コロナウイルス危機の今、子どもとどうやって過ごす?

今回のコロナウイルス危機に際し、自宅で子どもとどのように過ごしますか?今回の記事が参考になれば幸いです。
コロナウイルス危機の今、子どもとどうやって過ごす?
Elena Sanz Martín

によって書かれ、確認されています。 心理学者 Elena Sanz Martín.

最後の更新: 27 12月, 2022

多くの国が、今回のコロナウイルス危機を受けて緊急措置をとっています。ほとんどの政府がCOVID-19の拡散を止めようと、徹底的な手段をとっているのです。これは国ごとに異なりますが、多くの国では学校が閉鎖され、最低でも15日間は自宅待機をするように指示が出されています。

ここで親として思うことは、この危機に際して、子どもとの時間をどのように過ごせばいいか?ということでしょう。

家族として普段行っていることは完全に変わろうとしています。子どもや若者が全く学校に行かなくなるのです。親の中には仕事に行かなければならない人やテレワークをするという人もいるでしょうが、そうでない人は仕事をすることなく家で過ごさなければなりません。

こういった流れの問題だけでなく、課外活動や公園への遠足なども中止になっています。

これがさまざまなレベルで複雑な状況であるのは間違いありません。しかし、できる限り最良の方法で、家族としてこの危機を乗り越えるためのアドバイスをご紹介したいと思います。

コロナウイルス危機の間子どもと家で過ごすこと

ものごとの整理

大切なのは、それぞれの家族の状況に合ったいいルーティーンを確立することです。そのためには、長期休みをどう管理しているかを思い出して、今回の状況にも使えるアイデアを生かすことです。

子ども コロナウイルス

あなたやパートナーなしで子どもが過ごす時間の長さを決めましょう。両親ともが働いている場合には、子どもの年齢や成熟度によって、子どもが一人で家にいられるかどうかを決めます。それができない場合には、この期間に誰か子どものことを見てくれる人を探さなければなりません。

ルーティーン

お子さんが「これは長期休みではない」ということを理解していることが大切です。多くの変更があるにしても、毎日のルーティーンはこなさなければなりません。ですので、就寝時間や起床時間、食事などのスケジュールは維持するようにしましょう。毎日の生活が以前となるべく変わらないように努めるのです。

ルーティーンがあると安心してより生産的になることができます。テクノロジーのおかげで学校が続いている場合には、これがとても重要になります。さらに、子どもがこのカオス状態に苦しみすぎないようにするためにも、ある種のバランスを見つけてあげる必要があります。

勉強時間

上記のような理由から、子どもが勉強や宿題をするための時間を毎日とることが大切です。多くの教育センターが子どもに課題などを送って、オンラインでやったものを送り返せるようなことを行っています。

これは中学校や高校レベルで特に行われています。しかし、小学生については同じようなガイダンスがなく、親が勉強のルーティーンを作るのを助けてあげなければならないかもしれません。一つの良いやり方として、朝は宿題をし、午後は好きな活動をするというのもいいでしょう。

遊びのための時間

多くの場合家から出られないことで最も制限されていることの一つが娯楽です。しかし、今はいつもは遊ぶ時間のないおもちゃやゲームで遊ぶのにもってこいの時間でもあります。そしてとりわけ、家族と充実した時間を過ごす機会として利用できます。

コロナウイルス 子ども

一緒に映画を観たり、ボードゲームをしたり、おしゃべりをしたり、絵を描いたりなにか芸術的な活動をするのもいいでしょう。子どもに注目してあげることは、親が子どもに与えられるベストな贈り物の一つなので、これらは全てお勧めです。

また、子どもを家事に参加させてみましょう。家事を、家族全員が参加する何か楽しいものにするのです。床の掃除や料理を一緒にすることは、楽しい活動になります。

そしてできる限り太陽の光や新鮮な空気に触れさせてあげましょう。庭などがある場合はそれを活用しましょう。それが無いときは、バルコニーや窓のそばで読書をしたりするのでも十分です。

最後になりましたが、子どもは友達と何日も会えない日が続くということを覚えておかなければなりません。しかし、幸いテクノロジーのおかげでビデオ電話やオンラインゲームなどを通して連絡を取りあうことができるかもしれませんね。

さらに、これは一時的な状況であるということを忘れず、落ち着いて楽観的でいようとしてみてください。

こういった機会がなければ愛する人とあまり多くの時間を過ごすことはできないのも事実です。今この機会を噛みしめましょう。


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