学校の閉鎖でコロナウイルスの拡大は遅らせられるの?
今やどこを見てもコロナウイルスの話題でいっぱいなので、この病気についての情報は全ての人の耳に入っていることでしょう。しかし、ときに情報にアクセスしすぎることで恐怖や混乱が生まれてしまうこともあります。
ウイルスがここまで社会的・経済的レベルでインパクトを与えたことはありませんでした。私たちは新型コロナウイルス、SARS-CoV-2のパンデミックの真っただ中にいます。ではこのコロナウイルスの拡大を遅らせるために、私たちには何ができるのでしょうか?
世界がウイルスの大流行に直面したのはこれが初めてではありません。例えばエボラ出血熱や鳥インフルエンザなどはそのほんの数例です。しかしコロナウイルス、あるいはCOVID-19による死者の数は増え続けており、特に高齢者や健康に問題がある人に深刻な影響が出ています。そして死者数は今後も増え続けていくように思え、社会全体が恐怖に陥れられています。
いつまで続くのか?
このウイルスがいつまで私たちの社会にとどまり続けるのかについては、明確な答えがありません。これが寒い気候と共に戻ってくる季節性のウイルスなのかどうかについてもわかっていません。また、このウイルスが変異したり今より強力なものになりえるのかということも不確かです。リアルタイムで最新の情報を知りたいと思っている人はたくさんいます。
専門家の中には、太陽が出て暖かくなれば、密閉空間に集まることが少なくなりウイルスの凶暴性がおさまるという人もいます。さらにウイルスは構音では再生産しにくいのです。
感染者の中には症状が出る人もいれば無症状の人もいます。良いニュースとしては、この病気にかかりそれを克服すると、もう一度このウイルスにさらされても免疫ができるということです。しかし、これもまた科学者によってさらに研究されなければならないことでもあります。
コロナウイルスを止めるためのソーシャル・ディスタンシング
健康や衛生の専門家は、ウイルスの拡大を抑止するためにソーシャル・ディスタンシングを勧めています。これは感染の大幅な拡大を防ぐ意味もあります。感染拡大が起こった場合、医療機関がパンクしてしまわないよう、それが徐々に起こる方がいいのです。ところで、医療機関はすでにこのパンデミックが引き起こしてる災害を認識しています。
深刻なケースでは、できるだけ効果的な治療を受けなければなりません。また、より軽傷の場合は自宅療養を行います。こうすることで医療サービスや緊急サービスが崩壊しないようにしなければならないのです。人々の接触が少なくなればなるほど、そして人々が密集しなくなればなるほど、リスクは下がります。
人々の動きや密集を減らすため、イタリアと中国は両国とも国境を閉鎖しました。これはコロナウイルスの拡散を抑制するのに役立ちます。さらに、デイケアから大学までの多くの教育機関も世界中のさまざまな都市で閉鎖を決めています。
コロナウイルスの拡散を抑制するための学校の閉鎖
コロナウイルスの拡大を抑制するため、学校やその他の教育施設を閉鎖することで、子どもを学校へ送っていく親や親せきの動きを制限することができます。これが人々が特に保菌者と互いに接触することを防ぐことに役立つのです。
多くの学校が閉鎖しているのと同様、特にショーやスポーツの大会、会議など人がたくさん集まるものもキャンセルされています。公共交通機関でも本数の削減や止まっているものがある場合もあります。密閉空間で10人以上が集まるものは中止すべきだと専門家は勧めています。
高齢者へのコロナウイルスの危険性
コロナウイルスはほとんどの場合咳やインフルエンザのような症状を引き起こしますが、深刻な肺炎などにつながって命を脅かすこともあります。それには以下のような人々が含まれます。
- 年配の方
- 慢性的な病気のある人
- がんのある人
- 免疫抑制薬を飲んでいる患者
- 妊婦さん
私たち一人一人が状況を良くするためにできることをすることが重要です。ビジネスにおいてはテレワークを推進したり、混雑を避けるために仕事の時間を調整したりするべきです。こうすることで、人と人との接触を最低限に保つことができるでしょう。
もしもインフルエンザのような症状が出ていたら、仕事は休んで家にいて病気をばらまかないようにしなければなりません。そしてもちろんお医者さんに相談しましょう。SARS-CoV-2だと診断された従業員は自宅に待機し、友達や同僚にすぐに知らせなければなりません。
そして最終的に子どもを怖がらせないようにし、健康の専門家の指示に従うことが大切です。コロナウイルスの拡大を防ぐためにできる一番いいことは、頻繁に手を洗い咳はひじにするなどです。