別れの挨拶は絶対忘れずに
母親は、子どもがじたばたし、連れて行ってと泣くのを見たくないので、子どもを動揺させるような状況は避けようとします。簡単なことではありませんが、ときには少しの間お子さんから離れなければならいこともあります。その時には絶対に別れの挨拶をしてくださいね。
母親としての役割の中で、気付かれないように上手く外出できるようにしなければいけない時があるかと思います。抜き足差し足で歩いたり、子どもの気を散らし、子どもがあなたが去るのに気づいて動揺しないようさよならを言わずに子どもの目の前から立ち去ったりしますよね。
仕事やお買い物に行ったり、その他のタスクをこなすためだけでもミッション・インポッシブルに思え、それをスパイのようにこなしていくことはとても疲れることですし、家族全員の幸せのためには止めなくてはならない悪循環に陥ってしまうこともあります。
子どもをだまして毎回別れの挨拶をせず出かけてはいけません
お子さんがあなたが去ったことに気づいたら、お子さんは裏切られたと思い、守ってもらっていないと感じ、悲しくなってしまいます。それはあなたが意図していたのとは正反対のことだとしてもです。
「こっそりいなくなること」でイライラしたり複雑な気持ちになったりして、結局目的地に遅れてしまったり、不安が残ったり、子どもに不適切な言動を促してしまうことにもつながります。
自然に別れの挨拶をし、子どもにあなたは 帰ってくるのだということを思い出させてあげることは、あなたのためにもお子さんのためにも健全であり、お子さんと家族にとって別れがそんなにつらい思い出にはならなくなります。
時が経てば、さよならを言わずに「消える」ことについてのネガティブな感情や無意識の警告を振り払うことができるようになります。
お子さんは最初の数回は完全には理解できないかもしれませんが、お互いにとってより都合のいい適切なやり方でコミュニケーションが取れるようになります。
さよならを言う習慣や社会の教育の一部として快適でいる習慣をつければ、子どもはだんだんと適応していくものです。
子どもにあなたが出かけなければならないということを説明することは、お子さんがそれを自然に受け入れられるまでは母親としての毎日のコミュニケーションの一部でなくてはなりません。最終的には今までこっそり出かけるために使ってきた幾千ものトリックを使わなくてよくなります。
ポジティブなメッセージを伝えましょう
お母さんはジェスチャーや言葉を通して、子どもが感じさせるつらい気持ちを表現してしまうことがよくあります。私たちがこのネガティブなメッセージを伝えないようにしたり、隠したりすることができれば、子どももより快適で安心することができ、出かける際の毎日のプロセスがやりやすくなります。
子どもたちは安全だということを強調しましょう。あなたがいない間誰が一緒にいてくれるかを繰り返し伝えましょう。そしてあなたがいつ戻るかを思い出させてあげましょう。これらがあなたがいない間子どもが安心できるかどうかのカギになります。
さよならを言わずに出かけることは絶対に選択肢になるべきではありません。子どもは愛する人の行動を真似しますし、子どもの発達のためにも望ましくないからです。
素敵な言葉をかけてあげ、すきなものやおもちゃを与えることで、子どもは支えられていると感じあなたがいない間も健全に気を散らしていることができます。
さらにポジティブなメッセージを伝えましょう
あなたが戻ったら、子どもに今日はどんなふうにしていたか、どんなことをしたかを聞きましょう。もし可能なら、あなたが何をしたかを伝え、買ったものを子どもに見せてあげましょう。これによりネガティブな態度を一掃することができます。子どもはあなたが戻ってくるというのは本当だったということに気が付き、それによりさらに安心し互いの間の信頼を強めることができます。
ときには子どもが良い子にしていたことへのご褒美を与えるのもいいでしょう。それにより悪い子にしていたときのイレギュラーな状況にも対処しやすくなるからです。
自分の感情にも気を配りましょう
恐れや落ち着かない気持ち、子どもと離れたくないと思うことは普通なんだと思うと、納得できるようになります。短時間離れ離れになることで、お互いに別々のことをすることになるけれど、あなたは必ず戻ってきて愛と理解を示すのだということを説明してあげましょう。
子どもの感情を卑下したり精神的に脅すようなことをすると、子どもの怒りや苦しみが長引いてしまいます。大人の私たちがこの状況をコントロールすることができ、母親としての義務はサポートが必要な時はいつでも子どもを助けてあげることなのだということを覚えておいてくださいね。
別れの瞬間がトラウマになりにくくするためのアドバイス
以下は、あなたが別れのあいさつをせずに出かけることがないようにするため、またこの瞬間をより自然なものにするあめのアドバイスです:
- 落ち着いていましょう
- できるだけ簡潔に済ませましょう
- 愛情を示しましょう
- 子どもにあなたが帰ってくることを思い出させましょう
- 誰が残るのかを教えてあげましょう
- あなたがいない間にできることを提案しましょう:あなたのためにお絵かきをしたり、クラフトやおもちゃの片づけなど
- 良い子にしているとどんないいことがあるかを思い出させてあげましょう
- 良い子にしていたらご褒美をあげましょう
- なにが嫌だったか聞いてあげましょう
- 子どもが疑問に思っていることを明確にし、それに答えてあげましょう。
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