人気者になりたい10代の若者の気持ちを考えてみてよう

10代の若者は、人気を追い求めることに必死になりすぎてしまうことがあります。そんなときはあなたが行動を起こさなければなりません。知っておくべき警戒サインをご紹介します。
人気者になりたい10代の若者の気持ちを考えてみてよう

最後の更新: 29 8月, 2019

人気者になりたいと思うことは、それが普通の程度である限りは10代の若者にとっては自然なことです。人付き合いが若者の生活に非常に重要になります。自分の社会サークルと自分を重ね合わせ、自分が受け入れられ、そこに所属していると感じる必要があるのです。

ときに、若いときに起こることは全て問題のからまりあったものだと思うことがあります。若者の行動を、複雑かつ難解で、矛盾しており、変化をさらに困難にしているだけのものだと考えてしまいます。

思春期は、身体的な変化が避けられない段階です。ホルモンが重要な役割を果たし、10代の若者は自分のアイデンティティを形成しようとしている時期です。感情は不安定になるため、自分でも自分に何が起こっているのかわからなくなることがあるのも自然なことなのです。

10代の子どもと共に生活する大人は、それが親や家族のメンバー、あるいは先生でも、これらの変化は様々な方法で子どもに影響を与えているということ、そして共感しながら子どもの話に耳を傾け、理解する姿勢を保つことが重要であるということを常に覚えておかなければなりません。

この時期には、子どもは自分が本当はどんな人なのかを理解しようとしています。家族はもはや世界の中心ではなくなり、子どもの周りの世界や友人がすべての判断基準になります。そのため、10代の若者にとって人気がとても重要になるのです。

不安や低い自尊心は、人気を追い求めることと一緒になると危険になることがあります。こういった場合に、私たちが子どもが送っている信号にとても敏感にならくてはならないのです。

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人気を求めることのリスク

自分ではない誰かになること

私たちは、子どもが周りに合わせるために自分ではない誰かになろうとするのではなく、ポジティブで正直な方法で振舞えるように手助けをしようとしなければなりません。

最終的には、こういった嘘の演技は反対の効果をもたらしてしまうからです。友達に、信頼できないと思われてしまう可能性があります。

受け入れられることを求めることは、悲しみなど社会的に受け止めてもらえない感情を隠してしまうことにつながる恐れもあります。最終的にこれは一生続く習慣になってしまい、自分の感情と切り離された大人になってしまうのです。

不適切な行動

10代の若者に、よい指導と従うべき見本がいなかった場合、注目を集めたり特にソーシャルメディア上でフォロワーを増やしたりするためだけに行動する、 自己顕示欲の塊になってしまうかもしれません。

表面的な人間関係

本当のつながりを作ることに重きを全く置かず、人気者になることだけを追い求めていると、浅く短い人間関係しか築けなくなります。

親にできることは?

コミュニケーションと反省

コミュニケーションは、子どもが小さいころから行い続ける必要のあるプロセスです。

この受け皿を持ってこなかった親の多くが、子どもが思春期になれば何でも話してくれるだろうと考えています。が、それは間違いです!常に子どもの近くにいて、オープンで客観的な関係を維持しなければならないのです。

お子さんが人気について心配しすぎてると感じたら、人気者になりたいというモチベーションが何なのかを聞いて、それについて深く考えるように促してあげましょう。

人気者になることで何が得られるのか?とても人気者になったら何をするのか?自分の人生が急に変わると思うか?などなど…

健全な関係を築くこと

この時期は、若者がスポーツチームに参加したり、バンドを組んだり、興味のあるあらゆることに関わるための絶好の時期です。こうすることで、人から知られている単純な事実だけにとどまらない絆を作ることに役立つでしょう。

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尊重することが最も大切

自分自身と他人への尊重を育てることが最も重要です。これもまた、子どもが小さいときから教えるべきことの一つです。

自分を尊重する気持ちも、10代の若者に教える重要な価値観の一つです。挑戦を受け入れ成長するよう励ましつつ、地に足をつけたまま人を傷つけず、自分を受け入れるよう促しましょう。

人気を追い求めることは10代の若者にとって欠かせないものであることを忘れてはいけません。自分や他人を傷つける危険な凶器になってしまわないように、必要なサポートをしてあげられるかは私たちにかかっています。

子どもは一晩で青少年になるわけではないということを覚えておきましょう。これは成長のプロセスなので、それに対峙するのに必要なツールを私たちが提供してあげなければならないのです。


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