赤ちゃんの基本的なお世話について
今回は赤ちゃんの基本的なお世話の仕方についてご紹介します。これは毎日のお世話をする上で、最も基本的かつ最適な方法です。
赤ちゃんのお世話のガイドライン
生まれて最初の1年は、赤ちゃんの精神的成長、行動の発達にとって重要なものです。この重要な時期の適切なケアには、必ず守らなければならない最低限の基準があります。
母乳育児
世界保健機関(WHO)によると、母乳育児は 赤ちゃんの免疫システムを強くする重要なものだと述べています。加えて、母乳には新生児の成長に必要なビタミンや栄養分がバランスよく含まれています。
必要な量のみ与える
生まれたての赤ちゃんの胃はとても小さいので、2,3時間おきに少量ずつミルクを飲まなければなりません。そうすることでバランスよく栄養分を摂取することが出来、成長をサポートします。
母乳の味は母親の食事でしっかり管理しましょう。授乳中にアスパラガス、アーティチョーク、または味の濃い飲み物などを食べたり飲んだりすると、母乳の味が苦くなり、赤ちゃんが嫌がるようになります。
もしこうなった時は、2時間ほど時間を空けて、母乳が新しく生成されるのを待ちましょう。
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赤ちゃんの体温管理
赤ちゃんを寝かせる前に、シーツを20度程度に温めておきましょう。冷たいベッドにいきなりおくと泣いてしまう可能性があります。また、温めることで風邪の予防にもなります。
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新生児のお肌の手入れ
赤ちゃんのお肌はとても敏感です。生まれたその時からしっかり管理する必要があります。洋服は着せる前に洗って殺菌するようにしましょう。
綿、麻、ウールなどがおススメです。新生児から4歳までの間は特にお肌のケアには注意しましょう。これらの素材は汗を良く吸収するので、アレルギーの予防にもなります。
心や行動の発達に、最初の1年はとても重要な時期です。
赤ちゃんのお肌を清潔に保ち保湿する
おむつを頻繁に変え、赤ちゃんに不快な思いをさせないようにしましょう。
新しいおむつを付ける前に、お肌を清潔に洗い、保湿します。赤ちゃんのおしっこによる温度の上昇と湿度は、お肌を荒れさせることがあります。
サイズの合った靴
赤ちゃんがハイハイし始めたら、柔らかくて履き心地の良い、それでいて作りのしっかりとした靴を履かせることをおすすめします。足のけがや擦れを防ぐことが出来ます。動き回り始めると怪我もしやすいので、特に注意を払いましょう。
生まれて1か月たったら爪を切る
これには様々な意見があります。ですが、一部の専門家によると、生後1か月経つまでは爪を切る必要がないそうです。赤ちゃんの爪が洋服などに引っかる場合を除きます。これは単に1つの意見ですので、参考にする程度にしてください。
切るときは、お風呂の直後がおススメです。赤ちゃんが動かないようタオルで包んで、まっすぐに切るようにしましょう。もし赤ちゃんが動くようなら、寝ている間に切ってください。
赤ちゃんを揺さぶらない
どんな状況であっても、決して揺さぶらないようにしてください。脳や背骨に損傷を与える可能性があります。
遊んで楽しませようと、ついつい赤ちゃんの体を揺さぶりがちです。ですが筋肉がしっかりと出来上がるまでは、赤ちゃんにとっては大きな負担となります。
今回ご紹介したことは、事故や不安を避けるヒントとなります。赤ちゃんが健康に成長できるよう、しっかり守るようにしてください。