赤ちゃんに新しい味にトライさせる方法:ヒントとコツは何?
生まれて最初の数か月は、お母さんのミルクだけで十分な栄養素を赤ちゃんは得ることが出来ます。ですが、ある時点から食べ物からの栄養分も必要になってきます。今回はそれの助けとなるヒントをご紹介します。
未知の食べ物を拒絶する
少しずつメニューの種類を増やし、赤ちゃんも新しい味にチャレンジする機会がどんどん増えていきます。
こちらもご覧ください 6か月から9か月の赤ちゃんへの離乳食レシピ
新しい味を楽しむ子もいれば、嫌がる子もいます。たとえ嫌がっても我慢強く見守りましょう。平均的に15回食べて初めて、その味に親しみ好むようになります。
また知らないものを恐れるのは赤ちゃんに限ったことではありません。大人だってそうです。新しい食べ物に挑戦するのは怖いですよね? 子どもは大体5歳程度になると、その恐怖心に自然と打ち勝てるようになります。
人を見て学ぶ
親は赤ちゃんにとっての見本です。家族の行動は赤ちゃんに大きく影響します。大人が新しい食べ物を喜んでトライすれば、子供もそうなるのです。
赤ちゃんに食べて欲しいと思うのなら、まずは自分が食べて見せてあげましょう。 両親を「真似る」という行動は、自信と安心に繋がっています。
赤ちゃんが新しい味にトライするためのコツ
食事の時間は楽しく幸せなものでなければなりません。また幼い頃から、ヘルシーな食事を楽しむことも教えてあげましょう。
無理に嫌がるものを食べさせれば、その食材を嫌いになってしまいます。赤ちゃんの好きな味も知っておくべきです。
好きな食べ物を省いてしまうのではなく、新しい食材やあまり好きでないものと組み合わせて出すようにしましょう。食材は栄養分のたっぷり入ったものを選ぶようにすることも大切です。
見た目も大切
新しい味にトライしたい気持ちにさせるには、色合いも大切になりま。食事はまず「目」で見ることから始まります。見た目があまり良くないと、赤ちゃんもあまり食が進まないかも知れません。
ある食材を嫌がるのは、なにも味ばかりではありません。見た目やそこから受けた気持ちが嫌だからという事もあります。
例えば果物のバナナなど見た目が良いでしょう。小さく切ってもいいですし、そのまま出しても良いかもしれません。ですが歯が十分に生えていない赤ちゃんの場合、噛むのが難しいかもしれません。
果物をピューレにすると見た目はあまり良くありませんが、食べやすくはなります。
赤ちゃんに体験させる
新しい食べ物を嫌がるのは、その果物や野菜が好きでないからというわけではないかも知れません。
食器に問題がある場合もあります。最初は手づかみで自分で食べさせてみても良いでしょう。
こちらもご覧ください 子どもに食べ物で遊ばせてもいいの?
避けるべきもの
親の中には、食べ物を好きになるようサポートするどころか、逆効果になる行動を取る人もいます。あまり方法を良く知らないからという場合が多いようですが、イライラしたり上手く思うように食べてくれないという気持ちがそうさせることもあります。
最も多い誤りが、子供の気をそらしながら食べさせる方法です。例えばテレビやユーチューブなど。ですが食べる時には「食べる」ということにしっかり集中させることが大切です。家族との時間を楽しみながら食べましょう。
そして最もひどい誤りは、赤ちゃんに無理やり食べさせることです。赤ちゃんの口に無理やり押し込んで、しかも飲み込む十分な時間を与えません。
赤ちゃんにとって辛く、苦しい思い出になってしまいます。また食事に罰や褒美を与えるべきではありません。とても不健全な習慣です。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Aurora Lázaro Almarza, Benjamín Martín Martínez. Hospital Clínico de Zaragoza. Alimentación del lactante sano. https://www.aeped.es/sites/default/files/documentos/alimentacion_lactante.pdf
- Aepap.org. Alimentación de 6 a 24 meses. https://www.aepap.org/sites/default/files/alimentacion_6-24m.pdf