どうやって離乳食を始めればいいの?

まず離乳食を始めるにあたって、最初に覚えておくべきことは徐々に始めるということです。
どうやって離乳食を始めればいいの?
Marta Guzmán

によってレビューと承認されています。 栄養士 Marta Guzmán.

によって書かれた Zuleyvic Adriana Cuicas

最後の更新: 27 12月, 2022

赤ちゃんが6ヵ月になったら、 離乳食 を始める時期です。離乳食への移行をよりスムーズに行うのは、両親にとって重要な課題だと思う人もいるでしょう。

赤ちゃんが生まれてから最初の6ヵ月間は、母乳が赤ちゃんの食事には不可欠です。もちろん母乳育児を選ばない場合は、粉ミルクがその代わりとなります。

一般的に赤ちゃんは生後4ヵ月位で、出産体重から2倍、平均7キロ弱まで成長します。この時点で赤ちゃんはもう既に、離乳食を始める準備ができ始めたと言えます。しかし、かかりつけのお医者さんの指示に従いながら始めるようにしてください。

離乳食 :赤ちゃんにとって新しい世界

まず離乳食を始めるにあたって、最初に覚えておくべきことは徐々に始めるということです。初めてスプーンにのせた食べ物をあげると、赤ちゃんは舌で押し出します。これは極めて普通の反応だということを覚えておきましょう。

赤ちゃんは食べ物を口の奥へ持っていき、飲み込むということがまだ出来ません。それもそのはず、そんなことは今までやったことがないのです。

大人は色々な食べ物を味わうことを楽しみます。しかし赤ちゃんは新しい食べ物を少しずつ取り入れていかないと、どの味も全く新しいものなのです。

赤ちゃんは母乳やミルクよりも固いものは食べたことがないのです。食べることに慣れるまでに時間がかかるのです。

離乳食が固すぎと気付いたら、最初の数回だけ薄めてあげると良いでしょう。その後でもっと形のあるものを試してみましょう。

忍耐:ローマは一日にして成らず

まずはスプーンの半分くらいから始めましょう。食事中も常に赤ちゃんに話しかけて、応援してあげましょう。「美味しそうだね。」などと言いながら食べさせてみるのも良いですね。

赤ちゃんはどうしていいのか分からないかもしれないということを頭に入れておいて下さい。赤ちゃんは理解できず、そっぽを向くかもしれません。口に入れた食べ物で遊んだり、全く受けつけないこともあります。そういう時は、がっかりしないでください。

新しい食事を導入するときは、母乳やミルクを同時にあげるという方法もあります。スプーン半分の離乳食とスプーン半分のミルクを交互に与えてみるもの良いでしょう。

離乳食 導入

赤ちゃんが初めて離乳食を食べれるようになったら、別の新しい食べ物を一種類ずつ導入してあげましょう。そうすることで、赤ちゃんが色々な味を試して食べ慣れてきます。

新しい食べ物を試したら、次の食べ物を導入するのに5~7日は待つようにしましょう。何かしらのアレルギーや食べれないものがあるか確認できます。同じ理由から、この時点では新しい食べ物を他のものと混ぜて与えることは避けましょう。まずは新しい食材をそれだけであげてみる方が良いでしょう。

離乳食を始めたからといって、母乳や粉ミルクを全くあげない訳ではありません。赤ちゃんの離乳食は栄養の補足であって、母乳摂取を補うための食事なので、母乳の代わりにはなりません。

ベビーシリアルを試す

離乳食といえば10倍がゆですが、海外ではベビーシリアルが使われます。お米から作られ、赤ちゃんに必要な鉄分やビタミンBで栄養強化されています。小さな赤ちゃんが必要なカロリーを与えるのに役立ちます。最初は少量のベビーシリアルに、母乳やミルクを混ぜて、赤ちゃんに離乳食としてあげましょう。

哺乳瓶にベビーシリアルを入れると、のどをつまらせる危険があるので気を付けてください。さらに医師の指示以外で、赤ちゃんにベビーシリアルを哺乳瓶で与えると、体重が増えすぎる心配もあります。

野菜と果物に移行

一般的に赤ちゃんに離乳食を与えるとき、一種類の穀物だけを導入するのが基本です。

ただ、どういう順序で与えたらいいのかというのは、特に決められていません。それでもやはり穀物から初めて、それから野菜や果物へと新しい食べ物に移行していくのがお勧めです。

離乳食 :野菜の導入

赤ちゃんが小さい時から野菜を食べることに慣れさせると良いでしょう。ご存知のように幼児や子どもは野菜嫌いが多いものです。しかし赤ちゃんはわりと簡単に野菜の味にも慣れる傾向があるので、それを利用しない手はありません。

まずはお昼ごはんで野菜を導入すると良いでしょう。その後は果物のピューレを朝食や午後のおやつにあげることもできます。

子ども各自の成長ぶりに合わせる

新しい食べ物をあげるときに、子どもが泣いたり顔を背けているのであれば、強制して食べさせることは避けましょう。何度も食べたがらない反応を見せる場合は、母乳やミルクのみにまた戻って、離乳食は少し延期しましょう。

もう少し後に離乳食を与えるようにしましょう。子どもに食べさせるのは、時間をかけてゆっくりと慣れさせるものです。母乳やミルクで必要な栄養は取れているので大丈夫です。

将来子どもが体に良い様々な種類の食事を楽しむようになるには、小さい頃から色々な食べ物を食べることを習慣付けるのが重要なのです。さらに子どもが食べる量をどう調整するかを教えるのもこの時期です。

欲しがる以上に赤ちゃんに食べることを強制しないで、お腹がいっぱいになったという感覚を覚えさせると良いでしょう。そして離乳食を食べ終えてもまだお腹が空いているときは、おかわりをあげるか、母乳または哺乳瓶のミルクをあげてお腹を満足させてあげましょう。


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