子どもにとっては家庭が最初の教育の場所

· 2018年9月2日

自宅や家庭は、子どもにとって最初の社会的環境と言えます。子どもの精神的な健康を保つため、心の教育が施される場所が家庭なのです。

また、子どもがしっかりと抱擁されキスされる場所も家庭です。そこで、子どもは「ありがとう」と言うことを学ぶのです。

子どもが家庭で学ぶことが、将来他の人を尊敬して理解できるような、幸せな人間に育つのに役立つでしょう。

社会学者や心理学者が言う通り、囲われた家庭内で起こる人間関係が直接その人に影響します。

その壁の内側で起きる事は、社会そのものの縮小版とも言えます。家庭は民主的な教育現場にもなり、また独裁主義になってしまうこともあります。

それと同時に、最初から母親と父親がどのような教育の場を子どもに与えたいのか、はっきりと理解している必要があります。

言葉、行動、しぐさ、それぞれが子どもの脳に残るばかりでなく、普段何気ないことや見た目には見えないようなことでも、生活が織りなす家庭として形跡が蓄積されるのです。

心理学の専門家は観察する事で問題を発見します。同様に、家族内での人間関係を分析すると、家庭環境の感情的な特徴をつかむことができるのです。

その人の表情を見たり、声の調子を聞くだけで様々なことが分かるでしょう。このような情報から、幸せな家庭なのか、それとも床と壁から不幸があふれている家庭なのかが明らかになります。

この事実を我々はもっと意識するべきです。家庭は安全な場所であって、子どもが心理的にも感情的にも基準とできる所でなければなりません。そのためには、この新たな人生を送る子どものために、美しく魅力的で、幸せで意味ある家庭を築いていきましょう。

家庭が最初の教育の場所

私の家は小さいけれど、広い心はいっぱい

必要なのは思い切って実際に幸せな家庭の敷居をまたいで、そのバランスのとれた家庭の空気を吸ってみることです。

幸せな家庭に住む人たちの顔には、しっかりと愛情が表れていることが分かるでしょう。家庭にはお互いへの尊敬の念が感じられるはずです。そんなお城のような家庭に育つ子どもからは、喜びが感じられるでしょう。

そんな家族には、学ぶべき特徴が見られるはずです。

プラス感情が中心の家庭

プラス感情が中心の家庭には、心の知能が高い人が住んでいます。

  • プラス感情が存在するには、マイナス思考をどう処理するかを知らなければなりません。例えば怒りの感情がある時、それを誰も隠したりごまかしたりしないで、合意できるように相手を尊重しながらも、きちんと自己主張して話し合うのです。
  • それと同時に幸福と調和が保たれた家庭には、感情移入できる人たちが住んでいるはずです。他の人の考え方を理解するために、自分を人の立場に置き換えることができるのです。
  • 幸せな家庭には、心のこもった愛情表現が子育ての一部になっています。それは抱きしめること、身近にいること、キスすることなど、子どもが自分の価値を感じ、かつ守られていると感じられるような愛情でできています。
子どもにとって家庭が大事

価値観を教える家庭教育

礼儀正しい子どもをこの世に送り出すために、道徳的価値を教えるのは良い方法です。周囲の人たちを気遣う心を持ち、自然環境を大事にして、調和のとれた世界を築いていけるような子どもを育てるのです。

  • 子どもにとって社会で生きていくための、最初のお手本が両親だとすれば、家庭での幼少教育は非常に重要になってきます。子どもが小さい時から、ありがとう、ごめんなさい、おはようございます、などと言えるように教えましょう。この簡単なあいさつを覚えるのは、単に礼儀正しくする以上のことを教育することになります。
  • このような敬意を示す社会的実践の裏には、周囲に与える影響があるということを子どもに教えるべきです。ありがとう、ごめんなさい、という言葉には、一瞬にして現れるパワーがあるのです。言葉によって人々を団結させ、お互いへの尊敬の念を生み出し、友情を築き、お互いを認めるようになるのです。

価値観というのは、人生と世界を理解するための道徳がうまく調和された社会的構造と言えるでしょう。その中には、自然や生き物を愛し、平等や正義を重んじ、弱いものを守り、人を助けて、読書や知識を求める、そして自由を大事にするということも含まれます。

子どもに素晴らしい価値観を教育するというのは、この世界に真に特別な人間を送り出すことになるのです。

家庭が教育の場所

最後に、家というのは単に壁と窓がある、住むだけの場所だけではないと覚えておいて下さい。家庭とは、家族が一緒に暮らす特別な場所です。まるで子宮の中にいた頃のように、子どもが最も大事な教えを学ぶ場所でなくてはならないのです。

(画像提供:IWONA LIFSCHES)