思春期の子どもに訪れる初めての失恋:親としてのサポート

失恋は誰でも落ち込むものですが、それが初めての失恋だったらもっと辛いでしょう。自分の子どもが失恋した時には、ぜひサポートしてあげたいですよね。
思春期の子どもに訪れる初めての失恋:親としてのサポート
María Alejandra Castro Arbeláez

によってレビューと承認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

によって書かれた Naí Botello

最後の更新: 27 12月, 2022

この記事では、思春期の子どもの初めての失恋の際、どのようにサポートできるかのアドバイスをご紹介します。

失恋はとても辛いものです。思春期の子どもの場合は、それを何とか乗り越えていけるように、両親が支えてあげることが重要です。

思春期には何でも大げさにとらえてしまう。

失恋した子どもは、この世の終わりのように感じているかもしれません。初恋が実らない、恋が冷めてしまう、振られてしまうと、どうしても辛くて、落ち着きなく、イライラして、悲しくなったり、なげやりになってしまうこともあるでしょう。

10代の子どもの場合は、大人のような感情の安定にまだ至っていません。そこで失恋の辛さと共に毎日の日課をこなそうとすると、学校の成績、友人や家族関係など、生活全体に影響してきます。

失恋から立ち直るのはとても難しく、かなり時間がかかるかもしれません。しかし手を差し伸べて相談にのってあげれば、子どもが圧倒されないように指導することで、また元気を取り戻して自信が持てるようになるでしょう。

さらに、その経験を通して親子のつながりも強くなります。

失恋 子ども 思春期

思春期の子どもの初めての失恋には何をしてあげられる?

失恋で落ち込んで無気力になってしまった子どもを見ると、かなり心配になってしまうものです。さらに恋の病は何週間、何か月と続くかもしれません。しかし子どもの感情的成長ぐあいによって、それは変わってくるでしょう。

1.話を聞く

もちろん子どもの方が、失恋の話を自分から聞いてほしいと思わなければいけません。

子どもは話したくないのに、無理やり話すよう強制するのはダメです。そしてあまり色々と質問するのもいけません。子どもの気持ちを発散できるようにしてあげて、もちろん子ども自身やその行動、そして失恋相手について、勝手に決めつけることは避けましょう。

こちらの記事も参考にしてください:思春期の子供とのコミュニケーション:6つのカギ

親の考えを口にしてもいいかどうか、子どもに聞いてから相談にのってあげましょう。その時はなるべく優しく、言葉を選んで話すようにすれば、子どもを導くようになり、相手を責めるようにはならないはずです。

2.気を紛らわせる

もう一つの良いアドバイスは、子どもの気を紛らわせるようにすることです。できれば旅行に出かけたり、何か楽しいことをするようにしてください。すると毎日の生活や悲しい心から、少しでも気持ちを離して気を紛らわせることができます。

3.スポーツを勧める

運動をすると、エンドルフィンが分泌され、すぐに身体の調子が良くなります。さらにストレス解消にもなります。そのようにして、子どもがイライラを解消することができるかもしれません。少しずつ失恋を乗り越えていけるようになるでしょう。

4.友達と時間を過ごす

失恋すると、10代の子は一人になりたがるものです。もしそのような場合、なるべく友達と出かけたりして、悲しむ時間から抜け出すように勧めてみましょう。思春期の子どもにとって友人関係はとても大事で、特に悩みをかかえている時は一番のサポートになるはずです。

 

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5.セラピーを受けることも考える

精神科に行くことを非難の目で見る人が多いのは、そこまで深刻なのか、またセラピーなど必要なのかと感じて、何となくレッテルを貼っているのです。

しかし心の成長や異性関係に関しては、親自身が嫌な思いをした経験があって、実はそこから立ち直っていないというのが現実です。多くの大人は失恋後に落ち込む悪い習慣ができてしまい、なかなか他の人に恋することができないのです。

そこで10代の子がセラピーを受けることは、論外だと決めつけないでください。セラピーが本当に必要であれば、子どもが苦しむ時間が短く済み、効果的に失恋から立ち直ることができるかもしれません。

さらに、将来子どもが失恋を経験した時に、どう対処したらいいか分かるようになるでしょう。失恋に対してうまく気持ちを切り替えることができるだけでなく、人生に起こり得る様々な悲しい出来事にも向かっていけるようになるでしょう。


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