赤ちゃんが知覚している驚くべき7つのこと

· 2018年5月6日

赤ちゃんは周りで何が起こっているのか、全くわかっていないとよく言われます。しかし、赤ちゃんにはまだ知覚が無い、というのは思い違いなのです。

実際には、赤ちゃんは身の回りの出来事をよく理解しています。

出産後の新生児は、すでに外界からの刺激を感覚で解釈する力を備え持っているという事が、現代科学によって確認されています。

乳児の身体はまだ未熟で、これから発達していく状態であることは事実ですが、すでに赤ちゃんの感覚発達は、いくつかの原始反射が見られます。

赤ちゃんが潜在的に持つ可能性を充分に生かして、習得するチャンスを親が与えると、後にいくつもの向上効果が見られるような成長を促す事につながります。

ですので、今回は赤ちゃんが感じ取る事ができる7つの項目をご紹介します。

実は赤ちゃんが知っていた7つの事

1.お母さんの顔

視覚が完全ではないにも関わらず、新生児は母親の顔の輪郭を光の明暗で識別する事ができます。はっきりとしたイメージが脳裏になくても、お母さんの顔を正確に認識しているのです。

一緒に過ごす時間が長いのは母親という事が多いので、赤ちゃんはお母さんの顔を覚えます。もちろんお父さんの顔も、他にいつも近くにいる人の顔を覚える事もあります。

新生児は、顔を識別をする方法を習得します。

新しい家族

乳児の様々な成長と同様、顔の識別を学ぶのは、生命維持と関係があるのではないかという専門家の意見もあります。

つまり赤ちゃんは生きていくのに不可欠な存在を認識しているのです。新生児がいつも見ている顔に興味を持つのはごく自然な事です。

2.匂い

子宮内にいる頃から、胎児はすでに嗅覚を持っています。そのため新生児は嗅覚の発達が早いのです。匂いを感じる能力と生命維持との関係性も、化学的に証明されています。

匂いと生存が、どう関係しているのでしょうか。赤ちゃんに必要な栄養のもとであり、また自分を守ってくれる、お母さんの匂いを嗅ぎ分けているのです。母親の匂いは自分自身の健康と安全につながっているのです。

それから他の匂いも認識できるよう嗅覚が発達していき、それぞれの匂いを嗅ぎ分け始めます。

このようにして、様々な匂いに対する好き嫌いを感じるようになります。

3.声

赤ちゃんは聞こえてくる事の意味は理解できませんが、声を聞いてその違いを意識する能力を持ち合わせています。

声の抑揚や音調、周りの音の鳴り方などによって、赤ちゃんは母親の声など識別できるようになります。同時に母国語とは違う言葉が聞こえてくると、赤ちゃんはその違いにも気付きます。

いつも聞こえてくるお母さんの声は、赤ちゃんの脳に情報蓄積されます。

最初は無意味であっても、脳内で声を何度も聞いた結果、それは「お母さんの声」という分類ができるようになります。母親の声に反応する赤ちゃんを見れば明らかですね。

胎児は妊娠初期から母国語を聞き分けて、理解し始めると考えられます。したがって胎外での声に対する聴覚は、言語発達の始まりなのです。

4.白色雑音

白色雑音を聞くと、リラックス、癒し、落ち着くなどの効果があるので、赤ちゃんの脳にも白色雑音に似た音が記録されていて安心感をもたらすこともあります。

白色雑音は、バリエーションがほとんどない単調な音波の繰り返しによってできるノイズです。雨の音がそのいい例です。

記憶発達は乳児に不可欠で、成長過程での経験の相互関係を生み出します。

新生児医学の専門家によると、白色雑音(一定の言葉、フレーズ、音楽の繰り返し)を利用して聴覚に刺激を与えると、胎児や新生児の成長を促します。

5.形、光と影

新生児の眼はぼんやりとしか見えませんが、徐々に基本的な物に焦点を当てるようになり、ある程度形を見分ける事ができるようになります。

実際赤ちゃんは 20-30 cm 程離れた物の形が見えます。

新生児は一定の模様を見分けられます。特にチェック模様、しま模様、モノクロなど、光と影がはっきりして目立つものに興味を持ちます。

一方、新生児は光と影を見分ける事ができても、それが遠くにある場合は、焦点を合わせられないので明確には見えません。

それでも成長するにつれて視覚がどんどん発達します。

6.動き

新生児は身近で動くものをとらえることもできます。どのようにするかと言うと、答えは簡単です。

何かが動いているかどうかで、赤ちゃんは周りに人がいるかいないかを感知します。

ベビーベッドの上(赤ちゃんから最低 35-40 cm の場所)に設置するモビールは、ゆっくりとした動きで、視覚的発達を促します。

モビールは赤ちゃんでも見える距離にあるので、楽に動きを感知できます。

モービルを見る赤ちゃん

7.物

新生児はまず初期反射によって機能します。これは単に、外界との接触反応を繰り返し、その経験を得ているに過ぎません。

これらは基本的な行動でありながら、知覚発達に影響します。

1.吸啜(きゅうてつ)反射
2.探索反射
3.捕捉反射

どれも新生児にとってまず必要な栄養と結びついています。赤ちゃんがものを確認する時、まず口に運ぶのも無理はないですね。

初期反射はお母さんのおっぱいと関連しているので、おしゃぶりのように手短にあるものを口に入れる感触を繰り返したいのでしょう。

この7つを覚えておくと便利

赤ちゃんはまだまだ未熟な人間とはいっても、驚くスピードで成長し発達しているのです。

かなり早期から人間の脳ではすでに神経回路が存在しますが、成長と共に減少するものもあります。

さあ、赤ちゃんの感覚発達の誤解を解いて、成長の可能性を伸ばしてあげましょう。どんなに小さくても、赤ちゃんは周りで起こっている事をしっかり感知していて、大人が考えるより大分わかっているものです。

赤ちゃんの感覚発達を意識して、赤ちゃんの知的能力の伸ばす努力が大切です。