子どもが叫んでばかり!親として何ができるだろう?

子どもが常に叫んでいる時、どうしたらいいのかわからないというお母さんはたくさんいますよね。
子どもが叫んでばかり!親として何ができるだろう?
María Alejandra Castro Arbeláez

によって書かれ、確認されています。 心理学者 María Alejandra Castro Arbeláez.

最後の更新: 03 8月, 2019

お子さんがいつも叫んでいることが心配ですか?叫ぶことは子どもにとって習慣的な反応になることがよくあり、そのためにあなたが怒ってしまうこともあるでしょう。

お子さんが叫ぶことで家の中が緊迫してしまっていますか?ご心配なく、これは多くの家族によくあることなのです。子どもが幼い時期には、叫ぶことがコミュニケーションのパターンになることがあるからです。

この頃は感情が高まる時期です。しかしお子さんが叫んでいる時どう対応したらいいのかとお思いなのではないでしょうか。叫ぶことはやめさせられるのでしょうか?以下を参考にしてみてください。

子どもが叫ぶ理由とは?

この状況を理解してそれに対応するには、子どもが叫ぶ主な理由を理解することが欠かせません。

子どもだから

子どもはとてもアクティブです。一日中さまざまなゲームをしたり、探検をしたり、たくさんの音を立てたりしながら楽しんでいます。

多くの子どもはコミュニケーションを取る手段として自然に叫ぶのです。他の子どもと一緒にグループでいる時は特にそうです。

毎日子どもは新しいものを発見していて、叫ぶことは喜びを表現するための方法であることもあるのです。

親や親しい親戚の真似をしている

子どもは家で聞くコミュニケーションのスタイルを真似しようとして叫んでいるのかもしれません。あらゆる意味で見本を見せることで子どもに教育しているということを忘れてはいけません。ですので、あなたがとても大きな声で話す傾向にあるならお子さんも真似をしてそのようにするでしょう。

子ども 叫ぶ

注意を引くため

子どもは一緒にいる人からの注意を引きたいと思って叫んでいるのかもしれません。小さい子はかまってほしがるものです。

お察しの通り、子どもが話を聞いてもらえていない、あるいは誰かに取って代わられているという風に感じると、気づいてもらおうとして叫ぶのです。

感情を表現するため

お子さんが叫んでいるのはイライラや嫉妬、ストレス、または興奮であることもありますが、これらの不快な感情への反応かもしれません。

子どもはその年齢のために、これらの感情を支えるエネルギーを管理する力があまりありません。ですのでそれを解放するために叫ぶという方法を選ぶのです。

発達段階

子ども 叫ぶ

2歳~3歳の間、子どもはかんしゃくを起こす期間を経験する傾向にあります。これは親の威厳にとって大きなチャレンジです。

言葉が通じないこと

子どもに発話障害のようなものがある場合、それが叫ぶことを通して出てくることもあります。子どもはそれを自分の気分を表現する方法として行うのです。

聴覚の問題

鼓膜の炎症やその他の障害などの聴覚の問題があると、子どもは自分の声が聞こえません。そうなると子どもは大きな声で話さざるをえません。そうすることでしか自分の声が聞こえないからです。

お子さんが常に叫んでいるときどうしたらいい?

お子さんがいつも叫んでいる理由に気づいたら、次のステップはそれを止める方法を見つけることです。その答えは、忍耐力を身に着けることです。お子さんを落ち着けるにはこれしかありません。

自分の声を抑える

自分のことを反省する努力をし、叫ぶことが家の標準状態になっていないかを確かめましょう。その場合、電話で話すときや家族の一員と話すときに自分の声のトーンを落とすようにしましょう。

叫んだ方が伝えたいことが明確に、そしてしっかりと伝わるという考え方はやめましょう。

かんしゃくに負けない

お子さんがあなたに向かって叫ぶなら、同じように反応することは何があっても避けましょう。実際、あなたが声を抑えれば、お子さんも同じようにし、あなたの声をより聴いてくれるようになるでしょう。

しかし、しっかりとルールを作り、かんしゃくに負けないことが大切です。例えば叫ばれると何を言っているかわからないということをお子さんに伝えましょう。そうでないと、かんしゃくを起こせば欲しいものを得られると子どもは思ってしまうからです。

お子さんが落ち着くのを待つ

お子さんが怒りのようなとても激しい感情の真っただ中にいるときには、論理的に話をすることはできません。お子さんに共感し、落ち着いたら話を聞いてあげましょう。邪魔をすることなくお子さんに気持ちを表現させてあげるのです。

さらに、お子さんに話を聞くということも教えましょう。それは本を読むことを通して行うことができます。または静かにしないといけないところに時々お子さんを連れて行くのもいいでしょう。この意味では図書館はとてもいい場所です。

言語聴覚士に相談する

子ども 叫ぶ

お子さんの先生と話して、教室の中でもこのような傾向があるかどうかを突き止めましょう。それで疑惑が確かめられれば、言語聴覚士に相談しましょう。言語聴覚士とは、特別な練習法を使って子どもが声を抑えられるようになるのを助ける専門家です。

まとめると、お子さんが常に叫んでいる場合に起こるかもしれない嵐は、これらの提案に従えば止められるかもしれません。最も初歩的なことは、家庭で手本を見せることだということも忘れないでくださいね。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。