子どもが親を無視したり無礼な態度をとるのはなんで?

子どもが常に親を無視したり下手に扱ったりするならば、何かを正す必要があります。小さいころから子どもを教育することが、後にこの問題が起きないようにするカギとなるでしょう。
子どもが親を無視したり無礼な態度をとるのはなんで?

最後の更新: 22 6月, 2019

子どもに無頓着だったり、愛情が欠けていたり子どものことを虐待したりする親がいるということは周知の事実ですよね。それと同時に、子どもにも親に対して無礼な態度をとる子がいます。子どもが親のことを完全に無視したりすると、その問題が家族全体に影響します。早急に何かしらの手を打たなければなりません。

親を無視したり下手に扱う子どもの態度

親に対して反抗的な態度をとる子どもは、さまざまな状況に置いて典型的に以下のような行動を示します:

  • 親の言うことに従わなかったり注意を払いません。
  • 警告や脅し、罰は子どもの望ましくない態度を変える上で全く意味を持ちません。
  • 親の行動に対して、親切な行為やプレゼントでさえも感謝を示しません。
  • 自立しようとします。1人ではまだできないようなことでさえも、大人からの助けを拒否します。
  • 反抗、言葉の暴力、親へ愛情表現をすることを拒否します。

なぜ親を無視したり下手に扱う子がいるのか?

子どものあらゆる行動と同じように、この問題にもさまざまな原因があります。これは子どもの性格、教育、そして環境に大きく関わっています。しかし、この態度がどちらかの親にだけ偏っている場合、その親に対して負の感情を抱いているサインかもしれません。

これは単に一緒に過ごす時間が長い親の方を好んでいるだけかもしれません。または何か起こったことに対して怒っていたり、気分を害しているのかもしれません。原因が何にせよ、一番いいのは子どもと話をし、何が起こっているのかをわかろうとすることです。

反抗的な子どもの態度 子ども   親  無礼な態度   無視

また、子どもの中には短気だったり、甘やかされていたり、口答えをよくするため特に難しい子もいます。こういった態度はたいてい生まれつきのものというよりは社会的な問題の結果です。「生まれつき悪い子」はいません。

こういった子どもは心理的暴力のようなものをふるいます。親に痛みや苦しみを与え、自分を優位に立たせようとします。これが長い期間続いている場合、いわゆる「リトル・エンペラー・シンドローム」になってしまうことが多いのです。

親は自分の威厳を維持し、こういった状況でそれを示さなければなりません。さもないと、子どもは親より力があると信じたまま青少年になってしまうかもしれません。これは深刻な問題になりえます。

この問題に対処するには

こういった態度に親がどう反応すべきかは、子どもの年齢によって変わります。以下で、この問題がある赤ちゃん、幼児、それ以上の年齢の子どもに対してどのように対処するかについてお話します:

赤ちゃん

2歳以下の子どもは毎日の状況に置いてあまり多くのことを理解していません。親は、子どもがやりたくないことを無理強いしないことがベストです。それはよくない行動を強化してまうことになるだけかもしれません。

むしろ、その反対のことをするようにしてみましょう。お子さんにケアと愛情、優しい言葉、ポジティブなごほうびをたくさん与えてあげましょう。これらがお子さんが尊重と親密さのあるポジティブな関係を作るのに役立ちます。

「こういった子どもは心理的暴力のようなものをふるいます。親に痛みや苦しみを与え、自分を優位に立たせようとします。」

2~3歳の子ども

親がやってしまう間違いは、まるで大人とするように子どもと口喧嘩をすることです。そうではなく、あなたの立場を主張するのがベストです。もちろん、これを愛情をこめた方法で行い、説明しようとしてみましょう。

こうすることで、時間と共に子どもは親が言うことには全て理由があるということを理解し、従うようになります。これは子どもが従うことは自分にメリットがあると気づいた時は特にそうです。

子どもが親を無視するとき 子ども   親  無礼な態度   無視

4歳以上の子ども

4歳以上の子どもでは、子どもがすでに幼稚園や学校に行っている場合、お子さんのそこでの振る舞いがどのようなものかを観察することが役立ちます。さらに、この環境が家にも持ち帰ることのできる良い行いを促してくれるかもしれません。

ここまで成長すると、子どもは自分の行動には結果が伴うことがよりわかるようになっています。ですので、親が家庭でも行うべき子育てのテクニックとしては、親やそのほかの権威のある人物を尊重するように強調することです。

また、この時期は子どもの感情の教育を深めるのにいいときでもあります。ここでカギとなる価値観は、共感です。 子どもは自分の言葉や行いが他の人を傷つける可能性があるんだということに気づけるようにならなければなりません。これには自分の愛する人、そして親も含まれます。

間違いなく、子どもが親に敬意を払わないときに、親が威厳を何度も示すことが重要になります。しかし、それは権威的になったり罰を与えたり、ましてや暴力をふるったりしなければならないということではありません。むしろ、子どもに日々教育を施し、全ての子どもが必要としていて、また受け取るに値する愛情を注いであげるようにしましょう。


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