子どもに片付けを教える方法とは?
整理整頓ができる能力は人生のあらゆる面において役に立ちます。ですので、小さな時から自分の身の回りのものを片付けられるように教えることは、子どもの将来にとっての良い投資となります。
しかし、それを教えるのは簡単なことではありません。親としての私たちが考える「きれいに整理された部屋」と、子どもたちの思うそれはほぼ間違いなく異なるからです。
だからこそ、まずは責任感を持つということがどういうことかを教えることが重要です。今回は、それをどう教えるかをご紹介します。
子どもをやる気にさせるには、理解のある親でいること。
私たちが目指すのは、子どもがいつも部屋をきれいに保てるように教えることであり、また、それが良い習慣となって身につき、その後の子どもの人生においても役立つようにすることです。
つまり、子どもの部屋がまるで戦場のようにいつも散らかっていたり、家の中を子どもが通った跡に、散らかして忘れ去ったものが散乱していないということです。
しかし、子どもを叱りつけることでは教えることはできません。時間もかかります。
忍耐強さが成功の秘訣です。子どもが片付けようとしているときに、手伝ってあげるのも良いでしょう。
あなたが子どものおもちゃを拾っているところを見せることが、子どもにも同じことをさせるモチベーションとなるかもしれません。同じことを服や靴、自転車、本、クレヨンなどでもやってみましょう。
こうすることで、使った後にものを元の場所へ戻さなければいけないということに、子どもが慣れ始めます。
しかし、全部をやってあげてはいけません。片付ける癖をつけさせるためには、あなたが見本にならなければいけません。子どもは、あなたのすることに注意を払うからです。
子どもに片付けを教える6つのコツ
成長するにつれて、子どもはパーソナリティを形成させていきます。だからこそ、ものを拾って片付ける癖を身につけさせることが重要です。
小さい子供ほど、モチベーションが必要です。見本を見せ、ゲームとして学んで行くことが必要です。
1. チャレンジにする
ゲームとしてできるかどうかチャレンジさせてはどうでしょうか?「1分で誰が一番いっぱい拾えるかな?」と聞いてみましょう。
早い者勝ちレースのようだと感じることができれば、子どもがものを拾うモチベーションになります。
2. ものを戻す場所を作る
もし子供部屋があるのであれば、ものを戻す場所を多く取れるようにしましょう。
そのためには子どもの手の届くところに箱を置くのが良いでしょう。
家族と共有する部屋なのであれば、子どものものをおくエリアを決めると良いでしょう。例えば、おもちゃ置き場や、本置き場を決めましょう。
3. 見た目を楽しくする
もし棚があるのであれば、色を塗ったり、どこに何が置いてあるのかを分かりやすくしましょう。ボールのある場所、クレヨンのある場所、お面のある場所、といったように分けてあげてください。
こうすることで、子どもにとって何をどこに戻すべきなのかが簡単に分かりやすくなります。
お気に入りのよく使うおもちゃは、手の届きやすいところに置きましょう。そうしないと、お気に入りのおもちゃを探すために、箱の中の他のおもちゃを全て取り出すことになります。
4. 子どものために少し簡単にしてあげましょう
もし、子どもが遊ぶのが好きな部屋が別にもあるのであれば、そこにもおもちゃを片付ける場所を作ってあげましょう。
そうすることで、全部のおもちゃを拾ってまた別の部屋に持って行くという、もっと難しいことを子どもがしなくて済みます。
5. 子どもの持ち物を減らす
片付けを教えるということは、いらないものを捨てさせるということにもなるかも知れません。
子どもの古着やおもちゃを持っていける場所はたくさんあります。ゴミとして捨てなくてもいいのです。
6. 厳しくない雰囲気を作る
子どもの目で見てみましょう。子どもは常に、学習と発達の過程にいることを忘れずにいましょう。
子どもの好奇心は常に強いのです。だからこそ、目にしたもの全てで遊んでみることはノーマルなことなのです。
自分たちの好きな環境を作らせてあげましょう。散らかるかも知れませんが、完璧な自由を与えてあげることも必要なのです。遊び終わった時のお片付けに、自分たちも参加すればいいのです。
子どもに片付けを教えることのメリット
子どもの散らかった部屋見ると、簡単に忍耐力を失ってしまうものです。 子どもに片付けを教えるのは時間も手も掛かるものですが、そのメリットを考えるとやりがいのあるものです。
- 片付けができるようになると、身の回りだけではなく子どもの内面においても整理整頓ができるようになります。
- あるべき場所にものを戻ることができるようになります。
- 健康衛生を保つ上でも役立つ癖が身につきます。
- 人生の次のステージへの準備ができるようになります。
子どもに片付けを教えるのは、手本を見せながら、手取り足取りの作業です。だからこそ、あなたが子どもに言ったことをあなた自身がやっているところを見せることで、より効果があります。
良い手本を見せながら、あなたが率先して見せることができれば、あなたの子どもも自分の持ち物を大事に使えるようになるでしょう。