子どもの前で親が言ってはいけないこと

· 2018年6月14日

大抵の子どもは、親が言うこと、やる事をまねするものです。だからこそ、親の私達は自分の行動に注意を払って、子どもの前で言っていいこと、子どもの前では言ってはいけないことを知っておくべきです。

情報というのは、誰かに直接話している以外の方法でも、伝わってしまいます。会話の場にいるだけでも、子どもはある程度理解して、大人が思う以上に色々感覚で見抜いているものなのです。

大人の行動を観察して、子どもの将来の生き方にも影響していきます。そのため親の不注意な行動や話題にすべきでないことは、子どもが文脈を理解するまで控えなければなりません。

子どもの前で言ってはいけない理由

子どもがまだ小さい時は、特有な子どもの目線で物事をとらえます。子どもは予想以上に話を理解して、情報を吸収しますが、同時に言葉通りに信じてしまうところもあります。

大まかな概念を分かったとしても、子どもは細かいニュアンス、言い回し、たとえの表現を認識できません。例えば大人が「あの人、腹黒い感じするね。」と言ったら、子どもは本当にお腹の色が黒いのではないか、と思うのです。

子どもにとって、皮肉、いやみ、二重の意味などは、とても難しいです。大人が一時的に怒って口にしたことを後から悔やむ、というような状況を、子どもは理解しがたいのです。細かい部分で子どもに意味が通じない時は、それがすべて子どもの想像力にゆだねられるのです。

言葉以外のコミュニケーションに頼って、子どもはボティーランゲージや身振り手振りで、その場の感情的表現を感じ取ろうとします。そのためまだ理解できない詳細部分はすべて感情面に置き換えられてしまうのです。

無意識のうちに、私達は子どもに沢山の情報を送っています。小さな子にとって、それは頭が混乱するような感情的な重荷になりかねません。

子どもが人のうわさ話をばらしたりしたら恥ずかしい、などというレベルの問題ではありません。もっと心配なのは、理由がよく分からずに子どもの心が錯乱してしまうことです。

子どもの前での会話

わかりやすい例

この状況を想像してみてください。あなたは自分の両親と話し合った後に、家に帰って来て夫に愚痴を言っています。子どもはその様子を見て、大好きなおじいちゃんとおばあちゃんに対してママが怒ってると勘違いします。

子どもはどう感じるでしょうか。子どもの考え方からすると、誰かが何か悪いことをした時に、怒られるものだと理解しています。おじいちゃんたちは悪い、ということになってしまいます。おばあちゃんたちは大丈夫かな? どうなってしまうのかな? ぼくはどうしたらいいんだろう?

同様に、全く違う状況でも、子どもが動揺してしまうこともあります。大人は無意識に、子どもにはまだ分からないような話題を持ち出してしまいます。夫婦間、友達、学校など、大人の問題について話したせいで、子どもが誤解してしまい、感情的に混乱してしまう結果となります。

子どもの前で何を話しているか、もっと気を配る必要があります。ただし子どもの前で何も話しができないという訳ではありません。

子どもの前で言ってはいけないこと

以下、子どもの前で話すべきではないことをご紹介します。

  1. 他の人をさげすむような発言をしない。いわゆる、うわさ話もこれに入ります。特に小さい子どもは、個人的な批判など理解できないことに加え、親がそれをする必要もありません。前述のように、子どもの心が錯乱してしまい、罪意識を持つこともあります。
  2. 大人の心配事。お金、時間、食事など、大人が心配することを、何もかも子どもに言う必要はありません。もう少し大きくなってから、子どもにわかりやすい言葉で説明してあげましょう。
  3. 子どもの目の前で、あたかも本人がいないかのように話をする。子どもに対してレッテルを貼って、外見や頭が良いかどうか、など否定的なコメントをすると、子どもがコンプレックスを感じます。
子どもの前で話す

話す口調や、どういう態度で話しているか、という点も考慮に入れた方が良いでしょう。例えば怒鳴るというのは、子どもに直接向けられていなくても、大人のうっぷん晴らしだとしても、心が断ち切られてしまい、子どもが怖がったり、動揺したりすることがあります。

嘘をつくのもやめましょう。子どもがまねをして、本当のことを言わず、自分の都合のいいように嘘をつくのに慣れてしまいます。

話をする時にどう意識したらいいか?

私達はいつも話をする時に意識していられません。そこで子どもにわかりやすく状況を説明して、動揺を和らげてあげましょう。

子どもの前で話す時に気を配るというのは、別に子どもの前で何も話せないという意味ではありません。子どもが来たからすぐ話を辞めるのは、むしろ悪影響です。子どもは、大人の邪魔をしているような気になったり、自分がそばにいてほしくないと思ったりします。

大人が少々思慮深くなることが大事です。そして子どもの気持ちになって考えてあげて下さい。

話をする時にどう意識すればいいかというと、話を録画されていると思いながら話をするのが良い方法です。選ぶ言葉や話す態度を良く考えて、聞き手に自分がどう映るかを意識してみましょう。

自分が言うこと、言おうとしていることが、子どもを混乱させるかどうかをまず考えます。それが子どもにどう影響するかを想定しましょう。

子どもがいる時はなるべくはっきりとした表現を使って話すように心がけましょう。幼い子は比喩表現、言葉の綾など理解できません。

難しい言いまわしを避けることで、子どもが混乱したり、動揺した気持ちにならずに済みます。

いつも意識して話すのは無理なので、話の内容や状況を子どもにわかりやすく説明するのも大切です。そうすれば、大人のいらいらを自分のせいにしたり、大人の問題を自分の問題のように誤解したりしないでしょう。

誤解を解いて、不安な気持ちを和らげてあげることが、子どもの成長の基本になり、より良い子供との関係を築くことになります。