男の子と女の子における脳の違いとは?

2018年7月8日

「男は火星から、女は金星からやってきた。」この名言はある心理学者によって作られたもので、女の子と男の子の脳の違いを心理学的に分析して、ベストセラーの本となりました。

このたとえこそが、この記事の内容をよく表しています。つまり、女の子と男の子では脳の違いがあり、それによって身体的・心理的・行動的な発達が決まってくるということです。

生まれてくる前から、女の子と男の子のホルモンや遺伝などの違いから、身体の大きさ、髪の毛、目の色、性、感受性、運動神経など、大きな違いまたは多少の違いをもたらします。

いくつかの神経科学の研究でも、男女のはっきりした違いの傾向が見られ、両親や教師が女の子と男の子の行動が違う理由を理解する上でとても役立ちます。

しかし、脳というのは対応しやすく常に発達変化しているという事実も把握しておきましょう。基本的には、男の子も女の子もそれぞれ持って生まれた特技があるけれども、その違いというのは、人生の中で段々と均等になっていくこともあります。

脳の違い:男の子

研究結果によると、男の子は歩き始めるのが早く、空間感覚の発達が優れている傾向があります。そのためブロックをはめたり、何か作るというような遊びに秀でていることが多いです。

男の子の赤ちゃんの脳は、25歳の男性よりもテストステロン値が高いと言われています。テストステロンの有無が、脳内での男性化に影響します。いわゆる、論理的な思考を操作する右脳の働きがより盛んになるという意味です。

ハーバード大学教授で、神経生物学と神経精神医学の研究を続ける、ローアン・ブリゼンディーン博士は、研究結果に基づいて出版した2冊の本にて、次のような男女の脳の違いについて言及しています。

  • 男の子は女の子に比べて感情的な刺激を受けやすく、一度かっとなるとなかなか落ち着けません。
  • 男の子は人と目を合わせるのが苦手で、女の子ほど人の顔を見つめることができません。その代わりに男の子は動く物、幾何学的な形なおもちゃなどにより興味を示します。
  • 男の子は協力的な遊びよりも、競争する遊びの方に興味を持つ傾向があります。そこで競い合う遊び、サッカーやビデオゲームなどを好み、学校遊びなど勝ち負けがはっきりしない勝者のいない遊びには飽きてしまう特徴があります。
男の子と女の子 脳の違い

  • 別の研究では、男の子が対象物の方向を回転させる想定をする時、空間的な動きをつかさどる頭頂葉の両方を利用します。同じことをするのに女の子の場合は、片方の頭頂葉のみを使うと確認されました。
  • 思春期の男の子は女の子よりも早くにセックスに興味を持ちます。脳のテストステロン値が高いので、そればかり考えてします。
  • 思春期の少年は、脳の報酬をつかさどる部分の機能が遅いため、刺激に対して敏感さに欠け、すぐ飽きっぽくなります。

脳の違い:女の子

アメリカ国立衛生研究所の科学者によって、500人の子ども達について共鳴研究が行われました。その結果によると、少年少女ともに、似たような数学的能力を示していましたが、記憶力と語学力に関しては女の子の方が秀でていると報告されました。

さらに女の子は両側の大脳半球のつながりが強いので、より社会性があります。それで男の子よりも早く言葉を発音できるようになる傾向があるのです。

脳の違い

ハーバード大学医学教授による、神経科学の研究結果をまとめると次のようになります。

  • 女の子は生まれてすぐに、人と目を合わせて、顔を見ることに興味を示します。
  • 女の子は感情的なつながり、可愛がられること、優しさに興味を持ち、周りの様子に注意深いという特徴があります。幼い頃から、これらの刺激に対して、愛されているか、感謝されているか、拒否されているかなどの判断をします。その時点で既に、男の子と女の子の感情面での違いが見られます。
  • 女の子には、人の表情を読み取り、口調を認識する能力があります。そこで母親の声が微妙に変化するのを聞き取って、行動の良し悪しを理解します。男の子はその力を元々持ち合わせていないので、男の子を叱るときは親の方がはっきりと示してあげる必要があります。
  • 女の子の脳は、脳りょうという部分が男の子よりも大きいので、複数の課題を一度にこなしてもあまり圧倒されずに、マルチタスクができるという特性も見られます。
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