お母さんが赤ちゃんに伝える感情

· 2018年5月20日

 

ここではお母さんが妊娠中に伝える感情が赤ちゃんにどう影響するかを説明します。

妊娠中にお母さんが薬物を使用したり飲酒をすると、赤ちゃんに害を与えることはよく知られています。けれどもお母さんの感情も大きな影響を与えます。嬉しい、悲しい、イライラしている、落ち込んでいるなど、お母さんの感情は赤ちゃんには害とも益ともなるのです。

感情

感情は特定の人、物、場所や出来事に対する私たちの感じ方です。これらの心理的状態が私たちの身体にも影響します。例えば、集中力が変化したり、特定の行動が増えたり、脳内の記憶をつかさどるネットワークを活発にしたりします。

これが私たちの身体が特定の事柄に本能的に反応する理由です。表情が変化したり、筋肉が収縮したり、声が変わったり、内分泌システムが応えるのです。

いろんな感情状態は神経伝達物質ホルモンの放出によって起こり、それが私たちの感情的反応を感情に、そして最後に言葉に変えます。

感情は周囲との関係において私たちを位置づけし、特定の人、物、行動や考えに向かって押し出してくれる一方で守ってもくれます。

私たちの感情は先天的に持っている、そして後天的に受けた影響の処理場として機能しています。特定の変わらぬ性質があったり、個人やグループや文化による違いもあるでしょう。

妊娠中の害のある感情

ストレス

ある研究は、女性が妊娠中、パートナーとの口論、目の前での他人の喧嘩、肉体的或いは口頭の攻撃は、まだ生まれていない赤ちゃんの精神発達に、新生児ストレスにつながる悪影響を及ぼすことを示しています。

私たちは妊娠女性に精神的虐待をするパートナーがいた場合、赤ちゃんの発達は大変ひどく影響を受けることを発見しました。両親の関係は新生児の脳の発達に重要な役割を果たします。

Vivette Glover (学者、インペリアル・カレッジ・ロンドン)

神経緊張

お母さんが妊娠中に伝える感情は赤ちゃんにも影響を与えます。例えば、疲労困憊したお母さんには疲労困憊した赤ちゃんがいます。同様に、お母さんに神経緊張があれば胎児の発達も被害を受けます。

子宮の状態は赤ちゃんの発達を形付け、母親にかけられる度を過ぎたプレッシャーのために赤ちゃんを病気に罹りやすくさせます。“

Pathik Wadhwa (ケンタッキー大学医学部)

研究では重圧の多いお母さんは未熟児出産が多いことを示しています。どのように「リラクセーション・エクササイズが、張りつめている妊婦の血圧を下げ子宮をもっと健康な状態にするか」について強調しています。

不安

不安なお母さんは赤ちゃんの知能指数に影響を与えます。これは精神病、注意欠陥・多動性障害などにつながることあります。

妊娠中のネガティブ感情はお母さんの身体にCRHと呼ばれるホルモンを作らせます。下垂体はACTHとして知られるもう一つのホルモンを分泌し、これは副腎にコルチゾールを放出させ、お母さんの身体を極限に追い込みます。

コルチゾールは胎児には有毒で、レベルが高い時は胎盤の防御壁を通り抜けられます。コルチゾールは赤ちゃんに危険だから反応するように告げるのです。

赤ちゃんによってはもっと泣く傾向があったり、もっとストレスに弱く不安レベルが高いのはこのせいです。お母さんの不安は血液循環も変化させ、赤ちゃんへの血流を抑え知的発達を危険にさらします。

ポジティブな感情

妊娠中のポジティブな感情は赤ちゃんを永久的に守ります。幸せと調和が家庭内にあるほど、赤ちゃんは幸せで歓迎されている気持を味わえます。

周囲の人たちは赤ちゃんの感情的、精神的健康に良い希望、信頼、信用、安全、刺激的要因を与えてくれます。

このことを念頭に置きつつ、最も大切なのは笑うことです。その通り、笑顔はすごく大切です。笑顔は見せる人にも見せられる人にも大きく影響します。

圧力鍋のスチームを逃がすバルブのように、優しい笑顔は不安ですら解消してくれるかもしれません。私たちが張りつめてイライラしてれば、笑顔はこの緊張を軽くし、イライラを乗り越えさせてくれるでしょう。

赤ちゃんに伝える感情は害になることがありますが、ポジティブな影響にもなり得ます ― そしてそれは家族の一人一人が手伝えることです。