【ベビーベッドを卒業!】移行するためのヒントを見てみよう
ベビーベッドから普通のベッドへ移行するのは簡単なことではありません。この移行をしっかり学び、感情的に成長した子どもであれば、問題なく変化に対応していけるでしょう。
また、ベビーベッドを卒業するにあたって、別の要素も考慮する必要があります。このベッドへの移行を始める前に、家庭で適切な就寝時間を設定していなければなりません。お子さんが安心して、何も起こらないと確信できることが大切になってきます。
そこで子ども達の睡眠習慣が規則正しいことを確認しましょう。毎晩同じ時間に寝るようにして、みんな不安がないことを自覚していると、お子さんも早くベッドで眠ることができるようになるでしょう。
ベビーベッドからベッドへ移行
この移行プロセスを実施する時に充分な配慮がないと、お子さんに不必要なフラストレーションをもたらすこともあります。
作家であり児童心理学者のノエリア・エステバン・デラカサは、このような状況にとても詳しい専門家です。彼女によると、お子さんが少なくとも18か月になるまではベッドへの移行を始めないように忠告しています。子どもと両親を含めて皆が安全にこの移行をするだけの心準備ができているかどうか、確認する必要があります。なお、消防庁では転落など事故防止のため、 満2歳になるまではできるだけベビーベッドに寝かせることを奨励しています。
そしてお子さんもこのプロセスに参加していくことも大事です。子どもの年齢と成長ぶりについて、そして大変なこともやってのける力があることを、何気なく話しておきます。例えば、もう大きくなったから自分のベッドで眠れるね、と子どもに伝えることができます。
この移行プロセスを自然に行うためには、色々と説明し過ぎないようにすることも重要です。しかし、子どもに話して何か不明な部分があれば、具体的に分かりやすく答えてあげましょう。
移行プロセスを刺激する
赤ちゃんベッドからベッドへ移行するのは刺激的なプロセスでもあります。そういう意味では、この移行を楽しく自然な遊びにしてしまうに越したことはありません。
子ども達が12か月頃を過ぎると、実際の生活をまねして遊ぶことができるようになります。例えば、おもちゃのスプーンで食べるふりをすることもできます。
将来お子さんがベッドに寝ることに慣れやすくするために、これを利用すると良いでしょう。18~24か月の子どもは人形遊びをするので、ベッドの移行をままごとで始める方法があります。そこで子どもが人形やぬいぐるみをベッドにのせることで、新しい状況を遊びとして学び受け入れることができるでしょう。
両親が良いお手本となって行動することも不可欠です。人形を子どものように扱ってベッドに寝かせてあげるのです。物語を聞かせてあげたり歌ったりして、子どもと人形が眠れるようにするために何でも利用しましょう。
子どもが安心してリラックスするには
赤ちゃんベッドから移行する時は、子どもが安心してリラックスしていなければなりません。子どもが変化に対して辛く感じているのではなく、良い気分でいることも大切です。大抵の場合、子ども達は何事もなく移行できるでしょう。では、このプロセスを簡単にするためのヒントを見ていきたいと思います。
- 子どもに沢山話しかける。お子さんが理解していなくても、小さい頃から話しかけられることに慣れているとプラスになります。
- 赤ちゃんに何か説明する時は、目の高さを合わせて話すようにする。つまりしゃがんで、きちんと赤ちゃんの目を見て話しましょう。
- 子どもの涙をぬぐってあげて、一人にはさせない。新しいベッドを落ち着いて安心できる場所にする必要があります。
- もしお子さんがかんしゃくを起こしたら、まずは慰めます。子どもが落ち着いた時点でゆっくり話しかけます。根気強く焦らずに、時間をかけてこの段階を乗り越えましょう。
- 日課通りにする。物語を読み、お布団をかけて、少しお話してから就寝時間です。
後から子どもが目を覚ますという状況がよく起こるので、この移行プロセスを合理的にするためのガイドラインを利用して子どもを落ち着かせましょう。
- 照明を付けずに子どもを確認します。まず座ってから子どもの傍に横たわっていると、リラックスしてまた眠るでしょう。
- 安心感を持たせるために、涙を拭いてあげましょう。
- もし悪い夢でも見たら、誰かが側にいることを自覚させるために添い寝をします。単に子どもを落ち着かせるようサポートして、起こさないようにしましょう。
子どもはそれぞれユニークなので、ベビーベッドを卒業してベッドへ移行する場合も各自違ってくるでしょう。とにかく根気強く、子どもにたっぷり愛情を注いで、理解を示し、側にいてあげてください。親のサポートと共に、その子の準備ができた時点で自分のベッドで眠るようになるでしょう。もし移行で苦労しているようであれば、ぜひ専門家に相談するようにしてください。