ママにオススメ!強い女の子を育てるための物語とは?

昔ながらのお姫様が出てくるおとぎ話はやめて、何でもできる勇敢な女性の物語を子どもと一緒に読みましょう。
ママにオススメ!強い女の子を育てるための物語とは?
María Alejandra Castro Arbeláez

によってレビューと承認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

によって書かれた Elena Sanz Martín

最後の更新: 27 12月, 2022

強い女の子を育てたい!時代が変わると子育ての方法も変化していきます。そして、それに伴い読み聞かせる物語も変わってきます。性別役割は子どもの個性ができあがる時に大きく影響します。そこで、強い女の子を育てるための物語の重要性について見ていきましょう。

性別役割と子どもの個性

何世紀にもわたって、社会では男女の教育方法を変えることを奨励してきました。 男の子は強く感情を抑えて、リーダーとなって自立するよう指導されてきました。反対に女の子は従順で、優しく感情的であるべき、そして常に受け身で他の人を支えていくように言われてきました。

このような性差別は、以前よりは少なくなったものの、現代社会でもまだ存在します。そして男の子でも女の子でも、成長段階でいまだに性差別意識を引きずっているようです。そのような考え方が浸透していると、自分が当てはまるべき役割に反する場合、個人的な必要性や願望を抑えつけて妨げてしまうことになり兼ねません。

その結果、外から入ってくる情報から子どもを守り養育するのは、家庭での責任となります。核家族の場合は特に、毎日の生活で直面することに対応していける手段を教えて、性別役割などが子どもの個性を左右しないよう指導してあげましょう。

子育て手段としての物語

子どものしつけために、物語はとてもパワフルな手段と言えます。これらのお話を通して、子どもに世の中がどのように動いているのかを教えることができるのです。登場人物が直面する状況にどう対応していくのか、そしてその結果どんな影響を与えるかを感じ取れることでしょう。

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子どもは物語の主人公の気持ちになって、恐怖心や心配な事など表現して、この世に起こり得る困難を乗り越える新たな方法を学びます。

それを踏まえて、子どもに聞かせる物語を選ぶ際は注意するようにしなければいけません。幼少期は子どもが自分らしさを見出し、また自分の信念が形付けられる時期だということを覚えておきましょう。

そこで子どもにこうあって欲しいと願う価値観や知識を伝えるような物語を選ぶようにしてください。

強い女の子を育てるための物語

今回の記事では、女の子はパワフルで何でもできると感じらるような本をご紹介し、自分の人生を切り開いていくような、本当の意味で自分を愛せる人になるお手伝いをします。

これらの本は女の子だけに限りません。性別役割にだまされないようにするのは、息子たちにとっても重要な教訓です。男の子は泣いてはいけないと思う必要はありません。女の子でも過小評価されずにスポーツ選手になれると、誰もが知っておくべきです。

Good Night Stories for Rebel Girls, by Elena Favilli and Francesca Cavallo

『世界を変えた100人の女の子の物語』 エレナ・ファヴィッリ著、フランチェスカ・カヴァッロ著

これは意志の強い女の子のための、とてもすばらしく勇敢で決断力のある実在する女性100人について書かれた短編集です。熱意を持つ女性には無限の可能性が秘められていると、歴史に名を残す女性たちは証明しています。毎晩寝る前にこの話を読み、大きな夢を描きましょう。

こちらも参考にしてください:子どもにとっては家庭が最初の教育の場所

Me…Jane, by Patrick McDonnell

『どうぶつがすき』パトリック・マクドネル著

これも感動的な実話で、科学者ジェーン・グドール博士のお話です。小さなイギリス人の女の子が、アフリカへ旅してたくさんの動物に会うことを夢見るという物語です。その夢はかない、ジェーンは世界的に知られる動物行動学者になりました。

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Twice Upon a Time, by Belén Gaudes and Pablo Macías

『トワイス・アポン・ア・タイム』ベレン・ガウデス著、パブロ・マシアス著

これは有名な童話を現代に合わせて書き換えたシリーズです。この新しいバージョンでは、お姫様はいつも捕まえられて無力ではなく、悪役も単に悪いわけでもありません。登場人物はみな、自分らしく生きるという強い気力を持っています。

Yo voy conmigo, by Raquel Díaz Reguera

『私はわたしでいく』ラケール・ディアズ・レグエラ著

自分自身と向き合って、自己と再会する可愛らしいお話です。小さな女の子が自分をどんどん変えて、男の子に気に入られるように頑張ります。でも男の子が振り向いてくれると、実はもう自分らしくなくなってしまいました。そこでまた自分に戻っていく過程で、他の人に合わせて自分を変える必要はないことに気付きます。

Giraffes Can’t Dance, by Giles Andreae

『きりんはダンスをおどれない』ジャイルズ・アンドレイ著

この素敵な本は、忍耐強さと自分を信じる心を教えてくれます。主人公ジェラルドの体験を通して、限られた力しかなくても自分が思う以上に可能性が広がることを読者に伝えます。強い女の子を育てるためのお勧め最後にふさわしい本です。


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