【子どもの悪夢対策】怖い夢を避けるための5つのコツ
悪夢は子どもの成長の上で割と起こりやすい現象です。これは2~3歳頃から始まり、子どもの生活経験を表している傾向があります。しかしこれは正常な発達とは言え、小さい子にとってはどうしても不安をもたらしてしまうものです。この記事では、子どもが怖い夢を見ないように、悪夢への対策を見ていきます。
子どもが悪夢を見ると、夢に出てきた特定のものに対して恐怖感を持ち始めます。また悪夢を見たくないので、睡眠そのものを怖がるようになることも実際にあります。ご家庭でこのような問題がある場合は、以下ご紹介するコツを利用して、お子さんが安心して眠れるように役立ててください。
子どもが見る悪夢の原因になるもの
悪夢は、夜の後半にあたるレム睡眠中に起こる傾向があります。その原因となる可能性があるものを次に挙げてみます。
- 規則正しい日課が設定されていない。
- 子どもが風邪をひいている、または発熱、熱を出しやすい。
- 睡眠時間が足りない。
- 子どもが何か生活の変化(引っ越し、弟や妹の誕生など)に対して不安やストレスを感じていると、悪夢を経験することがある。
- 過度な疲労によって、怖い夢をひんぱんに見ることもある。
子どもが怖い夢を避けるためのコツ
子どもが自分の部屋で心地良いかどうか確認する
子どもを落ち着かせるために、ナイトライトを点けて部屋が真っ暗にならないようにしましょう。もちろん照明が多過ぎるのもよくありません。それと共にお子さんのお気に入りのぬいぐるみと一緒に寝かせて、できるだけ安心して大丈夫だと感じるようにします。
子どもが見る画像に注意して、就寝前には見せない
子どもが寝る間際の一時間は、テレビなどを見せないように気を付けてください。 昼間でも夜でも、子どもが見るものが暴力や攻撃的な内容でないことを確認しましょう。子どもが寝る前にアニメ等を見ているとしたら、あまり色が派手でまぶしいものは避ける方が良いでしょう。寝る直前にあまり脳を活性化するようなことは逆効果です。
生活のルーティンを設定する
生活が安定しバランスがとれるようになるので、毎日の生活のルーティンが決まっていることは重要です。 一日のどの時点であっても、何をすべきか分かっているので、ルーティンがあると予定外のことが少なくなります。毎日子どもの日課の一部として、お風呂、食事、歯みがき、寝る時間を決めましょう。
寝る前に本を読む
就寝時間の前に、子どもの年齢に適した物語を読む習慣をつけることをお勧めします。これによって子どもが寝る前に落ち着くようになります。他にもリラクゼーションの訓練として、深呼吸の練習をしたり、静かな音楽や自然の音を聞いてみるもの良いでしょう。
色々な対策をしてもまだ悪夢が続く場合
- 子どもが悪夢を見たら、まず子ども部屋へ行って慰める。
- 落ち着いた優しい声で子どもに話しかけ、もっと怖くならないようにする。
- もう悪い夢は終わったと伝え、「ただの悪夢だっただけ。パパもママもここにいるから大丈夫よ。」と安心させる。子どもの気をそらし、悪夢のことを忘れるように、何か心地良い話をします。
- 子どもが怖い夢を見た時に、大人のベッドへ連れていかないようにする。移動させると、それが習慣になってしまい後で変えるのが難しくなります。むしろ子どものベッドで落ち着かせて、また眠りにつかせるようにしましょう。
- 子どもの悪夢が続くようであれば、小児科医に相談する。これは睡眠障害や、外傷後ストレス障害の可能性もあります。子どもの生活環境からくる、心理的な問題の兆候かもしれません。
子どもの悪夢への対策
子どもが2~3 際の頃に悪夢が起こるのは、正常な子どもの成長の一部です。さらに6歳位になっても続くこともあります。しかしその後、成長と共に悪夢を見る回数が少しずつ減ってくるでしょう。
上記に示した悪夢への対策を参考にして、子どもが怖い夢を見なくて済むようにしましょう。もしなかなか問題が解決せず、子どもが苦労しているようであれば、ぜひ小児科医に相談するようにしてください。