子どもの音韻(おんいん)意識を高めるにはどうすればいい?

本記事では、お子さんの音韻意識を高めるためにご自宅で簡単にできるアクティビティについて見ていきましょう。
子どもの音韻(おんいん)意識を高めるにはどうすればいい?
María Alejandra Castro Arbeláez

によってレビューと承認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

によって書かれた Marisol Rendón Manrique

最後の更新: 27 12月, 2022

音韻意識とは、話し言葉を認識することです。人が言葉を介して他人と対話するとき、このスキルを養います。時間の経過と共に、子どもは話し言葉は言葉から、言葉は音節から、音節は音素から構成されていると学びます。

「音韻意識とは、より難しくより具体的な言い方、言葉、音節、そして抽象的で細かい違いを生み出す音素などを、子どものうちに徐々に発達するメタ言語能力のことです」

– マルバ・ビジャロン –

子どもがこの能力を身につけると、話し言葉を操ることが可能になります。この時、文字を視覚的に認識できるようになるのです。ですから、このようなステップを飛ばさないようにするために、音韻意識を高めようと図を見せたりはしないほうがよいでしょう。

下記に紹介する遊びで、読み書きの練習を始める前に音韻意識を発達させることができます。

音韻意識を高めるための遊び

リスニングゲーム

子どもが最初に認識する音は、日常生活で聞く音です。

  • 数分間喋らないようにお子さんに言います。
  • 次に、黙っていた間に聞こえた音は何か聞いてみます。
  • 車の騒音、ドアの開け閉めの音、エアコンなどについて教えてくれるはずです。

オノマトペゲーム

電話で遊ぶ子ども 音韻意識 子ども

この遊びは家族で楽しむのにぴったりです。

  • 輪になって座り、子どもを真ん中に座らせて目を閉じてもらいます。
  • 次に、誰かが立ち上がって場所を移動し、動物の鳴き真似をします
  • 子どもは音が出た場所を指さします。この遊びは、聴力と集中力の発達に役立つ大切なゲームです。

韻は、音韻意識を高めるために使える優れたツールです。韻を使いながら、お互いに似た聞こえの言葉があることを教えることができ、また、言語パターンを真似する助けになります。

日常生活で韻を使う1番の方法は、歌ったり、詩を読んだり、なぞなぞを解くことなどです。このようなアクティビティをもっと楽しくするには、どんな言葉も積極的に表現することが大切です。

写真ゲーム

子どもが韻という概念に慣れたら、次のレベルの遊びをすることができます。

  • 箱を持ってきて、その中に互いに韻を踏むものが2つずつあるように、物を写した写真をいくつか入れましょう。
  • お子さんに、箱から写真を取り出して、韻を踏むもの同士で合わせるように言います。

音節ゲーム

単語を音節ごとに分ける方法を理解するのは、正しい綴りを学ぶことと、耳で聞いて言葉を理解する基礎を築くために重要なことです。家族全員でこのゲームをすることができます。

  • 輪になって、それぞれ自分の名前を言いながら、音節ごとに手を叩きます。
  • 次に、もっと長い単語を言いながら同様に手を叩きます。
  • 写真に写った物の名前を言ったり、周りにある物を見ながらその名前を言っても大丈夫です。

音節の歌

歌う子ども 音韻意識 子ども

音節を使った歌は、子どもが言葉を音節ごとに分解する練習になります。よい例として、「クラップ、ストンプ、チョンプ」があります。

お読みいただいた通り、音韻意識は、他のコミュニケーション能力を適切に養ための基礎になる能力です。ですので、今回ご紹介した簡単なアクティビティでその能力を刺激してあげるのが大切なのです。

子どもの読み書き能力を伸ばすためには、聞く能力を高めることが鍵だということをお忘れなく。


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  • Grant #90HC0001 for the U.S. Department of Health and Human Services, Administration for Children and Families, Office of Head Start, by the National Center on Cultural and Linguistic Responsiveness http://eclkc.ohs.acf.hhs.gov/hslc/tta-system/cultural-linguistic
  • Villalón, M. (2008). Alfabetización inicial: claves de acceso a la lectura y escritura desde los primeros meses de vida. Ediciones Universidad Católica de Chile.

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