私をシングルマザーにした男への感謝状
これはあるシングルマザーの実話に基づいていますが、同時にたくさんの人に共通した話でもあります。
ある若い大学生がまわりの女子学生と同じように、「たった今この時を」一時的に楽しめばいい、人生何とかなるさ、と気軽に考えていたのに、まさか母親になることだけは予想していませんでした。
最初はシングルマザーになるのは精神的なショックが大きいものだと思っていたのが、実は、彼女にとって最高なことだったのです。
これは一時期ソーシャルメディアで広まった手紙の一部で、多くの若い女性が経験するかもしれない、奥深い感情世界を少しまとめてみたものです。
付き合い始めてから女性は妊娠してしまい、それを交際相手に伝えると、彼女は見捨てられるのです。
そういう話はよくあることで、同じような経験をした人が身近にいるかもしれません。そんな女性たちから私達が教わる、大事な教訓があります。
時には運命が我々を強くしてくれる事もあります。最初に発覚した時は、もうこの世の終わりのように感じたものが、現実には人生で最高の経験への出発点であったと気付くのです。
今回わたしママでは、シングルマザーについてお話していきます。
あなたは私を見捨てたけれど、たくさんのものを私にくれた
それは愛ではなかったのかもしれないし、彼は私を愛していたのかも。出会いがあって、お互いに好きになると、本当に生きてる感じがしました。19歳の恋はとても強烈で、それを誰も拒否なんかできないのです。
あなたがこれを読む機会があるかどうか分からないけど、まずはありがとう。あなたがしてくれた事と、あなたが私にくれたもの全てに感謝しています。
この話の主人公は、大学のパーティーでその相手に会いました。現代の若者と同じように、2人は3年つきあって、彼女はこれこそ「本当の愛、永遠の愛」と信じていました。
しかし、現実はそういきませんでした。妊娠が発覚して、彼女は即見捨てられてしまいました。
この時点で、彼女はよく考えて、勇気ある決心をしました。この状況でありながら、妊娠を継続して、子どもを産もうと決めました。
私はよく土曜の夜に独りで部屋に残って、妊娠6か月の自分の姿を見ながら、「何てことしてくれたのよ!」とあなたに怒鳴り散らしていました。
ところで、私が出産で病院にいる時、あなたがお見舞いに来れなった本当の理由を、私知っているのよ。ハロウィーン パーティーで酔っ払っていて忙しかったのよね。
妊娠が分かってから、私を置き去りにしてくれてありがとう
女性が妊娠して、それが望んでいない妊娠であったら、子どもを産むという決心と責任は、全てその女性自身のものであることを本人が一番わかっています。
相手が逃げてしまい、独りぼっちになったとしても、決心は変わりません。女性の心が傷つき、ガラスの破片のように散らばっているとしても、そんなことは関係ないのです。どうしてかと言うと、彼女の中には新しい命が芽吹いているからです。
- この話の女性は、妊娠発覚で逃げてしまった相手に感謝して、彼女自身の人生を歩んでいくと決めました。結局そんな卑怯な人は、子どもの人生にいらないからです。
- 彼はその後も大学のパーティーに行き続け、女と酒に入り浸り、軽率な行動をとり続けたのです。
- 最初しばらくは傷ついていた彼女も、数か月経ってから、純粋で永遠の、そして完全で素晴らしい愛の存在に気付いたのです。それは、母親になるという母性愛でした。
私を成長させてくれてありがとう
主人公の彼女は、今までの生活を変え、新しい生活習慣・義務を強いられて、とてつもなく新鮮な人生のマップを渡されたのです。
彼女は大学を退学し、実家に戻りました。そしてパーティーに行くのを辞め、強烈な遊びと派手な世界を離れて、仕事を探し始めました。彼女にとって本当に優先すべきことが分かったのです。
3年も付き合った後ふられた彼に、どんな借りがあるか彼女は考えてみました。
- ウィスキーとコーラは過去のもの、未来の飲み物は子ども用ジュースだと私に気付かせてくれてありがとう。
- パーティーのDJ サウンドよりも、私の小さな娘が話しかけるのを聞く方が断然いいと分からせてくれてありがとう。
- 前の晩に飲み過ぎて吐いたまま寝てしまって、気付いたら独りでいるより、大量の汚れたおむつの方がよっぽどましと教えてくれてありがとう。
シングルマザーでいることは女性にとって最高の地位
シングルマザーになると、自分の可能性を見つけ出し、それを理解することができます。シングルマザーは母親であり、同時に父親でもあるのです。
苦しんで、こっそり独りで泣いて、もうこれ以上無理と思ってしまうことはよくあります。でもこの話の主人公のように、困難に打ち勝って、目標を達成できるのです。
以前の生活に戻りたいと思うのは当然です。大学の試験、好きな男の子とのデート、将来の夢を考えたり、最高のパーティーの準備をしていた頃のことを思い出して。
たった15歳、17歳、19歳でシングルマザーになるのは非常に大変なことですが、人生において何事もやればできるのです。自分の目標を達成したら、そこに行きつくまでの経験と知恵はすべて自分もので、誰にも奪い取ることはできません。
あなたが教えてくれたのは、王子様が何でも解決する正義の味方ではなく、実は馬に乗ってやってきて、私のことを「ママ」と呼んでくれる小さな子であったということです。
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