ウンパルンパ法で赤ちゃんを寝かしつける
ウンパルンパ法は赤ちゃんを寝かしつけるための最新の方法です。赤ちゃんを持つ親の間では、ウンパルンパ法で毎回寝かし付けることができるという意見もあります。
赤ちゃんを寝かし付けるのは大変なことで、特に赤ちゃんがいつもよりも元気いっぱいだとなおさらです。この寝かしつけ方に関して、専門家の間で意見が分かれているようです。
ウンパルンパ法とは?
赤ちゃんは一日に16~17時間ほど寝るのが普通です。赤ちゃんが簡単に眠りにつくこともあれば、なかなか眠れずに、寝せるのが大変な取り組みになることもあります。
寝ている間でも、赤ちゃんは何度も目を覚まします。そして大人の正常な睡眠が妨げられるのです。
それでも時間が経つにつれて変化が見られ、6週間ころまでに赤ちゃんの睡眠パターンは段々落ち着いてくるでしょう。赤ちゃんのお昼寝も徐々に短くなります。そして夜の睡眠時間が長くなってきます。
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しかし、親がどのように赤ちゃんを寝かし付けることができるかが重要になってくるのです。つまりウンパルンパ法が役立ち、効果を見せるわけです。
この方法はけして複雑ではなく、しかも全然科学的に立証されていません。ある両親が赤ちゃんを寝かし付けるときに、たまたま発見してしまったものです。赤ちゃんをひざの上にのせて、ゆらゆらと動かしていると、驚いたことに完璧に寝かし付けることができたのです。
ウンパルンパ法の説明
これは簡単には眠れない赤ちゃんには効果的な寝付け方法です。前述の通り、これはかなり簡単な方法と言えるでしょう。
この方法の発見者は、映画『チャーリーとチョコレート工場』で初めてウンパルンパを見たそうです。ここで詳しく説明していきましょう。
- まず赤ちゃんをひざの上に乗せます。そして赤ちゃんをゆらゆらと揺するようにしますが、けして急に激しく動かしたりしないように気を付けてください。
- そして赤ちゃんを左右に動かしながら、「ウンパルンパ、ウンパルンパ…」と唱えます。
- 赤ちゃんの脇をおさえて、脇の下に大人の親指がくるようにします。残りの指は赤ちゃんの側頭を支えるようにして、振り回されないようにおさえます。
- 何度か左右の動きを繰り返した後に、軽く上下に動かして、ひざに戻すと共に「ウン!」と言ってフレーズを終えます。そしてまた「ウンパルンパ…」から繰り返します。
ウンパルンパ法は近年話題になった方法です。5年ほど前に、ある両親が赤ちゃんを寝かし付けるときに利用し始めました。
ウンパルンパ法で本当に寝かし付けられるのか?
この方法で寝かし付けることができた両親は、それをYouTubeに動画投稿しました。それに対する視聴者の反応は、驚くべき再生回数700万回を超える人気となりました。
この方法の効果があまり見られないというクレームもあるのは確かです。しかし効果抜群と主張する人もいます。子育ての本をいくつか執筆する、小児科医アドルフォ・ゴメズ・パピ先生は次のように言及しています。
「赤ちゃんは動きによって安心できるので、この方法が気に入っているのでしょう。赤ちゃんを抱っこして揺り動かして寝付けるのと同じです。」と医師のフェイスブックに載せられています。
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ウンパルンパ法を受け入れる専門家もいれば、そうでない人もいます。フィラデルフィア小児病院の睡眠障害センターにて診療助教授を務める、ジョディ―・ミンデル氏は、この方法を奨励しません。
ミンデル先生は、毎晩赤ちゃんを揺さぶるのは間違っていると主張します。赤ちゃんがその方法に慣れてしまい、それ以外の方法では眠れなくなってしまう危険があるそうです。
寝付ける秘訣はその動きにある
赤ちゃんを揺り動かす時は、優しくしなければいけないことが重要です。お子さんにこの方法を試す前に、ぜひ小児科医に相談してください。
多くの親がウンパルンパ法を利用するとは言っても、赤ちゃんはそれぞれ違うものです。この方法によって赤ちゃんが怪我をしてしまうようなことがないように、充分気を付けてください。
繰り返しますが、赤ちゃんをゆさゆさ揺するのは、そうっと優しく動かすようにしてください。無理やりに激しい揺さぶり方をするのは危険です。赤ちゃんの脳はまだ成長段階にあり柔らかいのです。
そして赤ちゃんの頭を正しく支えることも大事です。そうしないと脳にダメージを起こす可能性があります。これは揺さぶられっ子症候群と呼ばれます。
結論としては、赤ちゃんを寝付けるには色々な方法があるということです。ほとんどの方法は専門家にも支持されています。
ウンパルンパ法はどちらかと言うと、議論を呼ぶ種類に入りますが、人気のある寝付け方法です。それでも何か新しい方法で赤ちゃんを寝付かせる前に、きちんと医師に相談するようにして下さい。