一度ネットに載せた情報は絶対に消えない?!

個人情報を守ることは子供を守ることにつながります。FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアでは友人だけが見られる設定など、公開できる範囲を調整することが出来ます。
一度ネットに載せた情報は絶対に消えない?!

最後の更新: 30 1月, 2019

私たちがネットで公開する情報は、いつか子供を苦しめるような情報になってしまう可能性を秘めています。しかし、子供の安全を守るのは親の務めです。

一度ネットに載せた情報は簡単には消えることがありません。子供や兄弟、孫などに関する情報を載せると、それらは一生彼らの人生について回ります。

ネットいじめをする人や小児性愛者がその情報を手に入れてしまうかもしれません。

ネットの影響に関する事件や事故が、最近良く知られるようになってきています。ネットに載せたことは全てオンライン上に保存され、どんなに努力しても、完全に消えることはありません。

だからこそ、自分自身や子供のことをネットに載せるには細心の注意が必要になるのです。公開する前に、本当にそれで良いのかもう一度確認しましょう。

 

過度の露出とネットいじめ

ネットいじめは10歳から12歳の頃から始まると言われており、多くの子供たちがネットを通して写真を共有することがきっかけの場合もあります。

大人がそこに介入することはほとんどなく、その写真がきっかけでネットいじめが始まるのです。

面白いもの、不適切なもの、写りの悪いものなどはネットいじめの原因となり得ます

他の子が勝手に保存して、意地悪なコメントを入れたり、写真に手を加えて別の場所で公開したりします。今ではこういった事は頻繁に目にします。

これは相手に酷い打撃を与えることがありますし、ブログやFacebookなどを通して情報はどんどん広がってしまいます。

子どもや若い人にとってはトラウマになるほどの影響を受けることでしょう。

携帯電話

 

ネットでの情報公開

現在ネット上では、面白いことや皮肉などを強調する傾向があります。細かいことを指摘したり、公の場で笑いものにして楽しんでいるのです。

ですので、子どもに関する情報を載せると、それが彼らを傷つける原因となることもあります。

家族のことを公にするときは注意を払いましょう。内容がふさわしいものかどうかを判断するのはそう難しくないはずです。写真は加工してふさわしくない部分を隠すこともできます。

親戚が何も考えずに子供の写った写真を載せることもあります。その結果、子供の写真やビデオが全世界に公開されることだってあるのです。

こちらもご覧ください いじめから身を守る方法を教えよう

 

サム・グライナーの影響

彼の名前はあまり知られていませんが、ネットで見たことがあるかもしれません。

緑のシャツを着た彼が片手のこぶしをギュッとにぎっている姿は、何百万もの人が目にしています。この画像は「インターネット・ミーム」として知られています。

2007年に彼の母親が自分のページにこの写真を載せたのが始まりです。今は世界中に広がっていますが、これが実在する人間なんだということを人は忘れがちです。

サム・グライナーに起きたこの事実は、あなたのお子さんにも起こり得ます。Facebookやインスタグラムにフォロワーに向けて投稿したいだけなのに、それを利用しようとする人もいるのです。

実際、そういったことだけを目的としている人だっています。

 

どんな写真は避けるべき?

面白い写真:子供が面白い顔やジェスチャーをしているものは載せないようにしましょう。インタネットミームは、こういった面白写真が元になっています。

裸の写真:赤ちゃんだとしても、こういった写真を載せるのは危険です。小児性愛者や幼児ポルノが好きな人の標的になりかねません。

刺激的なポーズの写真:特に若い人にありがちなものです。無邪気なポーズでも、人の興味を引くようなコンテンツになる可能性があります。

座っている女の子 ネット 情報 個人情報

 

ネットに公開するもの、2つのおススメ

個人情報を守ることは子供を守ることにつながります。FacebookやInstagramなどのソーシャルメディアでは友人だけが見られる設定など、公開できる範囲を調整することが出来ます。

またツイッターやインスタグラムは自分のプロフィールを見られる人を制限することが出来ます。

家族や友達の情報は自分でコントロールできるようにしておかなけらばなりません。そうでなければ、まったく知らない人があなたのプライベートな写真見ることができてしまうのです。親戚などは、公開する前に本人に載せても良いか確認するよう伝えましょう。

ネットに情報を載せるときは親と子の幸せとプライバシーを守れるよう考慮しなければなりません。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。



このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。