丁寧に話すこと:「ありがとう」という言葉を教えよう

丁寧に話すこと:「ありがとう」という言葉を教えよう

最後の更新: 19 8月, 2018

多くの人が子供にマナーを教えることはとても重要だと考えています。丁寧に話したり、「ありがとう」と感謝の言葉を述べるのは、しつけの在り方を反映するだけでなく、感情のつながりと深く関係しています。こういった言葉や話し方を通して、他人と良い関係を築いていくのです。

ここ数年、子供に何かを「強制しない」育児方法が流行っていますこれは行動や発言を自発的なものに任せたほうが、子供の成長を促すことが出来るという考えに基づいています。

しかし、自由放任主義ばかりに偏った考えは良くありません。親として、子供が世の中にうまく溶け込んでいけるよう手助けをしなければならないという事を忘れてはいけません。

子供の手本となり、人とつながる方法や技術を伝えるべきです。それには年齢に合った段階を踏まえる必要があります。

子供に丁寧な話し方や「ありがとう」ということを教えるのは「強いる」のとは違います。無理やり押し付けているのではなく、良いマナーが社会生活においてどれほど大切なものなのかを教えるのです。これは出来るだけ早い段階で教えるようにしましょう。

 

「ありがとう」という言葉:早い段階で学ぶべき大切な言葉

3歳から6歳にかけて子供は社会というものを認識し始めます。人と交わる中で、子供は言葉をどんどん発達させていくのです。

見るもの全てから学び、両親から行動や態度を学びます。言葉を使わないコミュニケーション(しぐさ、動き、表現)からも多くのことを吸収するでしょう。

これは成長のほんの小さなステップです。周りの出来事を認識しだすと、次はより複雑な心や感情の部分の成長が刺激されます。

そして、これは親は子供の見本になれるようふるまう必要があるということです。この時期に「ありがとう」という言葉の大切さをしっかり教えてあげてください。

 

ありがとう

 

全てが自分の思うようにはいかないということ

まるで王様か何かのようにふるまう子供たちがいます。手に入って当たり前だと全てを受けとめ、好きな態度をとっても良いと考えています。

・これはもちろん親の責任です。ですが子供によっては手のかかる難しい子供もいます。こういった子供のしつけはとても大変なものですが、親として責任は果たさねばなりません。

子供の社会性や感情はとても早い時期から発達します。おしゃべりを始めるずっと前から、子供は周りのことを大人が思う以上に理解しています。

・子供は常に欲しいものを手にすることが出来ない、または手に入れるべきではありません。そしてもし手に入る場合は、必ず「ありがとう」と言えるよう幼いころからしつけをしましょう。

 

他人に対してポジティブな言葉を使う大切さ

3,4歳になった頃、買い物に行ったときなど「おはようございます」や、その他丁寧な言葉、ポジティブな言葉を使うと、周りの気を引き笑顔があふれます。これはポジティブな態度というもので、他人とのつながりを生みます。

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・幼い子供にはこの大切さがあまり理解出来ないかもしれませんが、人から一目置かれた、喜ばれたという認識をすることは出来ます。

「ありがとう」という言葉は、人がしてくれたことを理解していることを示します。他人との共感を生み出し、子供の社会性や感情を発達させます。

 

となかい

よい行いは伝染する

子供に「ありがとう」ということを教えたり、丁寧に話すことを教えるのは難しいことではありません。学校に通い始める前までに教えておくと、クラスメイトなどとうまく人間関係を築くことが出来るようになります。これはポジティブで理想的な人間関係の形です。

・人の心に響く言葉があります。「大好きだよ」とか「あなたは私にとって大切な人だよ」または「ありがとう」といった言葉は単なる「言葉」ではなく、感情を表すものです。

・こういった言葉を使えるようになると、より心の近い、密接な人間関係を築くことが出来るようになります。「ありがとう」という言葉は、感謝されることにもつながります。

 

アイススケート

子供が誰かのために何かをするとき、それは相手に認識されたい、尊敬されたいという思いも含まれています。周りの人に良く思われたり、良心的な扱いをされたいと思っています。私たち大人から子供たちは全て学びます。彼らの人生にとって大切なものすべてを大人から学ぶのです。

あなたは子供にこういった言葉遣いを教えていますか?


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。