お父さんの腕に包まれて成長する赤ちゃんは幸せ

2018年5月18日

赤ちゃんにとって温かくて、優しくて、安心できる場所はお母さん、とよく言われます。ではお父さんの腕に包まれるのはどうでしょうか。

男性は授乳や出産も出来ませんが、お父さんを身近に感じて、声を聞いて、肌で感じるのは、赤ちゃんにとても大切なことなのです。

今日多くの病院で、お父さんと赤ちゃんのふれあいを大事にする方法を取り入れています。医師や看護師の指導のもと、安全なカンガルーケアを実施する病院もあります。

帝王切開の後、お母さんがまだ麻酔から醒めていない時など、お父さんがカンガルーケアに参加し、赤ちゃんがお父さんの腕に包まれる機会になります。

ドキドキしてちょっと不安でもあるけれど、お父さんは少し照れながらシャツを脱いで、赤ちゃんを胸の上に迎えます。

すっかり安心している赤ちゃんは微笑ましいです。新生児の体温も一定に保たれ、初めて感じる外界からのストレスが和らぐようです。これからの人生で大事なお父さんの肌に直接触れる機会となります。

安全性を確保できる病院では、これからも広まっていくことでしょう。お父さんの腕に包まれ、赤ちゃんが温かくて安心できる場所となります。

さらに詳しく見ていきましょう。

お父さんの腕に包まれて成長する赤ちゃん

妊娠中や授乳中の女性はホルモン変化が激しいと言われますが、男性にも似たような変化が見られるそうです。

驚くことに、同じような時期にお父さんの脳でも、ホルモン変化や感情の起伏が激しくなります。

お父さんの腕に包まれ

子育て中はテストステロンが減少する

この興味深い情報は、アメリカ・イリノイ州にあるノースウェスタン大学での研究で、男性が父親になるとテストステロンが急に減ると確認されました。

  • これは男性ホルモンとも呼ばれ、異性関係、情熱、性欲などに影響します。交際が始まったばかりで、お互いに好かれようとしている時など、女性に惹かれ始めた頃にホルモンはピークに達します。
  • 結婚して、妻の妊娠出産の時期には、父親の脳ではそれ程テストステロンを必要としなくなります。赤ちゃんの安全を守り、子どもの世話をするのが父親の大事な役割になります。

「母性」本能は女性だけのものではない

大まかに言えば、自分の子どもの世話、配慮、愛情は、誰しも生まれながらにして持つ自然界の本能とも言えます。

男の人生はそんなものではない、と信じたくないかもしれません。でも子どもが生まれて、自分の腕の中でその小さな存在を感じると「自分は父親なんだ」という情報が一度に伝達し始めます。

  • 脳内を構成する、扁桃体(へんとうたい)島皮質(とうひしつ)側坐核(そくざかく)などは、意識的な感情と情動の体験を生み出します。
  • 女性にとっては本能的な感覚であるのに対して、男性の場合、赤ちゃんと接することで本能的な感覚が発達します。
  • イスラエルのバル=イラン大学の研究によると、家庭内の様々な責任を任される男性の脳は、より「母性的」になる事が分かりました。

赤ちゃんとの添い寝、ミルクをあげる、お風呂に入れてあげる、抱っこして寝かしつけるなど、全て男性の母性的本能を刺激します。

お父さんの腕に包まれ

お父さんの肌に触れる

皮膚に直接触れるのはもちろんですが、お父さんの胸に抱かれるのも同様に良い効果があります。ベビーベッドに寝るのに比べて、直接触れて抱っこされるのは大違いです。ベッドシーツよりも抱っこは不安を和らげ、安心感をもたらします。

カンガルーケアはもうお母さんだけのものではありません。最近では、お父さんはもう単なる傍観者ではないのです。

子育てはチームワークです。お母さんが授乳して、お父さんが胸に乗せて寝せるという役割分担ができます。赤ちゃんがお父さんの心臓音を近くで聞いて、安心して眠ります。

赤ちゃんを危険から守り、その先成長する段階での夢を達成できるよう励ましてくれる、お父さんの存在を感じているのです。

特に未熟児の赤ちゃんへの繊細な愛情表現にカンガルーケアはピッタリです。

  • 体温と呼吸が安定します。
  • 免疫力が強くなります。
  • 神経細胞の発達が進みます。
  • 赤ちゃんがたっぷり休息できます。
  • 感触、聴覚、動作の刺激になります。
  • 体重増加を促進します。
  • 胎外の生活に早く慣れ、あまり泣かなくなります。
お父さんの腕に包まれ

特に母乳、愛情、生活習慣を必要としている初期段階に、赤ちゃんにとってお母さんがいかに大事かというのはよく言われることです。

授乳以外の部分で、しっかり抱っこしてあげて、愛情をふりそそいで、赤ちゃんの存在を肌で感じながら、お父さんが育児参加できます。

子どもの子育ての主役は、お母さんお父さん、あなた達2人です。

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