赤ちゃんに良いサツマイモについて
サツマイモをお子さんの食事に取り入れてあげると多くのメリットがあります。これは消化もしやすいし、赤ちゃんに必要な栄養もたくさん含んでいるのです。
今日の記事では、そんなサツマイモの良いところをご紹介したいと思います。
お子さんの食事にサツマイモを取り入れる利点
サツマイモは素晴らしいエネルギー源であるだけでなく、ビタミンCを豊富に含んでいます。消化もしやすいので、お子さんは早くて生後6カ月からサツマイモを食べ始めることができます。
また、サツマイモには甘みがあるのも良いところです。これが「スイートポテト」と呼ばれる由来ですよね。お子さんは新しい味を拒否しやすいですが、この甘さは子どもの味覚には魅力的にです。
しかし、これはサツマイモの良い部分のほんの一部にすぎません。さらにその効果を見ていきましょう。
サツマイモは免疫力を高める
サツマイモにはたくさんのビタミンCが含まれています。ですので、その抗酸化成分がお子さんの免疫力を高めることに役立つのです。
これは小さな子どもにとってはとても大切なことです。この時期には風邪を引かないように何らかの対策が必要ですが、サツマイモを食べることで風邪を引いたりその他の伝染性の病気にかかる可能性を減らすことができるのです。
サツマイモにはビタミンDも含まれている
ビタミンDは身体にとってとても重要です。これは力を与えてくれて、骨を強くしたり、心臓にも良い効果があるからです。このビタミンは「日光ビタミン」としても知られていて、子どもの成長と発達のために重要な要素です。
サツマイモには高カロリー
大人と違い、赤ちゃんは体重を急激に増やします。生まれて最初の1年は特にそうです。この時期には、赤ちゃんは人生のどの時期よりも速く成長するのです。
平均で身長は25センチほど伸び、体重は生まれたときの3倍になります。そうなるためには、赤ちゃんには十分なカロリー摂取が必要です。
サツマイモには、100グラムあたり約90カロリーが含まれています。ですので、サツマイモはお子さんが体重を増やすのにベストな選択肢の一つなのです。
サツマイモからはビタミンAもとれる
すでに紹介したビタミンに加え、ビタミンAも豊富に含まれています。実際、サツマイモに含まれるビタミンAはニンジンに含まれる量とほぼ同等なのです。
このビタミンが生成するベータカロチンは視覚の問題や様々なタイプのがん、心血管欠損などを防ぐのに役立ちます。
ですので、オレンジ色のサツマイモの方が、黄色や白のものよりも効果的です。
サツマイモは妊娠中にもぴったり
サツマイモは葉酸も身体にたくさん与えてくれるので、妊娠中にもぴったりの食べ物です。これは、このビタミンを特別多く必要としている方には特におすすめです。
さらに、葉酸は脳の機能を高め、特定の病気の予防にも役立ちます。
サツマイモの調理法
他にもサツマイモの素晴らしいところは調理法がたくさんあることです。しかし、お子さんがサツマイモの利点を最大限に取り入れるために、以下のガイドラインを参考にして調理してみましょう。
- サツマイモを調理する際は、水をあまり使わないようにします。これは水が岩塩の一部を吸収してしまうためです。しかし、サツマイモの栄養分の大半は内部にあります。
- お子さんに与える前に、サツマイモを洗い、皮をむきましょう。そうすることで消化しやすくなります。
- 他にも、サツマイモを蒸すのも良い調理法です。この方法だと、栄養を最大限に残すことができます。
- お子さんが生後6ヵ月になってからは、サツマイモをグリーンピースやウリなどほかの材料と合わせることができます。
- サツマイモを使ってピュレを作ることもできます。味付けにオリーブオイルを少々混ぜましょう。しかし、お子さんが最初の誕生日を迎えるまでは塩を入れないようにしましょう。
離乳食を始めるまで、なぜ6か月待たなければならないの?
お子さんにサツマイモを与えるまでに、お子さんが生後6か月になるまで待たなければなりません。それより前は、赤ちゃんはお母さんの母乳か粉ミルクから必要な栄養をとります。
さらに、この頃に食事を導入した方がアレルギー反応がずっと起きにくいのです。また、離乳食を早く与えすぎると、赤ちゃんは眠りにくくなってしまうかもしれません。
赤ちゃんの成長と発達には適切な栄養が欠かせません。ですので、子どもに与える食べ物に特に注意を払うよう心がけましょう。
離乳食を導入する際にはサツマイモは素晴らしい選択肢になることを覚えておいてください。
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