おしゃぶりに関するウソとホント
赤ちゃんが泣いているとき、それを落ち着かせ慰めるために、生まれてすぐおしゃぶりをあげる親がいます。
おしゃぶりには指しゃぶりの予防策になると言われていますが、必ずしもそうではありません。いずれにせよ、おしゃぶりに関しては様々な意見があります。
多くの母親が、おしゃぶりは赤ちゃんに良くなく、出来ればしない方がよいと考えています。ですが適切に使えばおしゃぶりは便利なものです。赤ちゃんが眠っている時、病気の時、神経質になっていて落ち着かせたい時、しっかり愛情を注いでいればおしゃぶりを使っても大丈夫です。
また話し方や歯、それ以外への影響はありません。
子供専用の歯科医や小児科医は、指しゃぶりをする時など、おしゃぶりは有効だと言います。
おしゃぶりに関する嘘とほんとについてお伝えします。
おしゃぶりを手放せなくなる
これは嘘です。10歳の子がおしゃぶりをしながら眠るのを見たことがありますか? たぶんないでしょう。ですが、指しゃぶりがそのまま癖になり、長いこと治せない人は見かけます。指しゃぶりは関節や歯茎に問題を引き起こし、歯がまっすぐに生えず曲がって生えたりします。
何かを吸うことで赤ちゃんの気持ちは落ち着きます。あまり長時間おしゃぶりを続けることが問題になる可能性もあります。
しかし、眠るときだけに使うとか、ベビーベッドにいる間だけ、などと条件を絞ればよいだけの話です。赤ちゃんが眠っている間に使うと、赤ちゃんの突然死を予防するのに役立つこともあります。
授乳の際、赤ちゃんがうまく乳首を吸えない
これは本当です。授乳をする予定なら、おしゃぶりを上げるのは少なくとも2週間ほど待ってください。赤ちゃんが乳首をしっかり吸えるようになってから与えます。そうすれば、ただ吸っている時と、ミルクを飲むために吸っている時の違いが分かるようになります。
おしゃぶりによって質が違う
これも本当です。おしゃぶりによって、赤ちゃんに良いものとそうでもないものがあります。例えばあまりに小さいおしゃぶりだと、口に入ってしまう恐れもあります。
月齢や体の大きさに合ったおしゃぶりを選びましょう。壊れるのことのない作りのしっかりしたものを選ぶことも大切です。
こちらも良ければご覧ください: 赤ちゃんが授乳中に窒息したときの対処法
おしゃぶりは歯に悪い
これは嘘です。おしゃぶりが歯に影響することはありません。ジュースや甘いものをおしゃぶりにつければ別です。そういった意味では嘘の中に真実もあると言えるかもしれません。
おしゃぶりを長いこと続けると、上口蓋が狭くなることもあり、それが原因で歯並びが悪くなったり下の動きが悪くなることがあります。ですがこれはあまりに長く使用した場合です。
この他にも世の中にはおしゃぶりに関する嘘とほんとの噂がたくさんあります。もしおしゃぶりをそろそろ離そうかと思っているなら、徐々に行うようにしてください。
おしゃぶりを離すのは難しかったですか?それとも簡単でしたか?周りのお母さんたちと情報をシェアしてみてください。