赤ちゃんのよだれがたくさん出る時はどうしたらいい?
うちの子はよだれがたくさん出るんだけど…どうしたらいいの? これは一人目の親がよく抱く疑問です。経験のないお父さんお母さんは、普通だと思っている以上に赤ちゃんのよだれがたくさん出ると心配するかもしれません。
唾液がたくさん出てよだれが出ることは、赤ちゃんにおいては普通のことです。これは赤ちゃんがまだ唾液の飲み込み方を学んでいないためです。新生児はそこまでたくさんのよだれが出ませんが、2カ月たつと、赤ちゃんはもっとよだれが出るようになります。
この月齢では、赤ちゃんはなんでもしゃぶったりかんだりするため、気づかないうちに唾液の作られる量が多くなります。ですので、赤ちゃんは自然とよだれを垂らすのです。
これは赤ちゃんの飲み込むためのシステムに関わっています。赤ちゃんはおっぱいを飲むとき、吸い付いて飲み込むための口の筋肉を使います。しかし、唾液の生成は自動的に行われ、あふれるまで赤ちゃんの口の中に残るのです。
赤ちゃんのよだれがたくさん出る場合は、ビブを使うのがいいでしょう。赤ちゃんの胸が濡れるのを防いでくれ、体温を保つことにもなります。また、炎症を起こさないように赤ちゃんの口のまわりが乾いているように気を付けなければなりません。
うちの子はよだれがたくさん出るけど…心配するべき?
赤ちゃんが風邪を引いているとき、よだれがたくさん出ることは普通のことです。お子さんが風邪を引いていないのによだれが多いと感じたら、小児科で相談してみましょう。
赤ちゃんがよだれを長時間垂らしているときは、神経系に問題があるということを意味する場合があります。その結果、赤ちゃんはきちんと飲み込むことができないのです。
お子さんが食べるのに苦戦していて、よだれも多く出ているときは、飲み込むときに痛みを感じている可能性があります。その原因は一般的には口の中に痛みやひりひりした感じを引き起こすウイルス感染です。
「一般的に、子どもは18カ月に達するまでよだれを垂らしますが、これは人によって異なります。」
お子さんのよだれがたくさん出る時、よく喉がつまったり、常に吐き気を感じてしまうリスクがあります。また循環器系の問題を持つことの原因になることもあります。いかなる場合にも、あなたが落ち着いてお子さんを小児科に連れていき、病気を特定することが大切です。
最後に、赤ちゃんは嚥下反射が未発達で、それが発達するには時間がかかるということを覚えておくことも重要です。
よだれがたくさん出るのは歯が生えてきているから?
明らかに、赤ちゃんのよだれがたくさん出る原因の一つは歯が生えてきていることです。歯が表面に出てくるのには時間がかかるかもしれませんが、生後2か月ごろから歯の芯が動き始めます。
唾液には酵素が含まれており、それが特定の感染症を防いでくれます。ですので、お子さんの最初の歯が生えてくると共に唾液の生成も増えるのです。この時点では、お子さんに歯固めを与えるといいでしょう。これは歯茎の痛みを和らげてくれる便利な道具ですが、唾液の生成も引き起こします。
また、赤ちゃんが最初に発見するものの一つが、手です。そして一度手を発見すると、それを口の中に入れ始めます。こうやって新しい感覚を発見しているのです。手で遊ぶことで、赤ちゃんは唾液が出る刺激を与え、よだれを垂らし始めます。
この習慣は赤ちゃんが離乳食を食べ始めたときに役に立ちます。例えば、赤ちゃんは食べ物を手でつかみ、それを調べるために口の中に入れます。こうやって少しずつ、自分で離乳食を食べられるようになっていくのです。
もちろん、赤ちゃんがゆびをしゃぶり始めたり舌で遊び始めると、唾液の生成の刺激になります。唾液は食べ物を柔らかくし、飲み込むうえでカギとなる役割を果たしています。
幼児は歯が生えてくる位置にある歯茎を使って噛みます。この部分が赤く腫れてしまうこともよくあります。この時期に唾液の出が顕著になりますが、これは必要なことなのです。 この部分を潤し、感染症から守るためです。
唾液と食事
離乳食を食べ始めたときに赤ちゃんが経験する新しい味や触感は、味蕾を刺激します。これはまた子どもが普通よりたくさん唾液を出す原因にもなります。この場合の唾液の役割は、潤滑油として食べ物を胃に運びやすくすることです。
あなたが普通だと思うよりたくさんの唾液が出ていないか、お子さんのよだれに注意を払いましょう。一般的に、子どもは18カ月に達するまでよだれを垂らしますが、これは人によって異なります。 これは子どもの個人的な発展プロセスや離乳食をどれだけ食べるか、そして歯の生え具合などによるのです。
とはいえ、警戒する必要はありません。ビブや吐き戻し用の布、おしゃぶりや歯固めなど、この段階にお子さんの役に立つものを手元に置いておきましょう。落ち着いてお子さんの幼児期にいろいろな発見をして、楽しんでください。お子さんの人生のすべての瞬間が、いいものも悪いものも、特別なものだということを覚えておきましょう。
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