良い成績取れたらご褒美あげる?メリット&デメリット

2019年7月8日
子どもが良い成績を取ると、プレゼントなどのご褒美をあげる親はたくさんいます。でも、これって必ずしも良いことではないのかもしれません。本記事では、学校で良い成績を取ったときにご褒美をあげることのメリットとデメリットを見ていきましょう。

良い成績が取れたらご褒美をあげることには、メリットとデメリットの両方があります。子どもたちが良い成績を取ろうと頑張れるように、ご褒美で促そうとするパパやママはたくさんいます。でも、ご褒美で子どもたちを釣るのって正しいことでしょうか?

子どもが良い成績を取ったときに、うーんと褒めてお祝いすることは非常に重要ですが、まるで賄賂のようにプレゼントを渡して子どもを操ろうとするのは、絶対にダメです。子どもの唯一の責任は勉強することなので、子どもがうまくできれば認識してあげて、たとえ失敗した時でも励ましてあげるのが大切です。ただし、最終目標がプレゼントなどのご褒美ではないようにしましょう。

お子さんが良い成績を取ったなら、大好物の食事でお祝いしたり、家族みんなでケーキを食べたり、好きな映画を観に映画館に行ったりしてみましょう。

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良い成績に対して報酬をあげることのメリット&デメリット

子どもに何か「もの」を買うことは、大抵の場合、子どもの努力に報いるための最善の方法ではないと覚えておいてください。一生懸命に頑張るように子どもに教えましょう。そうすることで、目標達成のために頑張ったことを誇らしく思うはずです。

メリット

  1. 正の強化子どもたちの努力を褒めるために、アイスクリームをあげたり、いつもより1時間多くビデオゲームをさせてあげるのは良いことです。もっと積極的なインセンティブを強化した方が良いですが、必ずしもプレゼントや報酬で強化する必要はありません。
  2. 結果がすぐに出る。正と負の強化を通して、子どもたちの行動は素早く・効果的に変えることができます。幼い頃から、正と負の強化に対して子どもは行動とともに反応することでしょう。しかし、効果は徐々に失われるため、この方法だけが子どもに指示したり動機付けをする唯一の方法にならないようにするのが重要です。
  3. しつけ。ご褒美や罰を使うことは、子どものしつけに役立ちますが、決してこのやり方だけに頼るべきではありません。状況によってはうまくいくかもしれませんが、ご褒美や罰がない場合はどうします?

デメリット

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  1. 子どもの意思を無視する。ご褒美や禁止事項だけに基づいて子どもに規律を植えつけても、その規律の真価を理解することはできません。代わりに、子どもはご褒美が欲しいがために、あるいは罰を避けるためだけに言うことを聞くでしょう。
  2. 何かもらえるときだけ結果を求めるようになる。学業にあたり、学習するよりもご褒美に重きを置くとこうなってしまいます。もしかしたら、ただ罰を受けたくないか、ただおもちゃが欲しいだけかもしれません。とにかく結果を出すために、カンニングしたり、テストの点を取るためだけに闇雲に暗記したりするかもしれません。
  3. 焦点はご褒美をもらうことだけ。ご褒美や罰にのみ従って行動した場合、本当の目標を見失ってしまいます。ですので、自分たちがしていることや学んでいることよりも、テストの点数だけに集中するかもしれません。

良い成績に対してご褒美をあげることについての賛否

賛成意見

  • ご褒美をあげれば、努力と忍耐が良い結果を産むと学ぶ。プレゼントはモチベーションを保つのに効果的。
  • しかし、良い成績が取れたときにご褒美をあげると決めたならば、何か「もの」をあげるのが適切かどうか考える必要があります。もしかしたら、褒めてあげたり、ハグしたり頰にキスをしてあげるのが良いかもしれません。親が自分の努力と頑張りを認めてくれたことに、子どもは喜ぶことでしょう。
  • 子どもの努力に報いることは問題ありませんが、理想的なのは、子どもが報酬を期待しないことです。そうすれば、ご褒美は頑張りの結果で、どんなときだってもらえる訳ではない、と理解することでしょう。これで努力と忍耐がいかに大切か忘れないはずです。
  • 他にも、子どもたちがスランプ状態の時にインセンティブとしてご褒美を使うこともできます。この時、モチベーションになるようなご褒美にしましょう。ご褒美をもらったときだけでなく、毎日努力できるようになるのが最善です。

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反対意見

  • 勉強することが子どもの責任で、良い責任を取ることが明るい未来につながる、と子どもが理解する必要があります。自分の功績が常に報われることに慣れさせてはいけません。
  • 「ご褒美がないなら勉強しなくて大丈夫」と子どもが思えば、ご褒美は逆効果になる可能性があります。それに、時間が経つにつれて、より多く、より高価なご褒美が必要になることでしょう。
  • ご褒美が最終的な目標になってはいけません。「ご褒美や何かをもらうには、勉強しなくちゃいけない」と子どもが解釈することがあります。そうすると、毎学期・毎学年の最後には何かご褒美があるだろう、と信じてしまうリスクがあります。成績が悪かったときでさえご褒美を期待するならば、報酬をあげることはもはや効果を失うでしょう。
  • 全部の授業に合格すればご褒美をあげる、と約束すれば、目標達成できなかったときに「自分はダメな存在だ」と思ってしまう可能性があるので、こういった方法は有害になり得ます。
  • 子どもに時間と愛情を注ぐ方が、ずっと効果的です。子どもに教える中で最も貴重なものは、価値観と大人になったときの基盤です。物質的な「もの」は瞬間的なものに過ぎないのですから。
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時折、子どもたちが良い成績を取ってご褒美をもらったり、成績が悪くて罰を受けることがあるかもしれません。重要なことは、自分自身で成し遂げようという意欲がなくなる可能性があるので、モチベーションを保つ唯一の方法がご褒美ではないようにすることです。