妊娠中の身体の変化

妊娠中の身体の変化

最後の更新: 09 7月, 2018

妊娠検査薬を使ったところ、陽性が出ました。これは素晴らしいお知らせです。お腹に美しく新しい命が宿っているということなのです。しかしこの幸せな結果とともに、数えきれない質問が出てくるでしょう。私の身体はどうなってしまうのだろう?何を食べたらいいんだろう?しかし、これだけは確実です。女性の身体は妊娠中に劇的な変化を経験します。

これは妊娠が発覚した時に女性が抱く最も一般的な不安です。あなたの身体は妊娠中に変化し、赤ちゃんが生まれてからでさえも変わり続けるのです。

多くの女性にとって、妊娠は美しい現象です。この期間に女性の身体は新しい命を維持し、その命ケアするのに適した状態になるのです。

私たちの生殖細胞から新しい命ができるというのは、本当に感動的なことです。もっとすごいいのは、細胞の集まりから完全に形成された人間が作られるというプロセスです。

しかし、ここで一旦現実を見てみましょう。もちろん全てがバラ色というわけにはいきません、あなたは妊娠中にさまざまな身体の変化を経験することになります。周りの人の目にも明らかなものもあれば、あなただけが気が付くものもあるでしょう。

赤ちゃんを作ろうと決心することは、人生を変えることです。それはその瞬間から、あなたのハートが身体の外で歩くようになるということなのです。

以下は、妊娠中に起こるかもしれない身体的、精神的変化です。

  • :妊娠の初期から、あなたの胸はゆっくりと、しかし確実に大きくなり始め、張ってきます。ブラのサイズが1、2カップ上がるのが夢のようだと感じる人もいれば、それが悪夢に思える人もいるでしょう。しかしこれはほとんどすべての女性に起こることです。
  • 体重:毎週400グラム(0.8ポンド)くらい体重が増える可能性があります。妊娠が終わるころには、あなたの体重は12キロ(26ポンド)くらい増えていることになるということです。赤ちゃんの健康のために、しっかりと食べなければなりません。あなたがすべきことは、バランスの取れた食事を続け、お医者さんのアドバイスに従い、運動することです。
  • 子宮:この臓器は普段は50g(1.76オンス)くらいの重さで、6.5㎝(2.5インチ)くらいの長さがあり、2~3ミリリットルくらいの容量しかありませんが、妊娠が終わるころになると、重さ1.5㎏(3.3ポンド)、長さ33㎝(ほぼ13インチ)、そして容量が4~5リットル(約1ガロン)にまでなるのです。
  • 吐き気や嘔吐は妊娠初期に起こりやすい身体の症状です。
  • ホルモンの変化も起こります。これにより妊婦さんは静脈瘤ができたり、むくみや脚がつったりします。
妊娠で経験する様々な変化

あなたが気づかないかもしれない妊娠中の変化

あなたの身体は、妊娠中数えきれない生理的変化を経験します。最も目立つものを以下に挙げました:

  • 血液妊娠中、体内の血液の量が1.5リットル(2パインツ以上)増えます。
  • 心拍:体内により多くの血液があるため、心拍数も1分間に10~15回ほど増えます。これにより増えた血液を身体に巡らせることができるのです。
  • 呼吸:呼吸がしにくいと感じることがあるかもしれません。胎児が大きければ大きいほど、あなたの中でスペースをとるからです。
  • 口の中:唾液の量が増えるのに加え、歯茎が敏感になり血が出やすくなります。虫歯にも気を付けましょう。
  • 血管:血管が拡大するので、脚がむくんだり、見た目が悪い静脈瘤ができてしまうこともあります。
  • 血圧:血管が広がるため血圧は下がります。たいていは妊娠後期になると普通の数値に戻ります。
  • 便秘:これは妊娠の中で一番いやな症状かもしれません。消化にかかる時間が長くなることで起こります。食物繊維の豊富な食事をとりましょう。
  • 膀胱:だんだんと圧縮されてきます。つまりより頻繁にトイレに行かなければならなくなるということです。
  • ホルモン:これを忘れることはできませんよね。ホルモンが妊娠を正しい方向へ導き、妊娠中に起こる体内の変化すべてを司っています。
妊娠中はゆっくりして

私の身体は本当にすごいです。頭が2つ、腕が4つ、脚が4つ、心臓が2つ。これは一体何者でしょう?正解はお母さんです。

妊娠の最後の月は出来るだけゆっくりするよう専門家は勧めています。赤ちゃんが誕生したら、お世話をするために眠れない夜がたくさん続くことになります。それにより睡眠障害になり精神的に疲れ切ってしまうこともあるからです。

今回紹介したような変化もありますが、妊娠を楽しもうとしてみてくださいね。これは一時的な状態であって、新しい命はあなたの人生にもっと重要な変化をもたらしてくれるものなのですから。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。