アプガーテスト(APGARテスト)をご存知ですか?

2019年3月16日
APGARテストのおかげで、これまで何百万人もの出生時の赤ちゃんが命を救われました。このテストは5つの判断基準に基づき、生まれて数分後の健康状態を見極めるものです。

APGAR(アプガー)テストは、50年代にこのテストを作り上げた小児科医にちなんで名付けられました。また、テスト名の頭文字に従って各テストをするので、産科医たちが覚えやすいよう語呂合わせとしても役立ちます。

今回はAPGARテストについてもっと詳しく見ていきましょう。

APGARテストとは?

1953年にアメリカの小児科医ヴァージニア・アプガーにより作られ、出産後間もない赤ちゃんに行う臨床検査です。この検査には、小児科医、看護師、新生児専門医、助産師が参加します。

5つの簡単なテストを通して、専門家たちが赤ちゃんの健康状態を分析し評価します。

各パートとも、0〜2のスコアが与えられます。最大スコアは10で、この状態が完璧な健康状態です。したがって、それ以下のスコアを得た場合、スコアが良くない部分に追加テストが必要になります。

APGARテストは赤ちゃんが生まれてすぐ数分以内に行われます。この間、赤ちゃんが出生後うまく対処できているか、苦しむ可能性があるかを判断します。

テストの各パートはそれぞれ約1分かかります。約5分後に赤ちゃんの状態が大まかにわかるということです。

さらに、このテストにより赤ちゃんの死亡率が大幅に減少し、健康問題を予測することができます。もし何か問題があれば、専門家による早期治療を開始することが可能です。

健康な赤ちゃん

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APGARテストの5つの判断基準

医師は新生児に行うテストを語呂合わせで覚えます。つまり、テストを最初に作った医師の名前の文字5つを使うのです。Aは「外観(Appearance)」、Pは「脈拍(Pulse)」、Gは「しかめ面(Grimace)」、Aは「活動(Activity)」、そしてRは「呼吸(Respiration)」。

最初のテストでは赤ちゃんの肌の色を見ます。異常がなければ2点、唇が青ければ1点、真っ青な場合は0点加えます。

次のテストは脈拍で、心拍数を調べます。1分あたりの脈拍が100を超える場合は2点、100未満は1点、脈拍が0なら0点です。

3つ目のテストはしかめ面を確かめます。特定の刺激を与えた際に、赤ちゃんが示す反応を見ます。

くしゃみや咳をしたり、脚をバタバタさせる反応が出れば2点。ですが、しかめ面がささやかだったりあまり泣き声をあげないなら1点。反応が何もなければ0点です。

4つ目のテストは刺激を与えた時の動きと筋肉の緊張を見ます。赤ちゃんが活発に動いている場合は2点、少し動くなら1点、全く動かない場合は0点です。

最後に、5つ目のテストは呼吸です。力強い呼吸があるなら2点追加、呼吸が弱かったり不規則な場合は1点、呼吸がないなら0点とします。

APGARテスト アプガーテスト

合計7〜10点が良い健康状態とされます。合計点が4〜6の赤ちゃんは直ちに回復処置が必要な場合があります。例えば、保育器に入れる必要があるかもしれません。

合計点が1〜3の赤ちゃんは、人工呼吸器や点滴などの緊急治療が必要です。そして合計点が0の場合、それは恐らく死亡を意味します。

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死亡率を軽減するテスト

APGARテストは、50年以上も前から使用され、新生児の死亡率を著しく軽減させてきました。実際、生まれて間も無くテストをすることが、特定の状態を治療したり予防する最善の方法です。

したがって、わずか5分の間で、特に緊急出産や早産、または複雑な出産で生まれた赤ちゃんの命を救うことができます。

このテストは赤ちゃんの将来の健康問題を防ぐものではないと心に留めておきましょう。あくまで生まれたときの状態を見るものです。