子どもの柔軟性を育む大切さ:実生活に活用させよう
柔軟性とは困難な状況や逆境に打ち勝つ強さ、その能力のことを言います。もちろん子どもは親の保護とケアが必要ですが、幼い頃から柔軟性を育むということは自主性を育むことへと繋がります。
ミネソタ州保健局での調査では、柔軟性とは人が経験する逆境と保護要因の一連の動的な相互作用の結果であると判断づけられています。これは少々複雑に響きますよね。ですので、もう少し掘り下げて見てみましょう。
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子どもの柔軟性を育み、実生活に活用させる
非常に困難な経験に直面したけど、それを克服したという家族や個人に出会うことはあまりないかもしれません。ですが同時に、あまり大きくない問題に友達や家族が惑わされるということは割とあるのではないでしょうか。
二つを分けるものとは何でしょう?
これには間違いなく遺伝的、社会的、行動的要因が絡まっていますが、様々な研究によると、その決定要因は柔軟性にあります。
「柔軟性」とは、物理的には「物質が曲げられたり、引っ張られたり、押された後に戻の形に戻る力」(ケンブリッジ辞書)とされています。
ですが人に関しては、「困難や不幸の後に、再び幸せになる力、成功する力など。」(ケンブリッジ辞書)のことを言います。
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柔軟性:私たちに与える影響とは?
子どもを亡くした2家族。それぞれ異なる反応を示します。
例えば1つの家族はひたすら悲しみに打ち砕かれ、別の家族は以下を含む過程を経て異なるステージを進みます。
・怒り
・悲しみ
・受け入れ
子どもに柔軟性を教える:本質的な変化のコース
柔軟性は、人の見方や問題への対応方法に、本質的な変化をもたらすことの出来るリンクの様です。柔軟性の重要な要素とは以下の通りです:
・自尊心
・自信
・精神性
・ユーモアのセンス
柔軟性はライフスキルと考えられており、過去に重要な位置を示していましたが、それは今もなお続いています。柔軟性があればどんな問題でも解決出来るというわけではありませんが、家庭や学校で育むべき重要なスキルなのです。
まとめ
柔軟性は個人が問題に打ち勝つ過程や、障害を強さに変える力のことを言います。特定の生物学的、また生来の要素が影響することもありますが、柔軟性は学習し理解することが出来るものなのです。
発達心理学部及びスペイン、ビルバオの教育学修士を持つホワン・デ・ディオス・ウリアテ氏は以下のことを指摘しています:
「学校は、単に教えたり学んだりする場であることを超える時、全ての学生の柔軟性を育み成長させる肝要な場になり得る。そうなれば、学校は真のコミュニケーションの場となり、全ての学生にポジティブな絆を作る機会を与えることが出来る。それは他の社会におけるネガティブな状況を補うことが出来るものである。」
- ホワン・デ・ディオス・ウリアテ -
このように考えると、先生や保健課の教育者、親に対し、子供の柔軟性を育むよう励ます努力をする価値があると言えます。
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- Uriarte, Juan de Dios. (2006). CONSTRUIR LA RESILIENCIA EN LA ESCUELA. Revista de Psicodidáctica [en linea] 2006, 11 (Sin mes) http://www.redalyc.org/articulo.oa?id=17514747002 ISSN 1136-1034.
- www.health.state.mn. (n.d.). Minnesota Department of Health. https://www.health.state.mn.us/communities/mentalhealth/community.html