【ママとしての実感】どんな時に母親になったと感じる?

これはとてもプライベートな質問で、感情的な話になりがちですが、今回はそれを掘り下げて見ていきます。
【ママとしての実感】どんな時に母親になったと感じる?
María José Roldán

によって書かれ、確認されています。 教育心理学者 María José Roldán.

最後の更新: 27 12月, 2022

母親になってからの経験を思い起こしてみると、初めてママになったと感じた時のことをはっきりと思い出せるでしょう。その瞬間というのは人それぞれですが、それはどの女性にも非常に特別なものです。

それは妊娠検査で陽性だと分かった瞬間かもしれません。または初めて胎児のキックを体感したとき、あるいは生まれて初めて抱っこした瞬間という人もいるでしょう。

どんな時に母親になったと感じる?

今回は私自身の経験をみなさんにシェアしたいと思います。あるとき急に、このとっても名誉ある、そしてものすごく責任のある役割に気付いた時のことを。それは世代関係なく、これからお話することに共感してもらえると思います。

私のお腹に赤ちゃんがいることを実感したとき

この大きくなってくるお腹を見る度に、この胎内で起こっている奇跡について考えずにはいられません。お腹の中からキックされる感覚、それは最初軽くぴくっと動いただけだったのに、いつのまにか思いっきり蹴とばされるようになり夜中に起こされることが何度もありました。

それは初めて私の小さな赤ちゃんに出会ったとき、私の腕に抱かれた初対面の日のことです。あの時、初めて私がママになったことを実感しました。赤ちゃんの温かい皮膚が私の身体に触れて、小さいけれど力ある泣き声を聞いていました。

母親 実感

母乳をあげている時にママだと感じた

最初に母親になったと感じたのはいつですか?それは、初めて母乳をあげたけれど、私は何だかぎこちなく、本当に自信がなかったときです。本当のことを言うと、母乳をあげるのは変な感覚だったけれど、でもとても素敵な時間でした。そして赤ちゃんのお世話ですごく寝不足で、それでも夜中に母乳を与え続けた日々のこと。それは本当に大変でしたが、この世の何にも代えられない体験です。

胸が張り裂けるようなとき

私の心が粉々に砕けてしまったときに母親だと感じました。胸が張り裂け、心が折れてしまっても、それが元に戻って、その繰り返しなのです。それはなぜかと言うと、我が子を愛する心に圧倒されてしまい、そのせいで心配と不安で一杯になってしまうからです。

私が泣き寝入りする夜は、間違いなく自分が母親だと感じていました。自分が信じられなくなる気持ちは、なんて残酷なのでしょう。自分が正しいことをしているのか分からなくなってしまったり、私は母として失格だと感じてしまうこともあります。そして私の大事な子どもが、一人立ちしてしまう日のことを心配してしまうのです。

子どもに必要とされる時にママと感じる

子どもの髪をとかしたり、靴ひもを結んだり、おむつ替えのときに、自分はママだと感じます。添い寝をするときや、夜中にトイレへ連れて行ったりするときもそうです。そして、子どもが不調で吐いてしまった後の始末をしているときや、熱を測ってあげるときも、母親だと自覚します。

それから、ご飯を用意して、カード遊びをして、一緒にどこかへ出かけるときも。何か一緒に遊びたいと寄って来るとき、そして今日のご飯は何、と聞いてくるときも、ママだと感じます。時には、ただ子どもの顔を見て、小さな顔に大きな笑みを浮かべている様子を見ると、私もやるべき事をやっているに違いないと思えるのです。

何か予定を変えるとき

母親であるという事は、いつも予定通りに物事が進むわけではありません。例えば、私は妊娠中だったので、何かの行事に招待されていたのにお断りしました。他にも、何か予定があったけれど、息子の発熱で急に予定を変更したことがありました。自分のことよりも子どもの予定を優先しなければいけないことがありませんか? そういうときは特に、私はママなんだと思います。

母親 実感

子どもの無条件の愛を感じるとき

子どもにハグされたりキスされたりするときは、いつでも無条件に愛されていると感じます。子どもが泣いているときに涙をぬぐってあげて、泣き叫ぶ子どもをなぐさめられるのは私だけだと実感します。子どもが私の欠点も許してくれるときも、私は最高のママだと思えるのです。

母親であること、ママとしての実感

母親になるということは、まぎれもなく最高の自分になれるということです。子どものおかげで、心を開いて精いっぱい愛することを教わり、他の人の良い部分に気付くようになりました。どんなに慌ただしい日でもハッピーでいられるようになった、というのはほとんど毎日のことです。

さらにママでいると、人を許せるようになり、 何事も一生懸命で、優しく思いやりを持って、フレンドリーで、忍耐強くなり、そして何と言っても謙虚になれます。

自分以外の人のお世話をすることで、自己中心から解き放たれるのです。パートナーと共に家族を築き、一緒に息子を育てていくことで、真実の愛を教えてもらいました。今では愛ほどすばらしいものはないと確信しています。

そこで「いつ母親になったと感じた?」と聞かれたら、「数えきれない程。」と答えます。ママとしての実感は何度もあって、ほんの小さなことから、大きな目標達成も含まれます。そしていきなり、自分は誰かのかかせない存在であるという、沸き上がる感情に打ちのめされることもあります。

それでも、この母親としての色々な感情を少しまとめてみると、次のようになるでしょう。

  • 子どもが生まれて、この命という奇跡を初めて目にしたとき。
  • 私の子が初めて「ママ」と呼んでくれたとき。
  • ママだからこそ体験できることを実感するとき。疲労の中での強さ、感情的になりながらの悔しさ、不安と共に持てるこの自信。

このような対照的な感情は、毎日起こることではありません。実際、ほとんどの日は何事もなく無難に過ぎていきます。しかし時として、自分が母親であることを強く感じさせるような日があるのです。私は母親としての心を持って、いつでも私の子どもを守り、尽くし、私が与え得る愛をすべて捧げることができます。

さあ、あなたはどうですか? どんな時に母親になったと感じますか?


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。