母乳育児をしながらダイエットできる?
嬉しいことに、母乳育児をしながら ダイエット できるという研究結果が発表されました。
妊娠中に自然に増えていった体重を減らすのに、母乳育児をしているからダイエットできないという事はないのです。
母乳育児をしながら簡単に減量できる女性もいます。その人が持つ習慣や生まれつきの身体の特徴などにより、短い期間で減量が可能なのです。
体質も関係していますが、減量のスピードを早めるためにできる事がいくつかあるはずです。完全に体重を減らすのは大変かもしれませんが、正確に生活習慣を計画立てることで、目標減量値に達することができます。
今回は、母乳育児をしながらダイエットが できるということ、そしてそれを可能にするための方法をご紹介します。
どうして母乳育児をしながら ダイエット ができるのか?
母乳育児をしながら減量するのは可能ですが、どの位減らすことができるかは各女性によります。
ダイエットの薬を利用する人もいますが、その方法は専門家からは推奨されていません。薬物の成分が、母親の身体から赤ちゃんへ移行してしまうからです。
もちろん授乳中の禁止食品はそれ程無いのですが、母子の身体に悪影響をもたらす食べ物もあるので、厳しいダイエットはお勧めできません。
しかし、授乳している母親は常にお腹が空いてしまうものです。ついつい高カロリーの食べ物に魅惑されてしまいがちですが、それは望みもしない体重増加につながります。
そこで、決まった期間内で減量目標を設定しないと、授乳に必要な栄養摂取がダイエットの妨げになり兼ねません。
ダイエットに良いのは運動です。ただ出産直後の運動は程々にしなければなりません。
また、身体を動かすには、元気がなければできません。しかし、母乳育児のためにエネルギーを使い果たしてしまうこともあるでしょう。
最も良いダイエット方法は、運動と食べ物のバランスを保ち、摂取する食事で授乳のためのエネルギ―がを得るようにする事です。
果たして母乳育児をしながら減量できるでしょうか? 専門家によると、母乳を生産するのに1日600カロリーを消費するので、授乳しながら運動して、良い食生活を送れば、減量目標を達成することは可能なのです。
母乳育児をしながら減量する方法
授乳している時のカロリー消費は、数時間のエアロビクス運動と同じと言われています。ですので、母乳育児の期間が長いと、結果的に減量に繋がります。
素早く減量できる女性の主な要因は母乳育児にありますが、それは人それぞれで個人差があります。
しかし、それだけのカロリー消費ができるということは、体力消耗、疲れやすい、ミネラルや栄養不足、筋肉が弱まるなどの問題点もあります。
それでもカロリーを消費するということ自体は減量には有利です。
減量効果の期間は延長されるという結果も出ているので、母乳育児をする母親は、その先30年以内に肥満になる危険性が少ないでしょう。
授乳する母親は半年ごとに1キロ弱減量できると形態学のデータも出ています。
大した減量ではないと思われるかもしれませんが、持続することで、(肥満など)他の健康問題の予防にもなります。
母乳育児による自然な減量の他に、次のような方法をぜひお試しください。
- 1日に45~60分の運動をする。ダンス、散歩、縄跳び、自転車に乗るなどの運動で、300~500カロリー消費になります。
- 水分摂取を増やす。糖分が多くない水分が良いでしょう。
- 果物と野菜をできるだけ生の状態で摂取する。皮付きのまま食べるとより良いでしょう。
- ターキーや鶏肉のような低脂肪の肉類を食べる。ニジマス・イワシ・鮭・マグロのような低脂肪の魚で代用もできます。
- 低脂肪の乳製品を摂取すると、カルシウムがたっぷり取れます。
- 全粒穀物を選ぶ
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