思春期における月経周期の変化:不規則な生理は普通のこと?
女の子が初潮を迎える時、不規則な月経周期に悩まされることが多々あります。これは、体が新しい変化に慣れようとしているからです。本記事では、思春期における月経周期の変化について知っていただきたいことを全てお伝えいたします。
不規則な生理は普通のこと?
実に多くの女性が、不規則な月経に悩み産婦人科にかかります。しかし、ほとんどの場合、健康問題や病気の兆候ではありません。
月経は3〜8日間続き、平均で5日続きます。しかし、月経周期が規則的なせいぜい女性は、たった15%ほどなのです。
不規則な月経と考えられる状態は、月経周期が28日ずつ来ない場合、月経が1日しかなかったり、7日以上続く場合、月経が1月以上来ない場合、もしくは1ヶ月の間に2度以上来る場合です。
不規則な月経周期は、貧血、ホルモンの問題、ストレス、過度の体重減少、摂食障害、産後、または子宮頚がんなどの深刻な病気によって引き起こされることがあります。
そして、器質的病変、性器障害、内分泌疾患によって引き起こされる可能性もあります。加えて、閉経前に月経周期の変化が現れる女性も中にはいます。
何か疑問に思う場合、婦人科医にかかると良いでしょう。そこで、月経周期の変化が無害かどうかを判断するために検査が提案されるかもしれません。どんなプロセスで行うのか医師に尋ねても大丈夫でしょう。
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1日にナプキンやタンポンを8回以上替えないといけないなら、月経周期異常です。この場合、大量失血による貧血が起こる可能性があります。
思春期に月経周期の変化があるのは普通なの?
答えは「はい」です。10代の女の子は、2ヶ月ごとに月経が来たり、同じ月に2回来たり、妊娠の可能性はないのに数ヶ月間も月経がないことなどがあります。
月経も2日〜1週間の間続くことがあり、初期の月経は最も不規則である傾向があり、月経周期は1〜2年目で正常になります。しかし、女性は生涯を通じて不規則な月経周期を経験する可能性があります。
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10代の女の子の月経周期に影響を及ぼすものとは?
思春期の月経周期は、体の発達つまり全体的な成長により影響されます。ですので、不規則な月経周期というのは、実は思うより一般的なのです。
さらに、思春期の間、ホルモン値が変動するという事実は見逃せません。これは、月経の頻度と期間、そして血流に直接影響を出します。
特定の習慣が思春期における月経周期の変化に繋がることもあります。思春期が様々な変化によって特徴付けられることは、疑いの余地がありませんね。それは同時に、あまり健康的だとは言えないような習慣を伴うこともあるのです。
例えば、過度な運動や、厳しい食事療法、ダイエットサプリや薬物の使用、そして絶えず落ち込みを感じストレスがあると、月経周期が変化することがあります。
不定期な月経周期がいつになったら規則的になるのかは、予測することができません。(むしろ、規則的にならないかもしれません。)
月経周期は20歳になるまで不規則だと推定されます。20歳になると、母親になるために体やホルモンが変化しているので、無月経は正常ではありません。
「考慮されなければいけないのは、期間と月経の重さ、そして月経中と月経後の症状です」
まとめ
初潮から数年間は、不規則な月経周期は普通なので、心配しなくても大丈夫です。ただし、特に下腹部や背中の痛み、脱力感、吐き気、頭痛、疲労感、激しい痙攣や過度の発汗が見られるなど、疑わしい症状がある場合は、婦人科医に見てもらうのが一番です。
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- Serret Montoya, J., Hernández Cabezza, A., Mendoza Rojas, O., Cárdenas Navarrete, R., Ángel, M., & Keever, V. (2012). Alteraciones menstruales en adolescentes. Bol Med Hosp Infant Mex.