授乳の延長:お母さんにはよくないこと?

· 2018年6月18日

お母さんが9ヵ月以上母乳を与えていると、友達や家族、一般の人々から批判を浴びることがあります。この社会的圧力は授乳を延長する際に確実に最も大きな壁となりますし、子どもが2歳になってから離乳を始めるお母さんにはより強い圧力がかかることになります。

世界保健機構(WHO)は、生後6ヵ月までは母乳のみで育て、最低2年間は他の食べ物を合わせていくことを勧めています。その後どのように進めていくかはお母さんと子ども次第です。

この前提の下で、授乳の延長は6、7歳までは完全に普通のことであると言えます。なぜなら子どもにもお母さんにもこれが有害であるというデータはないからです。

反対に、お母さんと子どもの絆を強めるため、授乳の延長を支持する研究は多くあります。これにより栄養と水分を供給しつつ、免疫力を保ち、発達させることもできます。また子どもがお母さんと一緒に安心感を得ることができ、肌と肌で触れ合うことでいいこともあります。

こういった研究では、授乳期間が長ければ長いほど、お母さんにも子どもにも一生を通して健康に影響のある、より多くの利益があるとしています。

授乳は長いほどいい?

しかし離乳は2歳から6歳の間に自然に起こりうるということは知っておいてください。また子どもが強い骨や内臓を発達させるために十分な栄養をミルクから確実に得るためには、その間は牛乳ではなく母乳を飲むべきです。

しかし、母乳は子どもにさまざまな利益をもたらすとはいえ、2年以上母乳を与えることはあまり勧められていません。

授乳を長引かせることは、お母さんにとって社会的また文化的に難しいことが多いのです。母乳の利点を知っていたとしても、こういった圧力をはねのけるのは難しいですよね。

授乳の延長は6、7歳までは完全に普通のことであると言えます。

社会的な障害物

母乳を長く与えていると、子どもに害があり、精神的な問題を引き起こすと信じられています。そして9ヵ月を過ぎると、母乳では適切な栄養が足りなくなるということを信じている人も多くいます。

授乳の延長についての問題点は、これに関する情報の欠如です。子どもが望む限り授乳を続けるという道を選んだお母さんを助けるため、社会が授乳の延長の利益を知っておくべきなのです。

授乳の延長による母子への利益

母乳を与える期間が長ければ長いほど、母子の得られる利益もまた多いという科学的な証拠があります。数ある中で、下痢や急性の感染症、呼吸器疾患、肥満、糖尿病やがんになりにくくなるといいます。

授乳の利益

害があるどころか、授乳の延長はお母さんの身体的・精神的健康に利益があるのです。これをやっているお母さんは乳がんや卵巣がんになる確率が下がるといいます。

さらに、血圧とコレステロールを低く保つこともできます。また、2型糖尿病や骨粗しょう症にもなりにくくなるそうです。

数々の研究により、時間の経過で母乳の栄養が失われることはないということや、1年経った後の方が脂肪とエネルギーがより多く含まれているということも示されています。これは子どもの認知的・精神運動的発達を進めることに関係しています。

7歳になるまで子どもの免疫力は発達しないことを考えると、小児科医も授乳の延長を勧めるべきです。

母乳は抗体と栄養が高い割合で含まれており、子どもを感染から守ってくれるので、他の種類のミルクよりも多くの利点があります。

まとめると、授乳の延長は母子にとっていいことしかありません。これに対する疑いや批判は、嘘を信じていたり偏見から来ているにすぎないのです。