マリア・モンテソーリの教え:子供の自立心の育てる

2018年8月16日
マリア・モンテソーリの教えは子供の自立心の育てるのに役立ちます。では、その方法を見ていきましょう。

子供というものは心が安定している時は、自然と周囲の人々に許可をもらわなくても行動するようになります。このマリア・モンテッソーリの教えは、私たちの子供の自立心をどうやって育むかということだけに留まらず、子供達の幸せの在り方の手助けをしてくれます。

しかし、私達の多くはイタリアの有名な教育学者であり、教師であったモンテソーリが遺した教育学におけるこの貴重な教えに好意的な評価を与えていません。子供の頭脳的、身体的能力をいかに発揮させるかということを念頭に置いた理念は危険でさえあると見られています。

子供達自身に、学びとることを自ら創造、発見させるということは私達の多くにとって未知の世界です。

しかし、正しい観点から捉えて見ると、それは”子供の好き勝手にさせる”ということではないのです。

大人として、私達は子供達の可能性を引き出す役目を担っています。子供は一人一人、学習速度や持っている知識や技術に差があり、その個々を尊重しながらそれぞれの知識や技術に合わせて臨機応変に対応してやる事が、調和のとれた幸せな子どもの成長へと導きます。

子供達の発達を最大限に促す一方で、私達が子供達に責任感と自立心を学び取って欲しいと願うのは当然のことです。自立心というのは何も、6歳の子供が10歳の子のように振る舞うというようなことを言っているのではありません。

私達は子供達にそれぞれの年齢に相応しい責任感を身に付けて力強く育って欲しいと願うだけなのです。

そこにたどり着くのは容易なことではありませんが、母として父として私達も子供達と共に成長することでしょう。

自立した子供に育てる秘訣

子ども 食事の準備

まず、シンプルかつその効果が顕著にあらわれるアドバイスから始めましょう。自立した子供に育てるためには子供達に自主性を持たせることです。”自主性” というと多くのお母さん、お父さんは困惑するでしょう。

それは子供達がやりたいことをなんでもやらせるという事かと思いますか?いいえ、全く違います。自主性を持たせるという事とは子供達を信じ、その子一人一人の年齢と性格に寄り添った成長を認めるという事なのです。

子供達に自分ができうる限りのことをしてあげたいと毎日奮闘するお母さん、お父さんがなかにはいます。子供達に関する事全てに手を出さずにはいられないのです。靴の紐をして、おもちゃを片付け、学校の持ち物を揃え、髪を梳かし、服を着せるなど、あらゆる事には限度とバランスと目的があるのです。

いずれ子供達が赤ちゃんを卒業して自分の殻を破り羽ばたくときが来るでしょう。まさにその時こそが子供達の自己主張の始まりです。

ですから、これから述べる事を初期から明確にしておく方がうまくいきます:成長し自立するということは責任を持つということであり、責任を持つということは自分一人でできるということを行動で示さなければならないのだということです。

では、モンテッソーリ教育法に基づいたやり方をいくつかご紹介したいと思います。

2ー3歳児向け

マリア・モンテッソーリはこの年齢を敏感期と名付けました。この時期の子供達は発達能力に最も長け、同時にとても受容性に富んでいます。親にとって子供達の能力を引き出すことが出来る最高の時期です。

  • 子供の誕生から2、3年目というのは親にとってとても特別です。言葉を話し出しますし、物事に疑問を持ったり、彼らを取り巻く世界に目を向け始め、目に止まる全てのものを触りたがります。
  • この年齢は責任を持つという事を初めて教えるのに理想的な時期です。しかし、まだ大人が子供達を監督する必要があるでしょう。
  • 自分の着替えは自分でするを筆頭に、おもちゃのお片づけをする、食事をテーブルに並べる、自分の持ち物に責任を持ち壊れないように大事に扱う事などあります。
  • 家で子供達にお手伝いをさせるということは必要不可欠です。子供も立派な家族の一員であり、家族全員にそれぞれ家族の一員としての責任があるという事を理解させることは重要です。
子供達の家での責任 

4〜6歳児

子供がこの年齢に達したら、家の家具、装飾を子供に合わせたものにする事をぜひお勧めします。この年齢の子供達は沢山の事を自分一人の力で出来ますし、こなせるようになるべきです。

  • 洗面所に踏み台を用意しておくと、子供が自分で手が届き、髪を梳かしたり、歯を磨いたり、身なりを整えるたりという事が自分で出来るようになるでしょう。
  • マリア・モンテッソーリは子供は彼らの毎日の生活に関する事柄なら全て自分で出来る能力を備えていると唱えています。ですから、台所で家事をしたり(大人の監督付きで)、シリアルやサラダを作ったりして自分の朝食を用意したり…という事は、この年齢の子供達にとって理想的です。
  • 子供達が実に沢山のことを上手に出来るんだという事を実感するためには、安全第一で分かりやすく取り組めるようにしてあげましょう。

子供の自立心を促すためには、好ましい行動を褒め、同じ行動を繰り返させるようにすることは欠かせません。前向きな感情を支えることは子供達の喜びと心の安定を育てることに他なりません。

7〜8歳児

2歳から8歳の子供は最も大事な発達段階にいます。この時期に子供達は自尊心を育み、個性を見出し、そして自分一人で沢山のことが出来る能力があるということを実感しながら成長し、自主性を身に付けていかなければなりません。

  • 7〜8歳の子供は実に沢山のことがこなせます。時に、実際にできる以上の事が出来ると思いがちです。チャレンジさせることは大事ですが、アドバイスも加えるようにしましょう。
  • この年齢に達したら、子供は、家でも学校でも自分のことは全て自分で責任を持つことです。子供達は自分が信頼に値するということを大人達に示さなければなりません。この信頼を基に、子供はさらに自主性を身につけていくでしょう。

そしてそれと同等に重要な事として、子供達はそれぞれ成長に差があるという根本を私たちは忘れてなりません。ですから、子供達がまだ自分で出来ないことはその責任を無理に押し付けてはいけないのです。

無理強いはいけません。例えば、もしある8歳児が忘れ物がひどく、落ち着きがなく、集中力に欠けている子であったら、毎日学校に持っていくお弁当を自分で準備させるという仕事は与えるべきではないでしょう。ほぼ確実にその子はお弁当を忘れてしまいます。

大人の監督なしでは、そして私たちが思いやりと愛情を持って監督しなければ子供の自主性は成り立ちません。少しずつ、毎日、子供達は成長し自分自身で素晴らしい何かを掴み取っていくでしょう。

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