どうすればいい?子どもが学校で他の子を叩いちゃった!
「他のお子さんを叩きました」と報告があった時、親はショックを受け、教師は頭を悩ませるでしょう。
周りに手を上げる子どもは、周りの生徒の肉体的および精神的健康を危険に晒します。そしてもちろん、その子どもの人格形成と周りの子どもとの関係性も問題になってきます。
「育て方を間違った」と感じるかもしれません。こういった問題は、親が子どもの側にいてその場で解決できないときに起こるので、親が非常に不安になることがあります。
こういった暴力行為は、子どもが非常に衝撃的だったり、 家庭内がゴタゴタしているときに起こりがちです。それか、子どもが誰かの真似をしていたり、誰かの注意を引こうとしている時にも起こることがあります。
成長する中で、両親や周りからの怒鳴り声や侮辱により絶え間ない攻撃とやり取りを見ているなら、同じような行動パターンに従うことになるでしょう。
同様に、家族が周りの人をひどく扱い、暴力的に振る舞うのを見た場合も、同じような行為に出ることがあります。
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子どもが他の子を叩いたら、どうなるの?
お子さんが他の子どもを叩いてしまったら、まず叩き返されるかもしれない、というのが一つです。相手の堪忍袋の緒が切れたなら、大人の介入を待たずに自分でなんとかシユとするかもしれません。
その一方で、退学など、学校経営陣から深刻な決断が下されることもあるでしょう。
周りの生徒から避けられ、独りぼっちになるかもしくは良くない人とつるみ始めるかもしれません。さらに、周りの環境から拒否されるという意味で、こういった暴力行為は社会的影響が大きいのです。
両親が最も恐れる悲しいケースは、子どもの暴力行為が行き過ぎて少年院に送られることでしょう。
1. 子どもとコミュニケーションをとる
何が起こったのかについて、子どもと腰を据えて話しましょう。親が何か手助けできるか尋ねます。子どもと開かれたコミュニケーションを保つことが常に重要です。そうすれば、子どもの懸念、問題、目標や夢を知ることができます。
暴力行為が見つかって早い時期や、子どもがまだ幼いなら、児童向け心理学者から指導を受けることができるかもしれません。
2. 専門家に相談する
すでに顕著にパターン化している場合、暴力行為をより深く紐解くために専門家が協力できることもあるでしょう。
時には、親じゃない誰かとの方が話しやすいこともあるものです。子どもの暴力行為に精通している人を介して、より迅速に解決案を見つけるための良い方法です。
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3. 暴力は答えでない、と教える
もし相手が最初に手を上げても、暴力でやり返すように教えてはいけません。「暴力はさらなる暴力を生み出す」と忘れないでください。自分の居心地の良さを脅かすようなストレスの多い状況でも、話し合って解決する能力を伸ばすようにしましょう。
4. 例になる
子どもと出かける時、常に寛容さを示しましょう。交通渋滞やスーパーでの長い列など、不快な状況はいろんなところに転がっています。
親が子どもの前で暴力的な行為に出た場合、そうやって自分を防御すれば良いのだと学んでしまい、後々自分の問題を解決するために同様の行為に出ます。
5. 尊敬心を持った健全な生活を送る
最後に、健全な家庭生活を作り上げます。甘やかすことなく、子どもが何かをちゃんとした時は報酬を与えましょう。物質的なことにあまり集中しないようにしましょう。家族に愛情を与え、子どもの敷居に踏み込みすぎることなく子どもがどんな生活を送っているか把握するようにします。
子どもがどんなテレビを見て、どんなビデオゲームをしているかを知ることも重要です。また、子どもが持て余すエネルギーを発散できるように、スポーツなどを試してみるように勧めてみましょう。