新生児のスキンケアについて:正しい方法を知っていますか?
新生児の皮膚は誕生して数日の間、非常に敏感でデリケートなものです。9か月もの間羊水に囲まれて胎内で過ごしてきたので、全く新しい生育環境に置かれたことになるのです。新生児の皮膚はこの新しい環境に慣れるばかりでなく、様々な外的要因にも対応していかなければなりません。
例えば、新生児は衛生上必要なせっけんや洗剤に含まれる化学成分などにも対抗する必要があります。おむつをすることや、服が皮膚に当たることにも慣れないといけないのです。そこで初めての両親たちは、新生児の皮膚を守るにはどのようなスキンケアをしたらいいかを考えるのです。
この記事では、赤ちゃんの皮膚を清潔にして、保湿する方法についてご紹介します。これらのアドバイスを参考にすると、新生児に起こりがちな乾燥肌と皮膚がむけてくるのを抑えることができます。
新生児のスキンケア方法
新生児の肌は胎内の外の世界にまだ慣れていないので、とても敏感です。赤ちゃんが適応する過程で両親が見守ってあげることが重要です。
妊娠中はずっと暗い所で水に囲われ、外的な刺激物がない環境で生きてきたのです。
胎内では、胎脂と呼ばれるワックス状の成分が胎児を感染から守ってきました。そして出産と同時に、急に新生児は異物や不慣れな成分にさらされて、今までの環境とは一変してしまったのです。
そこでこの時期、新生児の皮膚ケアとして次のような4つの要点に注目していきましょう。
- まず最初に赤ちゃんの皮膚が、濡れたり汚れたりしたおむつに長時間接触しないようにしましょう。
- 2つ目に気を付けることは低刺激のベビーソープのみ使うようにしてください。
- 3つ目は赤ちゃんの肌に優しい服を選ぶようにすることと、最後に皮膚の保湿を一日2回行うことです。さらに詳しく見ていきましょう。
ひんぱんにおむつを替える
新生児のおむつをひんぱんに確認して、汚れていたらすぐ替えることが大事です。おしっこやうんちに直接肌が触れる時間を、できるだけ最低限に抑えることができます。そうしないと皮膚に炎症が起こり痛くなります。
おむつは吸収性が良いものを選び、おしりふきは洗剤や化学成分を含まないものが良いでしょう。おむつかぶれにならないように、専用のクリームや軟膏を塗るのも効果的です。
お風呂の時間
生後数日の間は、赤ちゃんの皮膚にできるだけ石鹸を使わないようにしましょう。むしろ新生児の身体は水だけにして、あまりこすらずに優しく流すようにしてください。
もしせっけんを使う場合は、pH数値が4の製品を選ぶと良いでしょう。これだと赤ちゃんの皮膚がこすれる心配がありません。使うとしてもほんの少量だけで十分です。
それから赤ちゃんは週に2回以上お風呂に入れないようにしてください。お風呂の時間もあまり長すぎない方が良いでしょう。
新生児のへその緒には気を付けることも重要です。実際へその緒が自然に取れるまではお風呂に入れない方が良いでしょう。お風呂の後は柔らかいタオルでかるく水分をふきとる程度にして、ごしごしと擦るのは避けましょう。
赤ちゃんの皮膚に優しい服
新生児には100%コットンの服のみ着せるようにしましょう。その他の生地や繊維は、手触りがやわらかくても、肌にはよくないこともあります。
そこで服の外見に惑わされないようにしてください。服を選ぶときは、赤ちゃんの皮膚を守ることが最優先です。
生地の手触りだけで生地を選ばないでください。そしてアレルギー反応や皮膚の炎症を起こすような服は避けましょう。赤ちゃんの皮膚は、合成繊維や染料と接触できる程まだ丈夫ではありません。
もちろん赤ちゃんの服を洗う洗濯洗剤にも気を付けるようにしましょう。
6か月以下の赤ちゃん専用の選択洗剤を使うことをお勧めします。新生児の服だけでなく、赤ちゃんのタオル、毛布、シーツなども同じ洗剤で洗いましょう。そして柔軟剤の使用は避けるようにしてください。
生後数日の間は、赤ちゃんの皮膚にできるだけ石鹸を使わないようにしましょう。むしろ新生児の身体は水だけにして、あまりこすらずに優しく流すようにしてください。
赤ちゃんの皮膚保湿
新生児の肌はかさかさして皮膚がむけやすいです。これは肌の自然なプロセスなので、基本的にはあまり心配しなくてもいいものです。
しかし赤ちゃんの肌を保湿するのに、ベビー用のローションを使うと良いでしょう。これで乾燥による不快さを和らげることができます。
保湿クリームを一日に2回塗ってあげましょう。使用する保湿剤は、肌を柔らかくする赤ちゃん専用のクリームがお勧めです。
最後に、赤ちゃん向きのローションについて、小児科医に相談しても良いでしょう。もちろん赤ちゃんの皮膚の状態について、何か急変があった場合は医師に診察してもらってください。