子どもが食事中に喉を詰まらせたらどうしたらいいの?
親を最も心配させる状況の一つが、赤ちゃんが喉に何かを詰まらせた時です。赤ちゃんは飲み込み方を練習しているところなので、これは意外によく起こることですし、食事中にお子さんが喉を詰まらせた時にどうするかを知っておくことが重要です。
まず第一に、お子さんの喉に何かが詰まった場合、落ち着いていなければなりません。ほとんどの場合、赤ちゃんはほぼすぐに自分で回復することができます。
子どもの顔に息を吹きかけるという行動を取ることもあるかと思いますが、これはお勧めできる方法ではありません。そうすると、お子さんは反射で息をしなくなってしまい、回復するのが難しくなってしまうからです。
なぜ赤ちゃんの喉がつまるの?
おっぱいを飲んでいるとき、とくに最初の6カ月間は、おっぱいを詰まらせることがよくあります。一般的に、赤ちゃんは一生懸命がんばっておっぱいを吸い出します。そしてそれによりおっぱいがよく出るようになります。これは母乳でも哺乳瓶でも同じです。
ですので、赤ちゃんが飲むミルクの量を調整しようとしてあげることが大切です。これは乳首の大きさを変えればいいだけなので、哺乳瓶の方が簡単です。
おっぱいの場合は、与える前に少量搾乳しておくといいでしょう。こうすると母乳の出をゆっくりにすることができます。
新生児が喉をつまらせるその他の要因は、胃や消化器官の問題に関係があります。赤ちゃんが消化器官の逆流に悩まされていると、ミルクが常に逆流し赤ちゃんが喉を詰まらせてしまうのです。
お子さんが生後6カ月になると、離乳食を食べ始めます。この新しい段階では、喉を詰まらせないように大きすぎず、また固すぎないものを与えることが大切です。そしてもちろん、お子さんが食べているときは決してそばを離れてはいけません。
お子さんが食事中に喉を詰まらせてしまったら
お子さんが呼吸しにくくなってしまったら、落ち着いて問題を分析しましょう。赤ちゃんがおっぱいを飲んでいるときの問題はおそらく急いで飲みすぎていることでしょう。その場合、咳ができるようにまっすぐに体を起こしてあげます。ほとんどの場合、赤ちゃんが回復するのにこれで十分です。
問題が続く場合は、お子さんをうつぶせにします。お子さんの顎を親指と人差し指の間において、お子さんの頭を少し低くします。
お子さんの体が頭より上にくるようにします。そうする中で、引力で液体が出てきて、お子さんの気道をあけてくれます。
「ほとんどの場合、赤ちゃんはほぼすぐに自分で回復することができます。」
そのあと、肩甲骨の間を手のひらでたたいてあげます。お子さんが食べ物や何か物体を詰まらせていると思った時にも同じ方法をとることができます。
もしもこの危機が続くようなら、お子さんを仰向けにし、親指でお子さんの胸の中心を押します。常にお子さんが息ができるようにし、意識を失わないようにしなければなりません。
お子さんの唇の色を観察します。唇の周りが紫色になっていたら呼吸ができていないサインです。この場合、救助がうまくいっていないので、119番にすぐに電話しましょう。
喉を詰まらせたときに起こるかもしれないことは?
上で触れた方法がうまくいっていないときにまず起こることは、意識の喪失です。これは酸素の欠乏により起こります。
この場合、お子さんの意識を取り戻すためには人工呼吸を行わなければなりません。お子さんの意識を取り戻さないと、死に至ることもあるので、必ずこれを行うことが重要です。
お子さんが喉を詰まらせる可能性は常に存在しますが、これが起こらないようにできるだけのことをしなければなりません。おっぱいを飲んでいる赤ちゃんの場合は、母乳を与えているとき体を起こしておくのがベストです。フラットに寝かせた状態にしてはいけません。
お子さんが食べ始めているなら、柔らかい食べ物から始めましょう。赤ちゃんが歯茎でつぶし、分解しやすいからです。最後に、必ず水を与えて、飲み込みやすくしてあげましょう。
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