お子さんをすぐに泣き止ませるには

赤ちゃんは泣くことでしか自分の気持ちを伝えることしかできません。私たちはなぜ赤ちゃんが泣いているのかを察知し、慰めるためにできることをしてあげる必要があります。愛情、授乳、散歩に行くことなどは泣いている赤ちゃんへの一番のお薬のいくつかです。
お子さんをすぐに泣き止ませるには

最後の更新: 21 12月, 2018

赤ちゃんを泣き止ませるための魔法の解決法はありません。しかし、親や小児科医によって効果があると言われている様々な方法、テクニックや習慣が存在しますので、それを試してみることはできます。

新しい命の到来は、家族に素晴らしい喜びをもたらします。お子さんが泣いているのを聞いたら、すぐに抱き上げてなだめてあげたいと思うのは普通のことです。しかし、友達や家族から、「泣かせておきなよ」と言われることがあるかもしれません。

ですが、お子さんは自分のニーズを満たすのに、完全にあなたに依存しているということを覚えておいてください。お子さんが泣いたら、それはあなたを必要としているとあなたに知らせているのです。

赤ちゃんが泣いている理由

親は、初めて親になる人は特にそうですが、ある大きな課題に直面します。それは、赤ちゃんからのシグナルを理解できるようになることです。赤ちゃんが泣くのにはたくさんの理由があります:

  • 空腹:これが理由で泣くことが最も多く、解決するのもおそらく最も簡単でしょう。授乳したり、哺乳瓶の準備をしてあげればよいのです。
  • 空気赤ちゃんのお腹の中に空気があると、赤ちゃんは頻繁に泣いてしまうかもしれません。
  • おむつが汚れている:おしっこやうんちをしている不快感で、赤ちゃんは気分が悪くなり、泣くことであなたの注意を引こうとします。
  • 眠気:赤ちゃんは眠いのになかなか寝れないことがあります。その結果、いらいらしてしまうのです。
  • だっこしてほしい:注目してほしかったり、身体に触れてほしかったりして泣くことは普通であり、健康的なことです。
  • 気温の変化:こういった変化による不快感を訴えて泣くこともあります。
  • 歯が生えてきているお子さんの歯が生えてきていると、その圧力と歯茎が切れることで痛みが生じます。そしてもちろん、その結果赤ちゃんは泣いてしまいます。
  • 健康状態:赤ちゃんの気分がすぐれないのは、ウィルス性あるいは細菌性の感染症による発熱が原因かもしれません。その場合、いつもと違った泣き方をするかもしれないので、それに気づけるようになりましょう。
赤ちゃんを泣き止ませるには

赤ちゃんが泣いているときにすべきこと

上のリストは、赤ちゃんが泣いている理由の最もよくあるものです。しかし、赤ちゃんは特に理由もなく泣くこともあるということも覚えておきましょう。

お母さんも次第に赤ちゃんを落ち着かせられるようになります。ほとんどの場合、あなたの母性本能にしたがいさえすればいいのです。

赤ちゃんを泣き止ませるのに知っておくべき基本的なアドバイスです。

  • 揺らすこと:もちろん、赤ちゃんはどんな場所よりもお母さんの腕の中にいたいと思っています。あなたに触れてもらい、あなたの肌のにおいをかぐことで、赤ちゃんは安心感を得られるのです。
  • 散歩に行ったり、ドライブしましょう:家の周りやちょっとそこまででも、動いているのを感じ、視覚的な経験をすることで赤ちゃんは落ち着きます。赤ちゃんにもう少し楽しさが必要な時には、ドライブに行ってもいいでしょう。しかしこれには注意が必要です。これはとても効果的な方法ですが、悪い習慣になってしまうこともあるからです。
  • マッサージ:愛情たっぷりに触れてあげ、保湿クリームを塗ってあげたりすることは、赤ちゃんが泣いているときにはもってこいです。
  • 他の人に抱いてもらう:信じられないかもしれませんが、赤ちゃんは実験するのも好きなんです。あなたの腕の中がいつも一番のお気に入りですが、赤ちゃんが新しい経験をしたいと思うことは普通のことなのです。誰か他の人の腕の中で過ごすのがきくこともあります。
  • あなたの心音:赤ちゃんを泣き止ませるのに、赤ちゃんをあなたの胸の上に乗せた状態で寝転がり、赤ちゃんにあなたの心臓の音を聞かせてあげるのも役に立ちます。この体勢になると、赤ちゃんはあなたのぬくもりを感じ、守られていると感じます。さらに、赤ちゃんはお腹の中にいたことを思い出してリラックスすることもできます。
  • 授乳:母乳をあげることは、失敗しない自然な方法です。授乳することで、赤ちゃんはあなたとのアタッチメントを感じ、あなたを近くで見るのを楽しみます。お互いの目を見つめあうことで、親子の関係も深まります。
赤ちゃんが泣き止むテクニック

赤ちゃんを落ち着かせるその他のアドバイス

赤ちゃんのことを日々どんどんよく知っていく中で、お母さんには切り札が見つかるでしょう。

しかし赤ちゃんがなぜ泣いているのかわからず、先に挙げたような方法も全部試してしまったとします。

今度は少し遠出をして、赤ちゃんと時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

あなたがやっていることを全部赤ちゃんに教えてあげましょう。また、何か新しくて面白いものを見せてあげましょう。絵やお花、窓の向こう側にあるものでもかまいません。

赤ちゃんのおむつを数分取ったままにするのもいいでしょう。

こうすると赤ちゃんが開放感を感じ、新しい感覚を経験することができます。赤ちゃんが落ち着くにはそれだけで十分かもしれませんよ。

「赤ちゃんを泣き止ませるための魔法の解決法はありません。しかし、親や小児科医によって効果があると言われている様々な方法、テクニックや習慣が存在しますので、それを試してみることはできます。」

最後に、赤ちゃんがおなかが空いている訳でもなく、眠いわけでも病気なわけでもない場合、ただ退屈しているか、少し休憩したいだけかもしれません。

このかよわくて小さいときでも、お子さんは新しいことを経験する必要があるというプロセスにあるのです。

ですので、こういったシンプルなアドバイスが、お子さんを簡単に、また自然に落ち着かせるのに役立つはずです。また、お子さんにとって一番効果があるのは、お母さんの愛情であるということも覚えておいてくださいね。


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