体臭を悪くする食べ物と良くする食べ物を見てみよう!
哲学者のルートヴィヒ・フォイエルバッハによると、「人は食べるのものによって、その健康状態が決まる。」と言います。そして食べるものによって体臭も決まってきます。オーストラリアのマッコーリー大学の「進化と自然な行動」という研究では、食生活が 体臭 に関係あるという結果が出ました。
どんな臭いがするの?
人間の皮膚は最大の臓器と言えます。皮膚は身体を守り、温度調整をして水分を保持し、感覚的刺激を通して外界とのコミュニケーションを図る機能があります。
毛穴を通して、汗という形で毒素を取り除きます。そこでこれらの成分が身体から出るのは良いことなのです。
そして食べ物が体臭に影響するというのは、論理的な結論なのです。食べるものによって、体臭に違いが出てくるのです。
ホルモンの影響
人によって体臭は違いますが、それにはホルモンの影響が大きいです。性別や遺伝によっても違ってきます。前述のように食べ物は汗に影響して、汗の量やその質にも変化を起こします。
つまり食べ物の種類によって汗の量が増えたり、汗の成分の変化が起こり、違う臭いを放つということです。
嫌な体臭を起こす食べ物とは?
辛い食べ物に含まれるカプサイシンという燃えるような感覚を起こす成分によって、もっと汗をかきやすくします。
神経系の受容体が活性化されて、まるで真夏のような状態を引き起こします。そこで何か辛いものを食べると、体温が上昇したように感じるのです。
赤身の肉
オクスフォード・ジャーナルの学術文献によると、赤身の肉類を大量に摂取すると、身体に負担がかかり、脂肪を消費してエネルギーを保持するのが難しくなるとの結果が出ています。
それにより、毒素が溜まり、汗をかくことになります。その結果好ましくない異臭を放つことになるのです。
精製された炭水化物
加工された炭水化物をたくさん摂取する人とその体臭に、直接の関係があると言われています。
スパイス
カレー、クミン、フェヌグリーク、ウコンなどのスパイスは、独特の香りがします。これらのスパイスが好きならば、この臭いを嫌だと思わないでしょう。
にんにくと玉ねぎ
その治癒力以外に、にんにくと玉ねぎにはスルホキシドが含まれます。この成分は皮膚組織を簡単に通り抜けることができます。
そこで独特の臭さが皮膚の穴から出てしまうのです。
魚
代謝の問題で起こるトリメチルアミン尿症という疾患があり、腐敗した魚の臭いがします。この病気は体内で消化分解する際、魚が発する成分を分解できないために起こります。
体臭を良くする食べ物
前述の「進化と自然な行動」の研究では、果物や野菜をたくさん食べる人は、甘い香りや花のような匂いを発するとも言われています。
パイナップルやオレンジは心地良い香りがします。一方、緑色野菜はクロロフィルのおかげで、天然のデオドラント効果があります。
体臭をよくするコツ
- プロバイオティクスを食事に取り入れる。これで毒素の消化を助けて、汗による体臭を防ぎます。
- ミントとカードマム。これらの薬草は消化システムの働きを促し、身体が新鮮な香りになることでしょう。
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