新生児の呼吸について

もし赤ちゃんの呼吸が正常かどうかを知りたければ、呼吸数をカウントしてみると良いでしょう。赤ちゃんの正常な呼吸数は1分間に40から60回です。
新生児の呼吸について

最後の更新: 17 2月, 2019

赤ちゃんの呼吸に関して、どの親御さんも一度は心配になったことがあるでしょう。まず知っておくべきことは赤ちゃんの呼吸は大人に比べて早いということです。また、呼吸のパターンも一定ではありません。

呼吸のリズムが不規則だと不安になることもあるかも知れませんが、心配することはありません。赤ちゃんの場合はいたって普通のことであり、成長するとともにそれは安定してきます。

こちらもご覧ください 新生児に見られる7つの一般的な問題

もし赤ちゃんの呼吸が正常かどうかを知りたければ、呼吸数をカウントしてみると良いでしょう。赤ちゃんの正常な呼吸数は1分間に40から60回です。

 

新生児の呼吸

新生児の呼吸は大人よりも早いです。なぜなら、赤ちゃんの肺はまだ小さく、大人のものほど酸素をため込むことが出来ないからです。

大人は1分間に18から20回呼吸します。一方赤ちゃんは1分間に40から60回です。

赤ちゃんは呼吸が浅く早いため、リズムも一定していません。長い呼吸の時もあれば短い時もあります。

時には一時息を止めることもあります。これを「周期性呼吸」と呼び、健康な赤ちゃんにも普通に起こることです。

赤ちゃんの呼吸が正常か確認したいときは以下のことをお勧めします。

赤ちゃんの胸の動きを一週間観察しましょう。もし何か変化がある場合は、小児科に相談します。

赤ちゃんの と口の近くに耳を寄せて、呼吸音を聞きます。音が正常化確認してください。

ほっぺを赤ちゃんの口元に寄せて、息の温度を確認します。熱すぎる時など、すぐに気が付くでしょう。

生まれたばかりの赤ちゃん

 

呼吸音が大きいのはなぜ?

ほとんどの場合は、空気が喉の奥にたまった唾の上部を通るために、呼吸音が大きくなったりします。大人と違って、赤ちゃんは、わざと咳をして喉をクリアにしたり、呼吸をコントロールすることが出来ません。

そのため必要に応じて、生理食塩水を鼻に数滴たらしたりしても良いでしょう。これは鼻の分泌物を液化し、赤ちゃんの鼻腔を詰まらせる可能性のある粘膜をクリアにします。

ですが、それをする前に小児科医に相談して、本当に異常がないかどうか確認してもらいましょう。

また、以下のような原因もあるので覚えておいてください。

気道が小さい。この場合、一度にあまり多くの空気を取り入れることが出来ません。そのため空気の出し入れが早くなる、つまり呼吸が早くなります。

・新生児はとても鼻が小さい

・粘膜で鼻が詰まっている

・赤ちゃんは鼻で呼吸をする

鼻が詰まっていると呼吸音が大きくなる

・喉の奥に唾が溜まりすぎている

ママと赤ちゃん 新生児 赤ちゃんの呼吸

 

こちらもご覧ください 突然呼吸が止まってしまった子どもの救命処置

病院に行かないといけないのはどんな時?

赤ちゃんの場合、小さな問題もあっという間に悪化することがあります。そのため、以下の場合はすぐに医師に診てもら事をお勧めします。

呼吸が15秒以上停止する

・呼吸が停止して、口元が緩んだり青白くなっている

・呼吸は正常なのに、皮膚が青白くなっている

何度も嘔吐したり、具合が悪そう

高熱(38度以上

呼吸が早すぎる

 

「赤ちゃんは生まれたと同時に泣く それは初めて愛から切り離されるからだ。」

カマンド・コジョリ

 

赤ちゃんの呼吸には雑音が混じっていることが多いですが、ほとんどの場合は心配する必要はありません。

ですが上記に記したことが起こった場合は、すぐに医師に診てもらいましょう。


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このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。