【人気ボードゲームを!】集中力アップの海外ゲーム5選
集中力は情報プロセスを促す複雑な頭脳機能で、感覚、認知、運動など、それぞれ必要な刺激が関与しています。そこで今日の記事では、子どもの集中力アップにつながると評判の、海外オススメボードゲームを見ていきましょう。
子ども達が小さい頃からこの集中力を発達させることが重要です。それはどの認知プロセスにおいても、最適に機能させるには集中力が基本となるからです。これからご紹介するゲームを参考にして、ぜひご家族で遊んでみてください。
集中力アップのゲーム5選
El Lince (エル・リンス)
これはメキシコで生まれたカードゲームで、プレーヤーが特定の絵が描かれたカードを抜きます。そしてボードに表示される200以上の絵の中から、同じものを探さなければなりません。このゲームを通して子ども達は集中力や注意力を磨くだけでなく、次のようなスキルを伸ばすことができるでしょう。
- ハンドアイコーディネーション(手と目の協調性)
- 観察力を高める
- 鋭い視覚と識別する力
- 反射神経
ゲームの名前(Lince はスペイン語でリンクス/オオヤマネコという意味)で分かる通り、野生猫のような鋭い目で挑まないとこのゲームには勝てません。
サイモン(電子ゲーム)
サイモンは1980年頃にヒットした電子ゲームです。これまでにサイモン エアなどの派生商品もあり、集中力と記憶力を改善するためのツールとして幅広い年齢層に人気があります。オリジナルのゲームはディスクのような上面部が4等分され、緑、赤、青、黄色に色分けされています。この4つのボタンが連続的に光って音が鳴る順番をプレーヤーが記憶しなければいけません。
毎回光る色ボタンの順番を観察し、プレーヤーはその通りに正しい色を押します。先に進むと共に覚えるボタンの数が増えて長くなりスピードアップするため、ゲームはどんどん難易度が上がり記憶力が試されます。
スポットイット!
スポットイット(別名ドブル)も、注意力や機敏さを向上させるボードゲームです。全部で55枚の各カードに8種類の絵柄が描いてありますが、全く同じカードはなく、絵柄の1つが必ず他のカードと一致するようになっています。
このゲームのルールは、任意に選んだ2枚のカードから一致する絵柄を見つけることです。もちろん勝つためには、できるだけ早くそれを見つけなければいけません。
スピードカップス
これは集中力や反射神経を鍛えて、頭の回転を早めるゲームで、カップを使うのが特徴的です。プレーヤーはまず違う色の組み合わせを示すカードを観察し、素早くその配列通りに5色のカップを並べたり積み重ねたりします。最初に並べ終わり、テーブルの中央に置いてあるベルを鳴らした人が勝ちです。
ジェンガ
ご存知の通りジェンガはシンプルなゲームですが、身体と頭を使うというメリットがあります。ジェンガを通して、注意力と集中力そして次のような能力が磨かれることでしょう。
- 論理的な考え方(作戦)
- ハンドアイコーディネーション(手と目の協調性)
- 視覚的空間感覚(立体の観察と理解)
- 微小運動機能(手先の器用さ)
ゲームを始める前に、小さな四角柱のブロックを積み上げたタワーを作ります。まず3本のブロックを横に並べてから、その上にさらに3本のブロックを向きを変えて置き、それを繰り返して全てのブロックを積み上げます。プレーヤーは一人ずつ、気を付けながらブロックを1本抜き取り、タワーの上にのせていきます。これは注意して行わないと、徐々に不安定になりタワーが崩れてしまいます。そしてタワーを倒してしまった人が負けになります。
集中力を高めるボードゲームのメリット
ボードゲームは家族が一緒に楽しく、充実した時間を過ごすのにピッタリです。さらに、様々な認知能力を伸ばす練習と訓練にもなり、注意力や集中力も高まります。
子ども達が遊びながら学習するというのがベストであること、をぜひ覚えておきましょう。遊びは運動的な刺激を与えながら、好奇心を魅惑して、たくさんの学びがあります。これを踏まえて、ダイアン・アッカーマンの詩の一節をご紹介して締めくくります。
「遊びというのは、脳が一番好む学習方法です。」
– ダイアン・アッカーマン –