流産を経験した女性が安全な妊娠をするための6つのアドバイス
全ての女性が自分は安全な妊娠ができるかどうか心配になると思います。特に、流産という辛い経験をしたあとならなおさらです。そんな方がまず最初にすべきことは、流産の原因を解決し、治療することです。そして、次のステップは身体を回復させ、普段通りに戻し、次の妊娠に備えるのです。
この過程には時間もかかりますし、しっかりと注意をして、夫婦ともに準備をしなおすために身体的・精神的なケアが必要です。そこで流産の原因を特定するのに役立つ検査を行うことが勧められるでしょう。その結果から、未来の妊娠に影響するかもしれない問題に対処するための方策を決定していきます。
「流産は妊娠20週を過ぎる前に自然に妊娠が継続できなくなることです…ほとんどの流産は胎児が正常に育っていないことが原因で起こります。流産の50%は染色体が多すぎたり少なすぎたりすることが関わっています。ほとんどの場合、染色体の問題は胚が分裂して成長するときに起こるエラーのために起こります。これは両親から遺伝したものではありません。」
-マヨクリニック-
流産後に安全な妊娠をするために
1.精神的に回復する時間をとりましょう
流産は激しい苦痛、罪悪感、喪失感を伴う感情を引き起こすかもしれません。当然、これらの感情は次の妊娠に引きずりたくない感情ですよね。
また、流産した時の妊娠週数が多ければ多いほど、精神的な傷が癒えるのにも時間がかかります。
2.生殖器官にダメージが無いことを確かめましょう
流産のあと、母体の内臓にダメージや感染症が起こることがあります。深刻な場合には、妊娠しにくくなったり妊娠できなくなったりすることもあるのです。
産婦人科の先生に相談し、生理学的な問題をなくすことが重要です。また、流産の原因を特定し将来の流産を防ぐために、お医者さんから以下のような検査を勧められるかもしれません。
- 血液検査。これにより、安全な妊娠に必要な免疫系やホルモンバランスを調べることができます。
- 遺伝子検査。この検査によりあなたやパートナーの染色体が流産の原因になっていないかを確かめることができます。
- エコー。女性のお腹を検査します。
- 子宮鏡検査。卵管や子宮を検査します。
- ソノヒステログラフィー。子宮が良い状態かを確かめることができます。
また、月経周期、特に黄体期が通常に戻るまでしっかりと待つことも重要です。再び妊娠したいなら、子宮が健康で強くなり、通常のエストロゲン値になっていなければなりません。
3.妊婦向けビタミン
赤ちゃんの妊娠を計画中の場合、良い妊婦向けビタミンを摂ることが専門家により勧められています。こうすることで、赤ちゃんが発達のために必要とする重要な栄養の質と量を増やすことができるのです。
市販のビタミンでも、お医者さんから処方箋を書いてもらうものでもいいでしょう。 体が必要とする最も重要なものは、葉酸、カルシウム、鉄分です。
4.自宅や職場での過度な運動は避けましょう
普段の家事も、妊娠している場合危険になりえます。化学物質に触れたり重いものを持ち上げたりするのは避けた方がいいでしょう。
台やはしごを使って高い所にあるものを取ることや、有毒な物質を含むごみを拾うことなどもリスクになりえます。特に暖炉やオーブンなどの近くに長時間立ったりするのもやめた方がいいでしょう。
5.体重の変化に気を付けて
安全な妊娠をするために、体はより栄養を必要とします。ですので、数キロ体重が増えるのは普通のことです。しかし、その増え幅が健康な範囲内であるようにすることが重要です。
体重が増えすぎてしまうと、あとで減らすのが大変になります。一方で体重が増えなさすぎると赤ちゃんが生まれる時に成長が不十分になるリスクもあります。
6.栄養習慣を改善しましょう
水分をたくさん摂ることに加えて、バランスのとれた食事を6回とりましょう。妊婦さんに最もお勧めの食べ物は葉酸が豊富に含まれているものです。
例えば穀物、アスパラガス、レンズ豆、魚、オレンジなどです。葉酸は赤ちゃんの適切な発達を助けてくれるということを覚えておきましょう。
さらに、妊娠中はカフェインの摂取を控えましょう。また、食事の間に間食をしたいときにはフルーツなどのヘルシーなものにしましょう。フルーツに含まれる自然な糖分は元気をくれます。
これらのアドバイスは、流産のあとに安全な妊娠をするのに役に立つはずです。ただし、妊活を再開する前に、自分自身と将来の子どもをお世話するための精神的な準備をしなければならないということを忘れてはいけませんよ。