顔の表情がはっきりとしてきます。この頃までにはきっと赤ちゃんの笑顔にメロメロになっていることでしょう。赤ちゃんも機会があればいつでもどんどん笑顔を見せてくれるようになっています。

この段階では、親は赤ちゃんがものすごい速さで成長しているのがわかると思います。平均体重は6.2㎏ほどで、平均身長は約60cmになります。

赤ちゃんは周囲、特に音や音楽にかなり注意を払うようになります。今が刺激を与えるエクササイズを始めるには適切な時期です。(危険でないものであれば)遊ぶときに音が出たり、光を発したりするおもちゃを与えてみましょう。

お子さんに静かな音楽を聴かせたり、お風呂に入っているときにばしゃばしゃ水をはねさせて遊んでみましょう。

生後3ヵ月にはたくさんの刺激を

赤ちゃんの特徴

既に言ったように、生後3ヵ月の赤ちゃんは、視覚(6ヵ月で完全になる)と聴覚などの一部の感覚がものすごく発達します。

生後1ヵ月や2ヵ月のときと違って、指さしたり、興味のあるものを触ったりつかんだりさえできるようになります。

この時期にお子さんが経験するその他の変化としては:

  • うつ伏せで頭をもちあげることができるようになります。長い時間はできないとしても、だっこする度にだんだん変わっていくのがわかるでしょう。
  • より長く寝るようになります。夜の間、おっぱいを飲むために起きることなく、より長い時間寝たままでいられるようになります。なかなか寝られないときは、赤ちゃんが夜寝ることに慣れるための日課を作ることで、眠りにいざなうことができます。お風呂に入ったり、電気を暗くしたり、本を読んであげたり、話しかけたりしてあげるといいかもしれません。
  • (今のところは)あーとかうーといったものだけですが、今までよりも多くの音を発します。
  • 人やものを認識できるようになります。
  • かなり動けるようになります。寝たまま脚をばたばた動かし、じっとしていることがなく、(まだできないとしても)硬いところで支えてあげると立とうとさえするかもしれません。

しかし覚えておいてください。これらは一つの指標にすぎず、赤ちゃんによって違います。

生後3ヵ月になると、視覚と聴覚が完全に発達します。

生後3ヵ月の赤ちゃんの食事

多くのお母さんが、赤ちゃんが生後3ヵ月になるとミルクを飲む量が減り、授乳中に気が散ったり泣き出してしまうことさえあるということに気が付きます。

このため、赤ちゃんの体重の増加が横ばいになること(専門家がそうなるべきだと言っています)も合わさって、十分に食べていないのではないかと思ってしまいます。

しかし、これは普通のことです。まず、赤ちゃんはおっぱいを飲むのがうまくなるので、同じ量のミルクを短い時間で飲むことができるようになるのです。

次に、赤ちゃんの脳と感覚が急激に発達しているので、気が散ってしまうのも理解できます。これにより驚き、最初に見たものや聞いた音がぼんやりすることになります。

最後に、お母さんが母乳があまり出なくなったのではないかと感じていたら、それは乳腺が必要に応じておっぱいを作れるようになったからかもしれません。これはもう一方のおっぱいから母乳がもれなくなる一因でもあります。

しかし、これを赤ちゃんが食べ物に興味がなくなったのだととらえてはいけません。赤ちゃんは義務感からではなく必要に応じて食べます。お腹が空けば、おっぱいを飲むのです。

仕事復帰

多くの国では、産休は産後60日か8週間で終わります。このとき多くのお母さんは複雑な気持ちになることでしょう。

一方、普通の生活を再開し職場や社会に「復帰」することで満足感も得られます。

新生児を育てるという難しい仕事に数か月向き合った後、仕事(いつもは文句を言うものですが)に戻ることは、新米ママにとってはまるで休暇のように感じられるのです。

ママと仕事

もちろん、反対のことも起こりえます。しばらく仕事と離れたあと、物事を新しい角度から見ることで、人生の方向性を考え直し未来にとって最良の選択をすることができるかもしれません。

一方、家に赤ちゃんを置いていくことへの苦悩もあるでしょう。赤ちゃんと一緒にいることに慣れてきて、自分がいないことに赤ちゃんは気づいているかなと思ったり、一番はそれで大丈夫かどうか心配になると思います。

あなたならどうしますか?子守をしてくれる人を探しますか?それともおばあちゃんに預けますか?本当のところは、この疑問に答える魔法の方法はないのです。

何度も考えて、家族とも話し合い、どんな気持ちなるか少し試してみてもいいかもしれません。この場合、プロの助けを借りることは悪いことではありません。精神療法士や授乳の専門家から、とても役に立つアドバイスが得られるかもしれません。

最も重要なことは、選んだ道を見返すときに周りをよく見渡し、自分と赤ちゃんの気持ちをどう解釈するか理解することです。

これができたら、この段階を満足したハッピーな気持ちで過ごすためには、何が一番かを決めなければなりません。


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