妊娠は伝染するってどういうこと?
妊娠は伝染するのか、今回はこのトピックについて数多くの研究結果と一緒に詳しく見ていきたいと思います。
現在お友達が妊娠していますか?でしたら、次はあなたの番かも知れません。友人の妊娠があなたに「母親になりたい」という思いを芽生えさせることは、多くの研究で明らかになっています。
つまり赤ちゃんを作ろうという決意は、2人の意志だけでなく、もしかしたら社会的なネットワークにも左右されている可能性があるということです。
研究によると、友達の妊娠を目にした女性はその2年以内に自分も妊娠するといったケースが多いようです。
特に赤ちゃんが生まれた最初の12か月から24か月の間に、そういう事態になることが多いことから、「妊娠は伝染する」と言っても過言ではないかもしれません。しかし、この影響は赤ちゃんが3歳を迎えることには弱くなっていきます。
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なぜ妊娠は伝染するのか?
まず女性ホルモンなどの影響を除くと、妊娠が伝染する理由は2つあります。1つ目は母親になることを恐れている女性が友人の母親としてうまく生活している様子を見ることで、自分も大丈夫なのではないか、うまくやれるのではないかと考え始めることです。
2つ目は社会的な観点からで、同じグループの友人が妊娠することで、自分が仲間外れにされることを恐れ、妊娠するという可能性です。
片方の友人が妊娠すると、もう片方は体験を完全に共有できないと感じます。つまり疎外感のようなものを感じるのです。
すでに子供を持ちたいという願望を持っているとしたら、そばに出産したばかりの人が現れると、その気持ちがより大きくなるでしょう。誰かがすでに自分が体験するであろうことを体験したと知ると、とても嬉しい気持ちになるものです。
友達と同時に親になると友情も深まりますし、経験を共有することが出来るからです。また、子供同士も仲良くなることが出来るるのも嬉しいことですよね。
「人生は常に燃えている炎のようだ だが子供が生まれる度その火はさらに大きく燃え上がる」
友達と同時に母親になるメリット
友達と同時に母親になることには多くのメリットがあります。新たな母親としての役割に直面した時、互いに経験を共有し、ストレスを軽減し合うことが出来ます。
では、4つのメリットをご紹介していきましょう。
1.子どもの友達が出来る
一緒に遊ぶ友達を持たない子供も多くいます。ですので、同じ年の子供が近くにいるのはとても良いことです。友達と同時に妊娠すると子供にとっても大きなメリットとなるでしょう。
2.経験を共有する
妊娠や出産経験のある友達に妊娠のことについて話すと、彼女の経験をもとにした様々なアドバイスを与えてくれるでしょう。
妊娠の喜びを、すでにお子さんのいる友達を分かち合うことで、彼女もまた新たに赤ちゃんが欲しいと思うようになったりもします。
3.恐怖と不安に立ち向かう強さを与えてくれる
妊娠すると出産やその後の責任に対する恐怖心が出てきます。もし友達と同時に妊娠したら、その恐怖心、疑問、心配事を分かち合うことが出来ます。これは強さと自信を構築するのに役立ちます。
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4.似通ったライフスタイル
多くの女性は友達のライフスタイルの変化に触発されて自分も母親になりたいと感じるようになります。
もし妊娠している友達がいて、自分も子供を持とうと決心したとします。友達とは多くの経験を共有し、絆も深まるでしょう。似通ったライフタイルも持つことが出来ますよ。
子どもを持つことは社会的にも経済的にも不安なことが多いです。しかし、友達と同時に妊娠すると、未知の経験が共有できる情報へと変わります。
このように、妊娠は伝染するというのは全くの嘘というわけではありません。友達に妊娠している人はいませんか? もしかしたら次はあなたの番かも知れませんよ!