出産後の母親は警戒状態になり赤ちゃんを守る
出産直後の女性は注意深くなり、意識が常に鋭くなり、母親が警戒状態に入ります。本当は必要な睡眠でさえもさておき、警戒睡眠のように眠りにつかない母親になります。
母親になる女性の神経認知機能は、常に稼働した状態で、目を閉じて休んでいても母親が警戒状態にあります。
これは細胞の入れ替わりによって起こる、母親独特の現象です。この状態の女性は圧倒的に心と身体が強くなり、勇気と忍耐力を備え持っています。
母親が警戒状態で眠りにつかない理由
警戒睡眠と言われるのは本当です。自然世界において、眠りにつかないと断言するのは無謀かもしれません。
睡眠は生理学的な状態で、生命体は一定時間の睡眠をとって元気を取り戻すようにできています。
眠りにつかない母親について、それがたとえの表現だとしても、どのような根拠に基づいているのか、調べる価値がありそうです。
女性が母親になると、周りの環境と完全に切り離した状態で休む、という事を必要としなくなります。
出産を経験した女性の生活は、その時点から毎晩ゆりかごを中心に回っています。
赤ちゃんのちょっとした動き、うめき声、寝息までも母親は感知できます。 眠りについたばかりでも、すぐにぱっと起きることができるのです。
赤ちゃんのことになると、見ていなくても聞こえてきて、誰よりも赤ちゃんを理解できる技を持ち合わせています。
常に母親が警戒状態でいる理由
常に母親が警戒状態でいるのは事実です。毎日の養育以外に、どんな予想外な事が起こっても対応できるように、準備万端でいるのです。
- 赤ちゃんが母乳を欲しがっている。
- 目を覚ましてしまい、また寝付かせて欲しくて泣いている。
- ゆりかごから出る度に、乳児はママに抱っこしてほしい。
- おなかが痛くて赤ちゃんは泣いている。
- おむつを替えて欲しい。
- 予防注射のせいで調子が良くない。
赤ちゃんが助けを求める時、必ず登場するのが母親です。赤ちゃんがどうしてほしいのか、どうしたら赤ちゃんが心地よく安心するのか、母親はよく分かっているのです。
母親には時間外という概念はありません。たとえそれが夜中の2時でも、子どもが必要としている時はいつでも助けにやってきます。
出産後の母親が警戒状態になり赤ちゃんを守る技
母親が警戒状態なのは、それがごく自然な事だからなのです。母親は底から湧き上がる力を持っていて、倒れてしまいそうに疲れていても、頭で考えられない程ストレスが溜まっていても、無関係にものすごいパワーを発揮できます。
その圧力が強すぎて、悲観的になる時もあります。出産前の生活とあまりにも変化が大きすぎて、何だか悲しくて泣きたくなる日もあります。
母親なら分かるでしょうが、出産後も妊娠中と同じくらい感情の起伏が激しくなります。この悲しみが襲ってきても、勇気を振りおこして、涙をぬぐって、自分を元気づける事ができるのです。
落ち込んでいても、そこからまた笑顔に復帰できるようになり、赤ちゃんという喜びの感覚を取り戻します。
この母性本能は生まれながらにして女性だけに与えられるものです。赤ちゃんの泣き声やうめき声、笑っている声も全て自然に耳に入ってくるのは、愛情に他なりません。
極度の疲労で落ち込むこともあるでしょう。でも両足でしっかり立ち上がり、自分の子どもである1人の人間をこの世に産み出した事に、感謝の気持ちでいっぱいになるのです。
偉大なる母親の力は本当に特別です。何年もの間、警戒状態を持続して、それでも愛情たっぷりで美しくいられるのです。
昼も夜も自分の願望はさておいて、小さな赤ちゃんのために尽くしてくれます。世のお母さん方、その誠実な心持ち、しっかりした態度、限りない忍耐力を持って、日ごろから自分を犠牲にしてまで子どもを愛するお母さんに、心から感謝いたします。
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