母親は子供のこころの安全基地になろう

母親は子供のこころの安全基地になろう

最後の更新: 24 5月, 2018

妊娠中赤ちゃんがお腹にいる間、母親は赤ちゃんのシェルターとなり、身体的に子どもを守っています。体の外に産まれてからも、その役割は実は変わらないのです。もちろん身体的な危険からも身を守りますが、心の安全を守る役割が大切となります。子供が必要な時にはシェルターとなり、安全基地になる必要があるのです。時には子供の盾となり、危険から守る必要があります。

子供が成長しても、何かあった時に子供を守る役割が母親に必要なのです。何かあれば、母親は子供のこころの安全基地として、いつでも安心できる場所を提供してあげましょう。

赤ちゃんの頃には、親の存在が必要不可欠というのは明確ですよね。おむつを替えたり、食事を与えたり、泣いている時にはあやしたりと手間がかかりました。親によってはそのような時期を懐かしく思う人もいるかもしれません。

赤ちゃんの時期というのは、あっという間に過ぎてしまうものです。大変だった期間も、今では良い思い出となっていることでしょう。子供が3歳を過ぎると手が少し離れます。けれども、子供にとって、親の存在といつでも近くにいるという感覚はまだまだ必要だということを忘れないでください。スキンシップの時間はだんだんと少なくなりますが、その重要性がなくなるというわけではないのです。

ひざに子供を乗せてあげたりと、子供は母親とスキンシップをすることで安心するものです。

スキンシップの重要性:母親は子供のこころの安全基地

子供は賢く、自分のニーズをきっちりと知っています。親にとっての責任はそのニーズをきちんと理解してあげることです。子どももが3歳や4歳になっても関係ありません。子供に抱っこをせがまれたら、5分と短い時間でいいので、少し甘やかしてあげましょう。子供にとってはこの短い時間のスキンシップでも、愛情を感じ安心することでしょう。安心した後は、自分の遊びに戻り、より活発に遊ぶことができます。

子供が大きくなり、重くなってくると抱っこは大変ですよね。親だって色々やることがあり、忙しいです。けれども、子供のニーズに応える余裕を持つことも大事なのです。

子供がスキンシップを求めてくる時期というのは、思ったよりもすぐに終わってしまいます。そうなるとそれで、親は寂しいものですよね。この時期に思いっきり子供との近い距離を楽しみましょう。

抱っこでスキンシップ

安全基地-抱っこ紐-スキンシップ

赤ちゃんはまだまだ未発達の脳を持って産まれてきます。その神経の発達は大人と比べまだ25%しかありません。

脳がまだ未発達だからといって、赤ちゃんと接することをさぼることはできません。最初の3-4年の間に、赤ちゃんの脳は発達し、大人と同じ数の神経を持つようになるのです。

この時期に大事なことは、赤ちゃんをできるだけ抱っこするということです。

例えば、お母さんが外で働いていて、赤ちゃんから数時間離れる時間ができたとします。けれどもそんな時にこそ、以下のことを心にとめておいてください。

  • 帰宅後、必ず赤ちゃんを抱っこし腕の中に包む
  • できるなら、どこでも赤ちゃんを連れていく(授乳もいつでもできるようにする)
  • お母さんが仕事に出かけて赤ちゃんから離れている時間、赤ちゃんは寂しい思いをしている(気づきづらいですが)

子供が大きくなっても、母親は子供のこころの安全基地

安全基地-母親-子供-スキンシップ

子供が6歳、7歳になると、子供の生活の中には様々な人が関わるようになります。お友達も増え、学校に行き始めると新な経験が増えることでしょう。子供の世界は広がり、親の存在が少し薄れることもあるかもしれません。

けれども、母親と父親は子供にとって唯一無二の存在であるということは忘れないでください。親は子供の根であり、子供の成長のガイド、そしてサポートです。子供を幸せにするため、いつもバックについて見守ることが必要です。

子供との親密性を深めることをやめないでください。家でのスキンシップを忘れず、子供のこころの安全基地となり続けることが大事です。

子供が10歳、12歳、そして20歳になっても、子供にとって親からのハグや親密性は大事なものなのです。すべてはうまく行くという気持ちにさせ、子供の不安を取り除いてあげましょう。愛情を伝えることも忘れずに。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Bowlby, J. (1986). Vínculos afectivos: formación, desarrollo y pérdida. Madrid: Morata.
  • Bowlby, J. (1995). Teoría del apego. Lebovici, Weil-HalpernF.
  • Garrido-Rojas, L. (2006). Apego, emoción y regulación emocional. Implicaciones para la salud. Revista latinoamericana de psicología, 38(3), 493-507. https://www.redalyc.org/pdf/805/80538304.pdf
  • Marrone, M., Diamond, N., Juri, L., & Bleichmar, H. (2001). La teoría del apego: un enfoque actual. Madrid: Psimática.
  • Moneta, M. (2003). El Apego. Aspectos clínicos y psicobiológicos de la díada madre-hijo. Santiago: Cuatro Vientos

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。