布おむつのメリットとデメリットを見てみましょう!
使い捨ておむつは、過去何十年もの間、新しく親となる人たちにとっては一番の選択肢でした。しかし、環境に優しく、お財布に優しい別の選択肢があります。私たちの母親や祖母たちの世代に使われていたものの、21世紀に入り姿を変えてしまった布おむつの話です。
布おむつにどのようなタイプのものがあるのか、そしてそのメリットとデメリットについて今回はご紹介します。
布おむつのタイプ
サイズに関しては、布おむつと使い捨ておむつに違いはありません。両方とも、子供の年齢や体重に合わせてサイズがあります。しかし布おむつには以下のような異なるタイプがあります。
- フランネル:とても柔らかく、ボタンやクリップで留めるタイプが多いです。
- 反物タイプ:吸収力を高めるために何層にもなったものです。他と比べると、少し分厚い感じがするかもしれません。
- フラットもしくは成形タイプ:前者は後ろの部分にクリップのある布状、後者は同様ではありますが、赤ちゃんの体のラインによりフィットするように形ができています。
- 調整可能タイプ:使い捨てのものとよく似ていて、伸びるウェストやジッパーがついています。
- 詰め替え可能タイプ:少し面白いタイプですが、吸収素材を挿入することができる口がついています。他と比べて、乾きが良いのが特徴です。
これらのタイプ全てに共通しているのは、汚れが他に移らないようにするカバーがついてくることです。使い捨てのおむつ同様、異なるサイズ、色々な留め方のものがあります。
布おむつのメリット
まず、おむつに関してはもっとも重要とも言えるメリットがあります。値段です。過去数年の間に値段が上昇した使い捨てのものと比べると、布おむつはより経済的です。
もちろん、布おむつをはじめに購入するときにはお金がかかります。しかし、その後は繰り返し何度でも使えますので、長い目で見るととても安くすみます。子供がおむつを必要としなくなるまでの間に、何百個もの使い捨てを購入するのではなく、30個から40個の布おむつを購入するだけで済むのです。
さらに、特に新生児に見られる肌のかぶれに対して、布おむつはとても優しいです。その理由の一つとして、素材に含まれる化学薬品が少ないことが挙げられます。また、素材が柔らかいために擦れることも少ないです。また、吸収量が少ないために、より頻繁に交換されることも、赤ちゃんのお肌に優しい理由です。
また、赤ちゃんの健康に直接は関係しませんが、良いことがあります。それは環境保護に大きな貢献ができることです。赤ちゃん一人がおむつを必要としなくなるまでの間に、自然に分解されることのない素材が2000キロ以上、おむつに使われると専門家は見積もります。
布おむつのデメリット
布おむつの主なデメリットは、言うまでもなく、定期的におむつを洗わなければならないことでしょう。しかし、あなたの予想を裏切るかもしれませんが、ほんの少しの水と中性洗剤でおむつはまた使えるようになります。ブリーチなど、特別な洗剤なども必要ではないのです。
しかしここに、意見の分かれるポイントがあります。世界の水不足がますます悪化している中で、おむつを洗うために水を使うべきなのか?と言う点が、おむつに関する議論の際により頻繁に話題とされています。
さらに吸収力の良くない布おむつだと、漏れる場合があります。そして大抵の場合、赤ちゃんの服を全て着替えさせることになり、おそらくお風呂に入れて洗ってあげないといけないことになるでしょう。
布おむつには初期購入のお金がかかりますが、繰り返し使えるため、長期的に考えるとお得と言えるでしょう。
布おむつ vs 使い捨ておむつ
使い捨ておむつは使い勝手が良く、布おむつよりも吸収力も優れています。お値段はしますが、布おむつよりも長い時間、さらっとドライでいてくれます。
しかし、使い捨ておむつの良くない点は、先に述べたとおり環境への悪影響です。これは、製造時点での天然素材の大量消費と、使用後には使い捨てにされると言う両方の側面に起因しています。
現時点では、使い捨ておむつをリサイクルすることはできず、そのメソッドは開発されてはいるものの、分解までには相当の時間がかかります。
したがって、結論としてどちらのおむつを使うかは、個人の好み、使用環境、コストによると言えるでしょう。親として良く考慮し、自分に最適と思える方を選ぶと良いでしょう。
布おむつは、お金の節約となり環境にも優しいです。しかし同時に、おむつを清潔に保つため、そして赤ちゃんの着替えに時間と手間がかかります。